ハッセルブラッド500C+ワインディング・ノブとクランク

07 10, 2011
HASSELBLAD 500C + Rapid-winding Knob and Crank
Kazz拘りの道具の旅
ハッセルクランク

さて、前回から少し時間が空いてしまったカテゴリー「ハッセルブラッド。」
デジタルを持ち出す機会が増える一方で、中々ハッセルを持ち出す機会がありません。(泣)

そんな中、500Cを購入したときに探し回ったアイテムがあります。
それが、「ワインディングクランク」です。(写真右)

この時代のハッセルはとにかく造りが良く、パーツの細部に至るまで手抜きというモノがない。
このワインディング・ノブやクランクもまたしかりなのです。いずれもとても良い仕事をしています。
どちらを付けてもトータルデザインを壊していないのが秀逸です。
ハッセルクランク2
ノブの方は標準装備。つまり古くからハッセルの巻き上げはこのノブで行われてきましたが、1976年仕様から1982年までこのクランク型が採用されます。そこにどのような理由があったのかよく分かりませんが、実際使用してみると、速写性の点でクランクの方が優れているように感じますが、そうなるまでには中々の「慣れ」が必要です。
ハッセルクランク3
一時期、それこそ「ハッセル=プロ」という図式が成り立っていたときは、それこそテレビなどでもプロカメラマンがハッセルのクランクを指の股に挟み、スムーズに巻き上げているシーンなどがあり、それを見ていた幼かった自分も

「かっけぇー」

と憧れを抱いたものでした。

そう、このクランクを早く回し、ピントなどのスタンバイを経てシャッターを切る。という一連の動作はハッセルを持つ醍醐味でもあると個人的に思っていたりもしました。(実際風景などはそんな必要はないのだが・・。)

だが、実際はちょっと違います。
プロのように早くスムーズに回すにはやはり「慣れ」が必要だということが分かりました(笑)
結構スムーズに回りませんっ。

ハッセル本体が軽いので回すときに重心がクランク側に移ってしまいトルクが均一に掛からない場合が結構あります。巻き上げの駆動系にダメージがあるわけではありませんが、なかなか何十枚も同じ状態でシャッターを切るのはやはりプロのなせるワザとでもいいましょうか。結構難しいです。
その点ノブの巻き上げは安定しています。どうやっても同じトルクで巻き上がるので、自分はどちらかかというとノブの方が好きです。
ハッセルクランク4
とはいえ、ビジュアル的にはクランクの方が良いことは誰もが認めるところ。
見た目の印象が大きく変わるこのノブとクランクですが、クランクはハッセルの中でも人気のあるパーツで、値段の方もそこそこします。安くは5000円ぐらいから10000円ぐらい。相場は7000円前後でしょうか。
実は、このノブ、クランク共に表面に革が貼ってあります。古いモノや程度の悪いモノだとこれが縮んでいたりして見た目の印象が悪いです。また、クランクは鉄なので、錆が発生します。たたんである状態では綺麗でも開いたクランクの付け根が錆びている場合があるので注意が必要でしょう。購入時にはこれらに気をつけるとよいでしょう。

取付方法は至って簡単。わざわざ写真を載せるまでもなく、誰でも簡単に取り付けられます。勿論ドライバーなどの道具はいりません。

ハッセルで写真を撮ること自体が大きな「拘り」となってしまった今日ですが、どうせならボディの細部まで拘ってみませんか?


ⓚAll Rights Reserved. Photo by Kazz with GXR A12 28mm 50mm



ハッセルブラッド500C + (メタルフード。)

04 02, 2011
HASSELBLAD 500C + METAL FOOD
Kazz拘りの道具の旅
ハッセル メタルフード
ハッセルブラッド500Cの購入と時をほぼ同じくして購入したアクセサリーがある。
それがこのC80プラナー用のメタルフードだ。

今回のKazz zzaK (+あい。)はハッセルアクセサリー第4弾としてこのメタルフード(メタルシェード)を紹介しよう。

■C80用メタルフードは3種類。謎の多いショートメタルと縮緬(チリメン)メタル。
カメラのフードというと、主にその目的はハレ切れ、つまり遮光だ。余分な光をカットする。そう、元来はそういう目的に造られたモノという見方だが、デザイン上レンズやボディと一体化しトータライズされたフードというのは非常に美しい造形を誇っている。そのため、特に人気の高いフードなどは信じられない高値で取引されている場合がある。

初期型ハッセルのボディやマガジンの造りにおいて、いかにそれらが生産コストを度外視して造られていたかは今さら述べる必要も無いと思われるが、それはフードひとつ取っても同様であり、特に初期型のメタルフードの造りが素晴らしい。
例えば、プラナーC80用のフードの場合はこうだ。
プラナーC80用のフードは大きく分けて2種類ある。
ひとつはプラスチック製のもので、現在でも非常に手に入りやすい種類のモノだ。今回これについては除外する。
で、もうひとつが今回エントリーのメタルフードの方だ。
ハッセル メタルフード2
プラナー用に限って言えば、このメタルフードの中でも細かく分けると更に3種類に分けられる。
メタルフードは、ノーマルメタルフードとショートメタルフード、さらに縮緬(チリメン・又は梨地塗装とも言う。)塗装されたフードだ。この「チリメンメタル」は確かノーマルのみでショートはなく、C80用としては一種類しかないと記憶している。

つまり、この3種類だ。

さて、今回は自分の所有するショートメタルについて、少しだけ掘り下げてみようか。

上記の3種類のうち、レア度からいったらプラスチック→ノーマル→ノーマル・ショート→縮緬という図式だろうか。チリメン同様このショートも非常に珍しい。
ハッセル メタルフード4
こうしたノーマルとショートというバージョン違いがなぜ造られたか詳しくは分かっていない。いや、自分が知らないだけなのかも知れないが・・。たまにハッセルはこういった訳の分からない珍品をリリースすることでも知られている。
もともとが遮光目的であるからケラレない限り全長は長い方が良いのだろうが、実はフード自体の全長はそれほど変わってはいない。普通に考えると短く造りすぎて、やや延ばしたと考える方が自然だが、収まりの問題もあって2タイプ造ったのだろうか。縮緬塗装は単純なデザインや高級志向というものの他に、光を拡散する目的もあって造られたのかも知れないが、通常塗装でも特に問題なく、コストの面からも削られた逸品という位置だろうか。

自分が所有しているモノだからということではないが、造形的なバランスはこのショートタイプが一番良いんじゃないかと感じている。デザインバランスもそうだが、実はこのショートタイプにはさらに隠された拘りのポイントがある。
造りが他の2種類とやや違う。そして、これが、凄い。
このノーマル・ショートの拘りの部分はレンズにはまる部分なのだが、固定するために沈動式の非常に小さな高精度に加工されたボール・ベアリングを6個も使用している。確かに写真にあるボール部分を先端が小さなモノで押し込むと沈み込む。これは中々凄いことだ。これをはじめて見たときチョット感動してしまった。現在では、たかがフードごときにここまでのコストは掛けない。プラスチックでクルッと回せばそれで終わりだ。
さすがにこの時代のハッセルのアクセサリーは造りのレベルが違う。

現在のデジカメ市場で金属製の高級フードをなぜ出さないか不思議だ。自分の持っているGXRなどはボディの質感も良く、金属フードが非常に似合うデザインだ。今回のCP+2011でMマウントのユニットの発表があったが、その時に付けていた角形のフード(Leitz 12501?)はビジュアル的にも非常に良かった。本体だけじゃなくボディデザインが懐古趣味に戻りつつある現在の業界で、是非ボディ・レンズだけではなく、こうしたアクセサリーにも高級感を戻して欲しい。プラスチックじゃやっぱりデザインが浮く。
ハッセル メタル9
いずれにしてもメタルフードはビジュアル的にも格好いい。
高い買い物となるのでちょっと考えてしまうが、遮光目的で言えば当然ながらプラスチック製でも何ら問題はない。3倍以上する値段を出す価値があるかどうかは個人の考え次第だが、初期型のハッセルに拘る人であれば欲しいアイテムであることは間違いない。ただ、多分に漏れず、程度は中々良くはない。軽く50年ぐらい経過しているものなのでキズひとつ無いミントコレクションはなかなか望めないが、著しくリペイントされたものは避けた方が無難だ。中には凹んでいるモノをそのまま販売してさえもいる。それだけ貴重なアイテムと言うことか。
また、このショートバージョンに限り、ベアリング機能に経年劣化が見られ、はまり方が緩くなっているモノがあると聞くが、自分が見た限りでは、この高精度に造られたフードにそういった可能性が起こるかと聞かれると少し疑問だ。ホントにミクロの仕事をしている感じで、高い技術で造られている。ベアリングが削られて、はまりが緩くなる現象が絶対に無いかと言われると自信はないが、出来れば購入時に取り付けるテストをしてみることをお勧めする。これがショートメタルの唯一のチェックポイントだ。
因みにこのベアリング式のやつはノーマルのメタルフードでは採用されていない。(名称がわからないが、ノーマルは金属の板バネ式だ。チリメンも金属バネ式。時代から言うとこのショートバージョンが一番古いのか?未確認。)
ハッセル メタルフード3
繰り返しになるが、メタルフードはそれこそボディ以上に程度が悪い状態のモノが多く、新品同様のデッドストックなどには殆どお目にかかることはできない。たまに見かけることがあるが、大概はとんでもないプライスがつけられている。
こうしたアイテムは経験からWEB上で購入しようと思わない方がいい。近所にこうしたものの取り扱いがない人は別にして、WEB上のハッセルのアクセサリーは大概は高い。休みの日に散歩がてらショップめぐりをしながら気長に見つけること。それがハッセルのアクセサリーを安く購入できる秘訣だ。

上のメタルフードですか?

ハイ。もちろん散歩しながら格安で見つけました。



ⓚAll Rights Reserved. Photo by Kazz with GXR A12 50mm



ハッセルブラッド500C (+福島・三春町・滝桜。)

03 22, 2011
HASSELBLAD 500C + 滝桜(福島県三春町)
Takizakura-fukushima-miharu
Kazz拘りの道具の旅


桜・梅・桃

三つの春が同時に来る。だから三春。そう聞いたことがある。

福島には素晴らしい桜がある。

「三春の滝桜」と呼ばれる桜がそれだ。
滝から水が飛翔するように、降り注ぐ水のように桜の花が咲くことから名付けられた樹齢1000年以上のベニシダレ桜だ。

滝桜ボケ

大概何処かに行くときは何日も前から予定を立て、前日にワクワクしながら子供の遠足の前日のような気分でいるものだ。
ただ、いつもそうじゃない。ドラマの話ではないが、「海を見に行きたい。」的に「桜を見に行きたい。」と、突然思ったのだ。
どうせ見に行くならなかなか見られない桜を見に行こう。それもとびきり素晴らしいヤツを。
時期も最高だし、ハッセル500Cも出動だ。
時間がないのですぐに支度をした。
今から行くと東京から福島までどのくらいかかるのだろうか。いや、そんなことはこの際どうでもいい。
向こうで日が暮れないうちにとにかく出発だ。


三春の滝桜は日本三大桜のひとつ。
自分はこういう日本○大何とか、というものにめっぽう弱い。結構単純なんだ。

15時頃何とか福島に着いた。

曇天か・・・・。

まっ、めげていてもしょうがない。

渋滞を覚悟していたが、時間がやや遅いせいか意外とスムーズに流れていた。

駐車場からさほど歩くこともなく、目の前に滝桜が現れる。

「凄いな、これは・・。」

凄い。単木でこれだけのオーラがある木はなかなかないだろう。
幹からの枝振り、1000年以上の威厳、生命感が満ちあふれている。

本当に素晴らしい。

東京から車を飛ばして来たかいがあった。

滝桜フミ

ハッセルブラッド500C+プラナーC80 F2.8のゴールデンコンビ。
セットする。
日が暮れそうで、時間がないけど何回かシャッターを切った。

ファインダーを覗くと、滝桜の堂々たる姿はフレームからはみ出さんばかり。
・・・プラナーじゃ役不足だったか・・?(笑)
やっぱディスタゴンを持ってくるべきだったかな。

全体を撮りたかったのだが・・。あまりうまくいかないかもしれない。


まっ、いいさ。また来よう。

開き直ってしばらくボーッとしていた。一年にごく短い時期しか味わえない時間だ。
1000年以上のうちの何分のいくつか。
今はただただ共有しようか。

結構な時間そうしていた気がする。もうすぐ陽が暮れる。

そして、後ろ髪を引かれる暮れそうな陽の中で、フィルムと共に滝桜の美しい姿を自分の目に焼き付けた。

滝桜1

滝桜。

美しく、力強く、花びら一枚に至るまで脈々と生き続ける荘厳なる佇まい。

「東京からやって来ました。」

迎えてくれてありがとうございます。
これからも元気で。


四季のある美しい国・日本。寒い冬を超えれば、暖かい春がやってくる。

「うつくしま・ふくしま」

春は必ずやってくる。



また、絶対に滝桜を見に行こう。





ハッセルブラッド500C

02 22, 2011
HASSELBLAD 500C + Focusing screen adapter
Kazz拘りの道具の旅


フォーカスアダプター
実はKazz zzaK(+あい。)の中でも非常に人気の高いカテゴリーが Cameraであり、このハッセル500Cに関連するアクセスはかなり多い。以前のエントリーで書いたが、ハッセルの使い方については非常に優秀な詳しいサイトがいくらでもあるが、ピンポイントでアクセサリーにスポットを当てているサイトは意外と少ない。
ハッセル自体が既にマニアックなカメラになりつつあるので、こうしたアクセサリーのひとつひとつを深く掘り下げていくことはそれだけで需要があるはずだ。しばらく作例などは一切無視して、大して持ってはいない手持ちのアクセサリーを他のサイトに行く必要が無いぐらいKazz zzaK(+あい。)的に掘り下げてみよう。ネタに限界がスグ来そうではあるが。(笑)
本当は、「中古ハッセルの買い方」っていうのをやってみたいのだが、マニアックすぎて見に来た人が付いて来られない気がするので、これについては機会をみてやってみようと思う。

今回、とりあえずはこいつだ。

「フォーカシング・スクリーン・アダプター」
(Focusing screen adapter ハッセルのカタログ番号は41025)


・・・長いので略したい・・・。F(ocusing)S(creen) A(dapter)・・FSA
何か「AKB48」みたいだが・・よしっ「FSA」でいこう。

前々回はファインダーのHC-1、前回はマグニファイング・フードとおおよそ他のサイトでは見かけないアクセサリーをちょっと紹介した。たまたま持っていたアクセサリーを紹介しただけだが、多数のアクセスを頂き嬉しい限りだ。自分はこうした記事をササッとアップできる方ではなく、楽しみながらじっくりと時間を掛けて仕上げる方だ。ハッセルについても前回のエントリーは1月26日。結構時間が空いているので、見に来ていただいた方には空振りの時もあるかもしれないが、徐々に記事を増やしていくつもりなのでゆっくり遊びに来てください。
フォーカスアダプター
さて、このFSAはどのように使用するためのものか?もともとはハッセルのSWC用に造られたようだ。
とはいえSWC専用というわけではない。テクニカル・シリーズなどに代表されるファインダーを持たないカメラのために造られたものでもある。ハッセルのロゴがこのタイプで薄いプレートのこの写真のFSAは最初期型だと思われる。写真の物の他、新型のアキュートマットを採用したものもある。但しこちらは硬質なプラ製だった記憶がある。また、なかなかの高価なアクセサリーのため安価なサードパーティー製の物もたまにオークションなどで見かける。

個人的な話になるが、自分がもし最後にフィルムカメラを購入しようとするならば、それは間違いなくハッセルのSWCになるはずだ。
何度か中古屋さんなどに足を運び、見て回ったが最終的に購入には至らなかった。

この写真のFSAは、何年か前それこそ本気でSWCを探していた時たまたま銀座でたまたま見つけた物だ。値段は当時12000円だった。現在で考えれば、この12000円というプライスは、このアクセサリーの相場から言えばかなり安かったと思う。現在ではこの値段では中々探すのが難しい。詳しく見ると、製造年はおそらくSWCデビューと同時期ぐらいからのものだと思われるがハッキリしない。個人的には60年代~70年代始めに造られた物だと思っている。金属製でこの時期のハッセル純正特有の非常に良い造りをしている。例外なくこの時代のハッセルのアクセサリーは、重い。
フォーカスアダプター2
必要ないかもしれないが、参考までにサイズを出しておこう。天地 8.9 ㎝(天地)×9.0㎝(左右突起含まず。突起は5mm)厚さは8mmだ。正確な重量は不明。
フォーカスアダプター4
写真では500Cに付けているが、基本的にこのスクリーンはこうした使い方をする。(500CをSWCだと思って欲しい。)バックシャッターの前につけて構図などを確認する物だ。したがって、殆ど目視で合わせなければならないSWCなどの場合は果てしなく有効なアクセサリーになり得るが、500Cだとまるで役に立たない。初期型のこのタイプは、造りこそ良く出来ているが性能が悪い。
つまり、基本的に暗い。ちょっと暗すぎるぐらいだ。
いきなり結論だが、SWC以外には使わない方が良い。加えて、もし、500系所有者でこのFSAを購入しようと考えている方がいるとするならば、自分は後期型のアキュートマットの方を絶対にお勧めする。

500Cはシステム的には造りも良いし最高なのだが、あえて欠点を挙げるとすると、スクリーンが「暗い」ことが真っ先に挙げられる。この欠点は、アキュートマットへ変更や(できないものもある)、のちの500CMなどで改良されているが、旧スクリーンでは夜間撮影などは殆ど見えないと思って良い。従って下の写真のように、こうした使い方をしようとも、FSA使用時は被写体の全体像が確認できないと言って良い。500Cでは使えないということだ。
フォーカスアダプター3
あえて使い方を紹介するとしたら・・・
例えば、写真を紹介しておいて何だが、こうした使い方はしない方が良い。(・・居ないと思うが・・。)
付けるならウエストレベル・ファインダー(フォーカシング・フード)を直付けした方がまだ見やすい。この付け方だと被写体は僅かしか見えない。(笑)ただ、500Cでウエストレベル・ファインダーしか持ち合わせていない人は、裏技として、安価なFSAを購入し、面倒だがこういう使い方で目線の位置を上げられる。三脚などを立ててじっくり撮影する場合にはマガジンを外さなければならないが、使えるないことはない。

使えないことはない・・。遊びに来てくれたからには只では帰さぬKazz zzaK(+あい。)らしからぬ発言。
500CとFSAの愛称は残念ながら「悪い」と言わざるを得ない。

・・というわけで今回のエントリー・・・。
・・じっくりアップするタイプとしては、・・なんなんだ今回のエントリーは。(泣)

今回なぜか反面教師的なエントリーになってしまったが、最終的に、FSAはSWC使用の際には強力な武器になるが、500Cでは足を引っ張るだけのアクセサリー・・なのかもしれない。
というお話だ。造り優先で性能犠牲の初期型か、造り犠牲性能優先のアキュートの後期型か。
購入を検討している方はよ~く考えて。
HC-1追加
最後に、前々回紹介したHC-1だが、購入の際はプリズム・カバーの有無を確認した方が良い。大概は付属しているが、純正に拘る方はVマークの有無(真ん中)の確認を忘れずに。また、接眼部はゴム製で、ここが劣化している場合があるので見た目を気にする方は注意が必要だ。
500C横
500C+HC-1、横から見ると「エイリアン・ヘッド」が強調される。ボディバランスは個人的には歴代のファインダーの中で一番良いと思っている。(笑)



ⓚphoto by Kazz with GXR A12 50mm


ハッセルブラッド500C 

01 26, 2011
HASSELBLAD 500C + Magnifying food
Kazz拘りの道具の旅


ハッセルマグニファインダーアップ
たまたま街を歩いていたら珍しいものが売っていたとする。
ふと目をやると何やら商品が訴えかけている。
「オレを買ってくれ。」
と。

これは衝動買いの言い訳の代表みたいなものだけど、一年に一回ぐらいこういうのないですか?
自分は熟考してモノを購入する人間の部類に入ると思うのですが、時に見境無く買ってしまうようです。

それで買ったのがこれですから。↓
しかも、ネットで何気なく見ていたらあったので、考えもせず買ってしまいました。
さて、これを見てピンと来たらあなたは相当のハッセル通、いや、相当のハッセルオタクといえるでしょう。(笑)
ハッセルマグニファインド2
これは「マグニファイング・フード Magnifying food」。(以下いつも呼んでる「マグ・フード」)平たく言えばピントを詳細に確認するときに使うルーペのお化けみたいなヤツです。これにより、中央部が2.5倍拡大されます。けど、何か視覚的にそんなに大きくなってる印象がないんだけどなぁ。
ハッセルマグ
もともとは自分がいつかSWCを買うつもりであり、スクリーンアダプター経由でこいつをピント合わせの際使おうと思ってたんだが、結局現在SWC購入は断念中で、こいつは使い道が無く、宙に浮いたままの状態なのです。

「何だ、よく見るアイテムじゃんか。」

というお叱りを受ける前に、ちょっと説明をしましょうか。
Kazz zzaK(+あい。)ともあろうものが、ただのマグ・フードをワザワザ紹介するはずはありません。ハイ。(笑)
よく、見ていただけますかね、冒頭の写真。

そう、これ打刻。彫ってあるんです。ハッセルのアイテムの中でも、現在は薄いプレート、その前がやや厚いプレート、そして、ハッセルの打刻印。プレートではなく、アクセサリーで彫り込みのあるものは相当古く珍しいものです。この製品はおそらく、50年代の1000F用もしくは500Cに造られた最も初期のマグ・フードではないでしょうか。おそらく、もの自体、つまり性能は500CM時代のものと大きく変わりないのではと思うのですが、(未確認)問題は色です。写真で伝わらないのが残念ですが、完全なブラックではなく、本当に黒に近い茶。ブラック・ブラウンとでもいいましょうか、もしかしたら塗装の経年劣化かもしれませんが、素晴らしい色をしています。とても50年以上経っているとは思えないほど状態は良く、接眼部のゴムの劣化が少なくしっかりしており、像はハッキリと確認できます。細部の作り込みは、この時代のハッセルが最も良いとされるのを地でいくような造り込みです。
前回紹介したHC-1などもマークは彫り込みでしたが、ハッセルのマークだけでなく、字体までが彫り込まれているのは初めて見ました。
これは、6~7年前にたまたまネットで見つけたモノです。値段は当時のマグ・フードとそれほど変わりませんでした。
ハッセルマグニファインダー
ただ、ビジュアル的にどうかと。これ、格好いいですか?500Cにはどうひいき目に見ても美しくありません。
通っぽくは見えるんですが・・。
また、通常の500C系のウエストレベル・ファインダーはスプリット部を何倍かにするレンズがもともと付いています。(倍率は確か2倍?か、わかりませんが。)このマグフードは、2.5倍の拡大で、標準のウエストレベルファインダーより像の見え方がやや大きいぐらいで、大して変化ないです。500系で購入をお考えの方は、事前に確認してみた方が良いようです。
そんなわけですので、このマグ・フードはイマイチ500系では使いどころがないかもしれません。自分はといえば、いつか来るSWCのためにまた仕舞われそうです。
ハッセルマグフード
前回のエントリーにもありますが、中々ハッセルも使う人が居なくなっており、街中で構えている人も見かけなくなりました。自分など、そうした光景に出くわすと、やはり「おぉ、ハッセルか。」と心の中でつぶやいてしまいます。立ち止まって見てしまうかもしれません。
こういう時代からこそガシガシ撮りに行きましょう。

これからハッセルを購入しようと考えてる皆さん。
ハッセルブラッド、まだまだ全然いけますよ。



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Kazz zzaK(+愛・逢・遇・合・・・ etc)
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Kazz zzak(+i)

色々な「あい。」と自分をプラスして
Kazz zzak+i=「Kazz zzaKi」

「カズ雑記」

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関心のある事。
写真と共に何でも書いていきます。

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