Kazz zzaK(+あい。)

05 16, 2012

ダブル・レインボー

0 CommentsPosted in 日々の日記
SDIM1243.jpg
来週の21日には金環日食がある。

朝7時頃らしいのだが月曜日で仕事なので必然的に起きているだろう。それほど興味という興味は無いのだが、珍しい現象なので是非見てみたい。問題は天気だ。

美しい自然現象の代表が「虹」だろう。夕立が上がったりしてふと空を見ると稀に虹がでることがある。
虹自体はそれほど珍しい現象ではないが、2重の虹は自分的には珍しい。つい先日のことだ。

薄くて見えずらいが、上にもうひとつの虹が出ている。
ちょっと記憶にないのでのせておこう。

05 12, 2012

宙に浮いた臨春閣平面図。三渓園リベンジ失敗。

0 CommentsPosted in 古な世界。
臨春閣 Rinsyun kaku
Kazz日本全国古(いにしえ)の旅
screenshot_94.jpg
臨春閣平面図 CG kazz zzak(+あい。)

さて、・・・

五月病などというものに全く縁遠い自分です。
その証拠に今回かなり時間をかけて予告通り「臨春閣」の平面図を作りました。あっ、仕事ももちろん頑張ってますよ。(笑)
「作った。」といってもまだ途中なのですが・・・。
見てもらえばわかるように、平面図と言っても当ブログのことですので、ただの平面図じゃございません。
もちろんCGですので動きます。そして、写真の濃い部分。写真ポイントや見所にスポットライトがあたってます。(笑)
これを実写とリンクさせ、いつものように素人視点であらゆるところまで掘り下げて見たかったのですが・・。

さておき、こう見ると桂離宮同様臨春閣も「雁行」型が非常にきれいです。
それにしてもこの原三渓という方は凄い人だ。
とりあえず、臨春閣に限って言えば・・・。
まず、よくよく調べるとこの臨春閣はオリジナルからある意味程遠い状態で現存しているのだ。
つまり、改造建築。
大きな変更点は2点あり、ひとつは建物自体のレイアウト。
もともと紀州徳川家の別荘だった臨春閣(名前もオリジナルではない。)は現在の三渓園に移築されたとき、原三渓自らが現在の雁行型に変え据えたのだ。
そして、もう1点は屋根葺きだ。
オリジナルは瓦葺きであったのだが、現在は板葺き(桧皮)に変更している。
これも原三渓の指示であったという。

確かに、もともとは個人の所有するところであるので、どうしたってかまわないと言えばそうなのだが、ごく普通に考えれば、こうした建築は出来るだけオリジナルを保とうとする。それが、元々の建物の価値というものである。
ただ・・・・・。
ごく稀に建築に限らず素晴らしいアレンジによりオリジナルの魅力が一層輝く場合がある時がある。
臨春閣の場合はどうだろう・・。
臨春閣5-5
・・・まさにこれがオリジナルであったかのような佇まい・・。
例えば建物のどこをどう変化させたのか、言われれば気づくかもしれないが、ちょっとわからない。
また、もともとどういう瓦が葺かれていたのか解らないが、臨春閣は桂同様全体の線が細いので瓦葺きは似合わないんじゃないかとも思う。大きな変更点があるにもかかわらず成功している少ない事例の一つではないかと個人的に思っている。
素人が言うのもなんだが、やはり原三渓という人は只者ではない。
screenshot_95.jpg
三渓園というと、ブログなどでも結構取り上げている方が多いのですが、どうせなら自分のところはそういう意味で同じにしたくないというのがあり、以前桂離宮のさわりをエントリーしたときにも
「個人的な興味を優先とし、他のところがやらないようなガイド的なものを含めて細々とエントリーしたい。」と言ってきた。
まぁ、それ自体は希望であって出来るかどうかはわからないし、それ自体に意味があるのか判断するのは見に来てくれている方なので
あくまで「そういうつもりでやる。」という前提。
・・と、まぁ、意気込んではいたのですが、結局、

そこに行かなければ話は始まらない。(笑)

・・というわけで、表題通り、三渓園リベンジ、

失敗です。(泣)来年公開までの宿題とさせてください。

がっくり。


05 05, 2012

日本一危険な国宝29

0 CommentsPosted in  投入堂 完全解剖【CG】
三徳山 三佛寺 投入堂(完全解剖 製作編)18
Mitokusan Sanbutsuji Nageiredou (kanzenkaibou-seisakuhen) 18
Kazz日本全国「古(いにしえ)」の旅
投入堂 断面2
ⓚCG Kazz zzaK (+あい。)

さて・・・、
前回の更新からかなり経ちました「投入堂・日本一危険な国宝」シリーズです。
え〜・・早速ですが、
扉写真の状況・・わかります?
こういったのは本当は完成してからじゃないと意味ないのはわかってるんですが・・・。
ちょっと、今回は内容が地味なもんで、インパクトのある画が欲しいと思いまして・・・。(笑)
投入堂の東半分の立体断面を持ってきました。
「立体断面。」
立体断面。この言葉があるかどうかわからないのですが、通常断面図というと2Dが基本なのですが、CGなので断面図でありながらやや傾度がついた状態だとか、色々試すことができます。
投入堂断面2
諸々の調整はあるとしても、気になる投入堂の内部を含めた断面はこんな感じです。
写真は投入堂身舎南北方向側。やや西側を切ったところです。投入堂が建つ斜面は角度を合わせてありますが、奥行きについては現段階では不明なので残念ながら適当に作らざるを得ませんでした。
いずれ作らなければならない投入堂が収まる岩肌を含め、全域にわたっての崖の奥行きに関しても頭が痛いところですが、暫定ですので少し詰めて作ってあります。おそらくですが、実際はこんなもんじゃなく、入り口部分も含めもう少し広くスペースがあると思います。1.5mから2mはあるのではないでしょうか。
断面を新レンダーで画像生成すると、モデリングや細部のツメの甘さが一気に露出してまだ細部を見せられないのですが(笑)完成した暁にはデータ派の方にも満足していただけるようなこういう遊びをどんどんやっていこうと思います。
ちなみに写真の色。やけにシアンっぽいのですが、ワザとです。(笑)

さて、話は変わりますが、4月から投入堂の今年度の修行も解禁され、初めて投入堂を目の当たりにした方も多いと思います。
投入堂に感動するのはもちろんのこと、道中にある文殊堂と地蔵堂の縁周り、高所恐怖症の方以外は体験したと思うのですが、いかがでしたでしょうか。一般的にもあの浮遊感たるや相当のものだったと思うのですが、これは改めて言うことも無く、
「あるもの」が無いからです。
言わずもがな、その「あるもの」とは、

そう、「高欄(勾欄)」(こうらん)です。

高欄とは言わば一種の「柵」のようなもの。
確かにあれだけ高所にある危険きわまりない文殊堂と地蔵堂になぜ高欄が無いのか不思議に思ったものですが、実は、かつて地蔵堂には(文殊堂は不明。)高欄がありました。
地蔵堂今昔
左は昨年2011年の地蔵堂。(右はちょっと時代がわからない。)
この地蔵堂に写っている高欄はオリジナルでななく明らかに後付けと思われるものでありますが、やはり昔の人も
「こりゃ、あぶねえな。」
と思ったのでしょう。
近年、この文殊堂や地蔵堂での事故は聞きませんが、昔は現在ほど三徳山の入山が厳しくなかったようですし、子供の遊び場であったという話も聞きます。もしかしたら記録に残らない事故が多発しての対応策だったのかもしれませんが、いずれにしても高所にある三徳山のお堂にとって、「高欄」は切っても切れない建築部材であったことに間違いはないでしょう。

さぁ、というわけで、今回の日本一危険な国宝完全解剖編は、この「高欄」について考えます。
といっても、オチがあるわけじゃございませんが、完全解剖編なのであらゆる部材に焦点を当てていきます。
あまりマジマジとは見ない投入堂の「高欄」をエントリーしてみます。

では、いってみましょうか。
法隆寺卍崩し
さて、この写真は奈良・法隆寺五重塔の高欄です。あまり似つかわしくなく、好きになれない・・。

一概に高欄と言ってもその形状は様々で、建築用語的には単純に「柵」という意味合いで片付けられている高欄も個人的にはそれ以外に「ある種重要な意味を持つ」部材ではないかと思っています。

例えば、「高欄はなぜ横木3本で構成されているか?」
単純な「柵」という観点からだと、「別に5本でもいいじゃないか。」または、「1本でもいいでしょう。それより縦の木をたくさん入れなさいよ。」
柵=安全策。ということであれば方法はいくらでもあるわけです。

深読みして意味付ければ、その3本に、地覆=地、平桁=中空(己自身)、架木=天 などというように、もしかしたらそれぞれの意味合いがあり、3本で構成されているのかもしれません。
もっとも、代々の継承で建築している場合は特に意味も追求せず、「こういうものである。」として作ってしまう場合も往々としてあり、本当のところは、全く意味がないものか、またはあるのだけどよくわからず受け継がれてきたのか、わかってるけどあえて拘らないのか。
制作者を含め他の方はあまり気にならないのかもしれませんが、自分的に何となく気になり調べているのですが、良く解らないのが実情です。単なる・・ってこともありそうです。

そう考えると高欄一つにとっても奥が深いもので、建築的にその時代の流行を追うと、「いついつの時期のもの。」というように専門に研究されている方もいるかと思います。
実際、上の写真のような法隆寺五重塔の「卍崩し」の高欄といった特殊な例を含め、様々な高欄の存在を考えると、やはり、「たかが高欄、されど高欄」というところでしょうか。
ですが、素人である自分がそこまで深く考察すると、また例のごとく延々と書くことになり、まとめられないまま終わってしまう可能性が高いので、(笑)高欄そのものについての掘り下げは適度にして、ここでは投入堂の高欄を基本に、まずはザッと見ていくことにしましょう。
高欄1-1
「ザッと」とは言え、一から勉強すると結構最初からお話ししなくてはならなくなります。
とにも、かくにも、まずはちょっとそのパーツ構成と名称を見ていきましょうか。

・・というわけで、デザイン的には様々ありますが、まずは考えられる高欄関係のパーツを一気に集めます。もちろん、こういう高欄は無いです。(笑)

【擬宝珠】 ぎぼうしゅ・ぎぼし(黄) ※黄色だとベースの白とカブって字が読みにくい。
【欠首】・・・・・かきくび(青)
【篠】・・・・・・しの(グレー)
【親柱・擬宝珠柱】おやばしら ぎぼしばしら(黄緑)
【架木】・・・・・・ほこぎ(赤)
【平桁】・・・・・・ひらげた(オレンジ)
【地覆】・・・・・・じふく(黒)
【逆蓮】・・・・・・さかばす・ぎゃくれん(ピンク)
【栭・通り栭・込み栭】・・たたら とおりたたら・こみたたら(紫) 
※架木まで抜けている縦材が通り栭。平桁で止まっているのが込み栭。また、架木まで抜けている縦材を斗束(とづか)と呼ぶ場合もある。


名称自体は本などによりやや違う書き方をしている場合もあるようですが、大体このような名称であります。(※間違えたらすいません。)

高欄というと大体、セットで記述されるのが、擬宝珠。(ぎぼうしゅ・ぎぼし)
親柱の先端に付属するカブラのようなものだが、この擬宝珠にも様々な形状があり、出来にも色々謂われがある。
千利休と古田織部の「擬宝珠」に纏わるエピソードは有名であるが、やはり焦点は、
「どこどこの擬宝珠はその形状が素晴らしい。」
とか、その類いの話である。自分も改めて擬宝珠を比べたことなどなかったが、最近の旅行では注目するようになった。確かに素晴らしい擬宝珠がある。
一方で和様のカブラ型に対し、禅宗様はいわゆる閉じた蓮の花を天地逆にした「逆蓮」型。
高欄 逆蓮
写真って撮っておくもんですね・・。逆蓮をどこかで撮影したはずなのだけど、見つからない。(泣)

この逆蓮は擬宝珠に比べ意匠の自由度がありバリエーションが豊富。見つけたらよ〜く観察しておいてください。素晴らしい意匠の逆蓮が結構あります。
和様と禅宗様からすると一般的にそういわれているのですが、稀に関係なくなっているのもあるようです。ちなみに昨年訪れた四国の豊楽寺なんかは建物は明らかな禅宗様建築でありながら高欄は和様。五重塔のような和・禅宗混合階層のようなものなのだろうけど、正確にはちょっとわからない。
高欄11-4
そして、投入堂の高欄のポイントとなりそうなのが、この「栭(束)たたら(づか)」
一般的に地覆から垂直に架木まで抜けているのが、「通り栭(とおりたたら)」平桁までで止まっているのが「込み栭(こみたたら)」というそうです。これは知りませんでした。
高欄1-47
中でも気をつけたいのが通り栭で、この先端は時代によって(?)斗形になっていることです。
投入堂にももちろんこの栭はありますが、斗形ではないようです。

ところで・・・。
今回に限り擬宝珠や逆蓮などの名称や由来などはこれまでとし、深く掘り下げないようにする。

なぜなら、
投入堂に、これらは・・・・無い。(笑)

それでは、長い前置きを経て、投入堂の高欄をじっくり見ていこう。
投入堂 高欄
そして、こちらは本物の投入堂の高欄。
投入堂の高欄は極めてシンプル。
構成される部材は、架木・平桁・地覆の一連の水平材と、通り栭、込み栭の垂直材、それに釘だ。
繰り返すが、独立した親柱は無く、もちろん擬宝珠の類いも無い。
現在の素木仕様と相まって、より一層そのシンプルさに磨きがかかっているようだ。
「う〜ん、これだけシンプルだと、投入堂独自の拘りってないのかぁ。」
色々凝視してちょっと気がついたことがある。
・・まぁ、当たり前と言えばそうなのかもしれないけど。
ネタがないので常識的なことをあえて力説させてもらおうか・・。(笑)
この高欄は投入堂ならではとでもいおうか、ちょっとした工夫がしてある。
(尚、地覆の上面ラウンド加工について、ここから先は写真検証で、実際に見た訳ではないので部分的にやや本人の想像が入ります。)
高欄1-911
早速ですが、これは投入堂の高欄を単純化したものだ。
茶色が投入堂の床部分であるが、床、地覆、平桁、架木をただ単に順に取り付けていくとエラいことになるのです。
・・あれ、もうわかっちゃいました?
投入堂高欄1-11
そう、これは以前も書いたのだが、投入堂の縁、つまりデッキ部は北側及び西側共に全て約2度外側に傾斜している。
上の写真はわかりやすいように、あえて床をかなり傾けているが、このまま地覆を床に平行した角度で組み付けるとご覧のように上部にいくに従って垂直材が傾く。
お分かりのように例え2度という角度でも、放射線状に距離が離れるに従って収まるべきところに収まらなくなるので材(つまり、栭)は基本的に垂直に建てなければならない。

で、結局投入堂の場合どうしたか?
投入堂の場合、これを回避するために、見た目の意匠とともに違和感をなくすため地覆のみ上面を大幅に面取りしている。
これは通常拝観が下方向からに限られている我々からの視線では殆どわからない。
投入堂高欄1-14
ちょっと極端に図解するとこうなる。
地覆のみ板に乗ったカマボコ型(本物はもうすこしRが緩やか。)にし、なおかつラウンド部の中央を縦軸に合わせるという細かい仕事だ。手前側のみならず、全面を削っている。架木も面取りはしてあるが、写真資料から見るとそれよりもしている感じだ。
投入堂高欄1-16
ただ丸くすれば良いという訳じゃなく、角度が付いている分ホンの僅かだが手前と奥の丸みの距離が対象ではない。奥の方が微妙に長い。この図では極端に床の角度を付けているためかなり違うように見えるが、本物はかなり微妙な差だ。もちろん角度を計算して角があるまま組み付けても何の問題も無いのだが、意匠的に地覆の角が気に入らなかったのだろうか、こういうところに細かい拘りを感じる。
投入堂高欄1-55
では、次に投入堂の「栭」(たたら)」そのものを見ていこう。
投入堂は通り栭が北面7、込み栭が5。西面が通り栭5、込み栭が3だ。(写真では西面の死角に通り栭が2あります。)
一目瞭然だが、東面には遮蔽施設と思われる格子があり、高欄自体は北面と西面にしかない。
栭は込栭(こみたたら)はちょうど徳利のような形状をしている。
先端部は写真で見る限りコの字の斗形ではなく、架木を平受けしているようだ。
CGではエッジが効いて「いかにも」という感じだが、本物は結構風化がキテいる。
投入堂高欄3
あと写真を見て気がついたのだが、この一連の栭は風化具合のせいなのかもしれないが、現存のものを見るとひとつひとつ微妙に形状が違う。当たり前だが、このような細かいRを多用している部材は職人の手作業で制作しているので、似ているようでもひとつとして同じものは無い。永年の風化による痛みでそれが微妙な差となり、現存する部材に現れているのかもしれない。
投入堂 高欄1-14
シンプルでなおかつ意匠的にも優れた投入堂にはやはりシンプルな高欄がよく似合う。
よけいな装飾はいらないだろう。
あと、投入堂豆知識。気がつきましたでしょうか。投入堂の縁板(南北方向21枚)の各材の幅は実は一定ではありません。バラバラです。特に西側の方が幅が詰まってきてます。
投入堂高欄11-14
栭のピッチは等間で約45センチ。身舎のセンターにピタリと合いますが、地形的な問題から前面(北側)ど真ん中の柱からは外れます。
高欄1-50
さぁ、最後になりますが、投入堂の高欄の高さはどのぐらいであろうか?

文殊堂や地蔵堂の浮遊感から比べると、投入堂は柱も視線内にあるし、結構浮遊感と言う点では阻害されてるんじゃ・・。
と、思いがちなんですが、図面上で確認すると、北側縁板(床)から架木までの高さは、

「約45センチ」(!)

おおっ、低い・・。

180センチの身長だと大体膝下だ。
これは、存在(あ)って無いようなもの。
投入堂は北側面のみが開けており、こと視界の良さや浮遊感などでは文殊堂や地蔵堂に一歩譲る(景色を楽しむ観光じゃなく、あくまで、修行です。笑)と考えていたが、やっぱり凄いんでしょうね。

また、投入堂が文殊堂や地蔵堂などと浮遊感と言う点で決定的に違うところ、ご存知でしょうか?
答えは、「床」です。
文殊堂や地蔵堂の縁板は隙間無く「ピタリ」と張られていますが、投入堂は全周隙間が空いてます。人間の視覚効果と心理効果を巧みに狙ったものといえるのではないでしょうか。
かくいう自分も上がった訳じゃないんですけど。(笑)


と、いうわけで、今回の完全解剖編いかがでしたでしょうか。
結構地味な部材である「高欄」に焦点を当ててはみましたが、思いのほかネタが空回り気味だったような気がします・・。

ただ、ひとつ感じたことがあります。

例えば、文殊堂や地蔵堂にしても、なぜ高欄が無いのか?
あのような場所に柵があると人はかえって甘えてしまう。
「ああ、守られているから大丈夫だ。」
もちろん「守る・安全」ということを考えれば高欄はあった方が良いのかもしれません。
ただ、そうした枠を取り払うことにより、人は自らの神経を研ぎすまし、自分を守ることができるのかもしれません。
文殊堂と地蔵堂を廻る時、自分はもちろんのこと、周りの人にももの凄く気を使います。
お互いが充分に他人を思いやる気持ちがあるからこそ、あのような場所でも事故が起こらずにいるのではないでしょうか。
現代社会の縮図と相反する貴重な場所。
守られているものはたくさんあるけれど、それに甘えず精進を続けなさいという戒めであろうか。

高欄の無いあの場所で、自分はそんな一端を見たような気がします。


ⓚAll Rights Reserved. CG Kazz zzaK (+あい。)
04 30, 2012

京都リベンジ失敗・・につき、三渓園 臨春閣リベンジ。

0 CommentsPosted in 古な世界。
三渓園 Sankeien
Kazz日本全国古(いにしえ)の旅
R0011958.jpg
三渓園 旧天瑞寺寿塔覆堂

さて、今年はサクラには縁はあったんだけど、「京都のサクラ」には縁が無かった。
結局行けずじまい・・・。
前回のエントリーにも書いたが、京都「サクラ」リベンジは見事失敗に終わった・・。
だけど神代ザクラを見ることができたので良しとするか。

連休はだいたいどこに行っても凄い人出だ。
・・かといってどこにも行かないというのも寂しい。
ではどこに行こうかと考えたときに、「そういえば・・・。」と思い出したのが、神奈川県にある三渓園。
ここ三渓園は東京在住の自分にとってはかなり近い距離にあるのだが、なぜだか行ったことが無かった。
それでもひょんなことから昨年足を運んだところ、思いのほか素晴らしいところだったので絶対に行こうと決めていた。
臨春閣1
まぁ、それには明確な理由があって、
この三渓園には「臨春閣(りんしゅんかく)」という建物がある。(紀州徳川家 別荘)
これが素晴らしい。
以前も当ブログでこの「臨春閣」はエントリーしたのだが、この建物が豊臣秀吉政権下の聚楽第遺構のひとつであるのではないか?というのは有名な話だ。
西本願寺の飛雲閣、大徳寺の唐門、そして、この臨春閣が聚楽第の遺構と言われている。
臨春閣2
・・ただ、自分はそうは思っていない。・・実際違うようです。
残りの二つに比べて、この臨春閣はあまりにも地味。(笑)
とても秀吉好みとは思えないのだが・・・。


まぁ、それは置いといて。
ここ臨春閣は一年に一度の今頃、期間限定で建物内に入ることができる。
今年はGW始まりの2012年4月28日(土)から5月6日(日)までの特別公開だ。
昨年この臨春閣を訪れた際はギリギリでそれが終了していて非常に悔しい思いをした。今年はしっかり確認しているので大丈夫。
とかくこの臨春閣は、桂離宮と比較されたりもするが、この臨春閣がどのような建物か完全に把握できていないので自分としても細部が確認できるのは非常にうれしいし楽しみだ。
ちなみに、ここ臨春閣は内部も写真撮影オッケイのようだ。(ストロボ不可)重要文化財だけあって素晴らしいだけにじっくりと見ておきたい。
また、聴秋閣の遊歩道も解禁される。こちらもやや上から撮影できるチャンスなので押さえておきたい。
R0011991.jpg
ちなみにここ三渓園は、上の臨春閣や聴秋閣をはじめ重要文化財建築が10棟もある。
扉にも使った旧天瑞寺寿塔覆堂(きゅう てんずいじ じゅとう おおいどう)は豊臣秀吉が建てたと確認できる結構少ない現存する建物の一つでかなり貴重なものだ。

今年のGWはカレンダーも良いので出かける方が多く行楽地は何処も賑わうことであると思う。
自分の性格からこうした休みにはあまり出歩かない方なのだが、こいつは期間限定ということもあり足を運ぶことになる。

SD1 merrill全開で撮ってこよう。



04 28, 2012

GW突入。

0 CommentsPosted in 日々の日記
投入堂 内部 1-1
CG Kazz zzaK(+あい。)

えー、新レンダリングエンジンによる投入堂正面(身舎北側)を西方向から見ています。
下手なモデリングは別として、煮詰めないでこれだけとはなかなか良いのではないでしょうか。ここまでいければと自分なりに期待してます。(笑)ただ、設定があまりにややこしいので、結局以前のものと併用になると思います。光の陰影はかなりリアルだし、できあがった画像は当ブログでも色々登場してくるはずですので、その辺もお楽しみに。
というわけで、現在、日本一危険な国宝シリーズ書いてます。
前回長過ぎて本人がややくたびれた感がありましたので、今回は細かくまとめていこうと思っています。
とはいえ、現段階でもすでに別CGが入り、また長くなっちゃうんだろうけど・・。(笑)

さて、・・
一方で明日からGWが始まります。
今年はカレンダーも良いので何処出掛けても人出の多さには覚悟しないといけないのでしょうが、案外こういうときには考えることがみんな同じで、何処も出掛けずに家に居たりして・・。
自分も行くところは一カ所だけ予定が入っていますが、とりあえずやることはいっぱいです。(泣)

意外と穴場はGW翌週で、ここぞとばかり行けるところに行こうかと思ってます。
天気もいいようだし、皆さんも良いGWを。



04 24, 2012

京都 サクラ・リベンジ失敗・・。

0 CommentsPosted in 日々の日記
龍安寺6-1
2011 龍安寺 GXR A12 50mm

あ〜あっ。

今年は京都のサクラを見ることができなかった。
せっかく新しいカメラも買って、ブログにもエントリーしようと意気込んでいたんだけど。
ちょっと色々浪費し過ぎました。

今年は龍安寺がJR東海「そうだ、京都に行こう。」の顔になり、それはそれは相当の人出だったとか・・。
サクラは見られなかったけれど、新緑は間違いなく。

そのためにも仕事をがんばろう。

龍安寺アニメ1
ところで、この間ちょっとエントリーした龍安寺CGアニメですけど、今春龍安寺に足を運んで諸々見てこようと思ったので、しばらく棚上げになっちゃうのかなぁ。
けれど、何となく作ってたら面白くなってきました。
この龍安寺や、「日本一危険な国宝」シリーズも同様ですが、CGソフトを見直したこともあり、自分なんかのヘタレベルではその点操作感を取り戻すまで思ったより時間がかかりそう。暇を見ては触ってるんですが、レンダリング関係の設定がなかなか思うようにいかない。操作系やプラグイン含めて設定諸々ちょっと最初からやり直しだ。
さすがに3年以上スルーすると全然違うか・・。(笑)

ちょっとCG関係エントリーは時間かかりそうですが、じっくり進めていきます。


04 20, 2012

「神」となった桜2

0 CommentsPosted in 自然・建造物な世界
山高神代ザクラ2  Yamataka Jindaizakura2
Kazz日本全国自然に驚嘆する旅
神代ザクラ11
2012年の山高神代ザクラ、ピークは過ぎていますが、悪天候さえ無ければ週末まだギリギリ間に合うと思われます。

というわけで、先日、山高神代ザクラを見に行った。

言わずもがな、樹齢約2000年。日本最古のサクラである。
例えば、植物に「国宝」というのがあるとすれば、この山高神代ザクラは間違いなく「国宝」になるだろう。
最も、植物の場合は「(特別)天然記念物」となるのであろうが、このサクラの場合は「国宝」という方がふさわしい響きだ。

毎年のことであると思うが、山高神代ザクラはメディアへの露出度が高く、事前にテレビなどで色々取り上げられる。ゆえに人が多く集まり、もともと狭い道はあっという間に大渋滞になる。冒頭にも述べたが、今週末はやや散っているだろうが、まだ何とか見られると思う。(要確認)ピークは過ぎたので、今週末は人出に関しては前週より少ないと思うが、それでも朝の8時30分頃までには現地に着きたい。1時間もあれば見て回れる境内だが、サクラの宝庫であるこの辺りはまだまだ見所満載のサクラがたくさんある。良質な温泉もあるので一日中時間を余すところはない。

さて、
この神代ザクラは昭和20年代の調査により所謂「余命宣告」を受け、枯死寸前まで、まさに「死の淵」を彷徨ったサクラだ。
原因は様々であるといわれるが、酸性雨や、著しく変化した環境によるところが多いのではないかということだ。
樹勢回復工事が急速に望まれた神代ザクラは、平成14年から平成17年までの実に4年という年月をかけて関係者の地道な土壌改良工事により完全復活した。
地元の方々の神代ザクラに対する愛情は深い。
こうした神代ザクラの再生計画は、一般的には大人たちがすすめるものであるが、のちにこのサクラを守っていかなければならない子供たちにもその計画を説明し、近い将来のためにその主導を託す準備をしているのだ。
おかげで素晴しいサクラを拝むことができました。

車を駐車したときに
「ゆっくり見ていってね。」
と声をかけられた。
そして、帰り際には
「来年も来てください。」
と、やさしくいわれた。

サクラとともに心がとても癒された。
ありがとうございました。
SDIM0595.jpg
ところで、
この神代ザクラは「日本三大サクラ」の一本でもある。
岐阜・根尾谷の淡墨桜、福島・三春の滝桜、そして、この山高神代ザクラだ。
ところが、ここ神代ザクラがある実相寺では、一度にこの三大桜を見ることができるのは意外と知られていない。
もっとも、それぞれ「子供達」だが。(笑)ちょっと探してほしい。
いずれ、このサクラ達が大きくなり、サクラで埋め尽くされるようになれば、ここ実相寺は凄いことになるだろう。

三春1
こちらは2007年福島・三春滝桜。2012年は、まだこれからです。岐阜の方は現在満開のようで、日本三大桜一気鑑賞なんてこともやる気になればできそうです。(笑)



Next Page »
Home
プロフィール

Kazz

Author:Kazz
Welcome to my blog

Kazz zzak(+あい。)へようこそ。
Kazz zzaK(+愛・逢・遇・合・・・ etc)
あい。は、人それぞれ。

英語で i は自分ということ。

Kazz zzak(+i)

色々な「あい。」と自分をプラスして
Kazz zzak+i=「Kazz zzaKi」

「カズ雑記」

身の回りの好きなこと。好きなモノ。
関心のある事。
写真と共に何でも書いていきます。

気に入ったらまた遊びに来てください。

尚、このブログ内全ての文章・写真には著作権があります。
写真などにあえてブログURLなど透かし入れの対策はとっていませんが、無断で使用・転載する行為を固く禁じます。

最新記事
  • ダブル・レインボー (05/16)
  • 宙に浮いた臨春閣平面図。三渓園リベンジ失敗。 (05/12)
  • 日本一危険な国宝29 (05/05)
  • 京都リベンジ失敗・・につき、三渓園 臨春閣リベンジ。 (04/30)
  • GW突入。 (04/28)
  • 京都 サクラ・リベンジ失敗・・。 (04/24)
  • 「神」となった桜2 (04/20)
月別アーカイブ
  • 2012/05 (3)
  • 2012/04 (9)
  • 2012/03 (8)
  • 2012/02 (7)
  • 2012/01 (9)
  • 2011/12 (10)
  • 2011/11 (10)
  • 2011/10 (10)
  • 2011/09 (9)
  • 2011/08 (12)
  • 2011/07 (13)
  • 2011/06 (15)
  • 2011/05 (26)
  • 2011/04 (17)
  • 2011/03 (16)
  • 2011/02 (11)
  • 2011/01 (9)
  • 2010/12 (8)
  • 2010/11 (10)
  • 2010/10 (8)
  • 2010/09 (19)
カテゴリ
未分類 (5)
古な世界。 (83)
┣ 京都 (14)
┣ 投入堂 参拝・修験の道 (8)
┣ 投入堂 完全解剖【CG】 (27)
┗ 現存天守12 (2)
お菓子な世界。 (20)
┣ ロールケーキ (5)
┣ かりんとう (2)
┗ シュークリーム (1)
カメラ (31)
┣ SD1 Merrill (1)
┣ GXR (17)
┣ SD15 (5)
┣ ハッセルブラッド (6)
┗ その他のカメラ (1)
道具な世界 (18)
┗ スズキ・カプチーノ (6)
北の大地な世界。 (4)
クリエイティヴな世界。 (11)
自然・建造物な世界 (6)
美味しい世界 (4)
玩具な世界 (1)
日々の日記 (56)
FC2カウンター
© Kazz zzaK(+あい。) All rights reserved. Designed by FasionHasion
FC2ブログ 冠婚葬祭