さて、久しぶりのカテゴリー。
「♪どんが どんが どんからがった どんが どんが どんがらがった・・・♪黒松・・・いや違った・・国松・・」多分知りませんよね、ハイ。年バレます。(笑)
早速。先日、東十条にある「草月」さんに行きまして、買ってきました、どら焼き
「黒松」です。
まぁ、どの世界にもありますよね。広くは世界○大、日本○大、東日本○大、などなど。もちろん、どら焼きの世界も奥が深いものがあり、誰が言い出したのか、
東京三大どら焼きといわれるどら焼きがあるそうです。それが、
浅草・亀十、上野広小路・うさぎや、東十条・草月らしいですね。
以前、浅草の亀十をエントリーしましたが、あれは最高でした。確かにどら焼きにしては値段が高いんですけど。味は言われるように、どのどら焼きにも似ていない唯一無二のどら焼きです。並んでまでまた買って食べたいと思ったどら焼きは後にも先にもあそこだけです。
実はエントリーはしていないのですが、うさぎやのどら焼きも食べたことがあります。クセがなく、王道の「ザ・どら焼き」とも言えるもので、こちらも美味しいです。
そして、満を持して東京三大どら焼きのラストを飾る黒松。時間を掛けて行って参りました。

東十条という駅に初めて降りたんですが、草月は商店街の真っ只中というローケーションではない。
三連休土曜日の午前中に現地に到着したんですが、並びの列は20人ぐらいか。思ったより少ないです。お店の前には「本日黒松あります」的な看板が出ていたので、まだまだ買える状況ではあるのだろう。中では何人もの従業員の方がテキパキと働いてらっしゃいました。とはいえ、並ばずに買える方法もある。草月さんの良いところは、この黒松が予約できるという点だろう。(お取り寄せもできます。)
これは本当に助かる。但し、いくつか条件がある。まず、
予約の受け取りは13時以降に限る。そして、来店予定時間から1時間を過ぎた場合自動的にキャンセル扱いになる。ということ。これらには注意しなくてはならない。(※詳しくは草月さんまで。)
さて、帰宅し早速実食だ。
まず、この黒松はコストパフォーマンスからいえば断トツナンバーワンでしょう。重量は約60グラムで直径は約8センチ。驚くべきはその価格!一個何と100円!!(税込み108円)これだけのものが・・・いまどき。いや〜ちょっと信じられないですね。有り難いことです。これはもう、気軽に「くろまつ!」なんて呼び捨てに出来ません。「くろまつサマ」ですね。

皮はどら焼きならぬ「トラ焼き」ともいえる焼き目がまだらな皮です。この点はやや亀十と似ているんですが、味はまるっきり違います。黒松は黒糖・蜂蜜の甘味が感じられます。感じられる程度で嫌みじゃ無い。皮自体はサッと溶ける感じでやわらかく、手作りで丁寧に作られた感じ。アンコは「いい小豆使ってるなぁ〜」と食べた瞬間にわかるぐらい。もちろん甘さは程良く、万人が丁度良いと感じるだろう絶妙の甘さだと思う。これを甘いと言う人はいないのではないでしょうか。
でも、逆に普通のどら焼きって何であんなに甘いんでしょうか。不思議だ。
全体的にしつこくなく変な残りも無い。シンプルでありながら特徴的。相反する矛盾を具現化したのがこの黒松だ。

半分に割るとこんな感じ。比率は見事に1:1:1(上皮・アンコ・下皮)あんこはとびきり多く入っているというわけでは無く、皮が激薄っていうわけでもない。どら焼きの中にはアンコがたくさん入りすぎてるのがあるんですが、あれは苦手。バランスが大事です。ちなみに、亀十のどら焼きの唯一のウィークポイントは皮が薄い事だと思ってます。(笑)
また、余談ですが、ロールケーキなんかでもクリームが多すぎるのはちょっと苦手です。
個人的には皮に特徴があるどら焼きが好きです。その点、この黒松の皮とアンコの比率は理想にかなり近いです。
亀十もそうなんですが、自宅から一時間以上かけてこの「黒松」だけを買いに行った。でも中にはもっと遠くから買いに来てる方もいると思う。それだけこの商品に魅力があるということなんだろうな。もちろん、買いに行って良かった。
たかがどら焼き、されど、どら焼き。「黒松」様に天晴れ。