下を向いて歩こう!(たまには)日常にあるマンホール・デザインが実は面白かった。

03 10, 2017
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さて、
旅先での撮影で必ず撮影するのは近年の旅の主目的である建造物、史跡、観光地などなんですが、そんな中、最近になって急に撮り集め出したものがあります。
それが、マンホールの蓋
誰しもが一日一度は目にするものですが、昔であれば単に鉄の丸い塊だったこの蓋が、最近妙にデザインがかってるのが気になり始めました。
とはいえ、以前から、何となく目に付いた珍しいモノはその都度撮ってたんですが、どのフォルダのどこにあるかがよくわかんない・・・。(笑)とりあえずはそんなレベルでした。
このマンホール蓋のデザインが自分的にも非常に面白い被写体であることがわかりました。(いまさら?・笑)
大体、都道府県、市区町村単位であると思うのですが、花や鳥、名物、名所など。同じ種類のカラーやカラーレスなど、また、微妙に違ったり。とにかく、種類は多く、奥が深い。
そんな中、自分もこの間仕事で行った府中市分倍河原付近に非常にレアなマンホールがあると聞き、早速合間を見て撮影。
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ハイ、いきなり出ました。
この一見何の変哲も無いマンホールが、マニアにいわせるとかなり凄いらしいんです。(笑)
というのも、真ん中あたりを見るとわかるんですが・・・。
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これ、何か、「内」と漢字をデザインしています。
そう、旧内務省管轄時のマンホールの蓋ということらしいです。確かにいわれてみると、あまり見たことは無いデザインのようですな・・・。
さらに、近くを見ると、もうこれはここにしかないでしょ!っていうぐらいレアなものを見つけました。
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同じ旧内務省のグレーチングの蓋?ですか?
上のマンホールの蓋は何個かあるようでしたが、これはひとつしか無かったような気がします。
何か、凄いディープな世界に入っていくような・・・。
何でこんなところにあるんだろう。複雑な事情があり残存してるようだけど、調べると長くなりそう。
けれど、面白いですね。
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もの凄く最近になると、先日行った水戸。偕楽園付近のマンホールはやはり「梅」をモチーフにして作られているようです。これは結構退色してます。当たり前ですが、通りが激しいほどこんな状態。
いかにキレイなモノを見つけるかというのも面白そうです。
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同じ水戸市でもデザインが結構違うモノもあります。同じデザインでカラーレスというのもあるんですが、一見似ているようで非なるモノ。こういったものもあるようです。
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水戸にもこんなのがありました。かなり退色してます。そういう意味では状態の良いモノに巡り会う運も必要ですね。
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上のグレーチングもそうなんですが、以前撮影した中にはマンホールじゃないんですが、こんなのがありました。場所は伊香保温泉。
可愛いですね。

夢の無い話をすれば、こうしたものには多少なりとも我々の税金が通常の蓋よりは多く使われてるんですが、いいでしょ?これぐらい。(どんぐらいかかってるか分からないけど。)これが全国的に多く見られるようになれば人が集まり色々な事柄が派生するし。何より面白いし、将来的には世界に発信できる日本のカルチャーの一つとしてこれ目的で世界中から人を呼べるようになるのではないでしょうか。

もともとこうしたものに地域地域の特色を織り交ぜて製作し始めたのはどこが最初なのでしょうか?
これからは旅先で下を向いて歩くことになりそうです。(笑)



並河靖之七宝展 東京都庭園美術館

01 22, 2017
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さて、
ようやく熱も下がり復活しかけてるんですが、さすがに何もしないで(何も出来ないで)家に居るのほど苦痛なことはございません。(笑)
ちょこちょこ身体を動かし始めたんですが、まだフワフワして足が地に着いてない感じ。
それでも、多少元気にはなってきたので、来週末はまず間違いなくどこかには行く!っていうか、いかないと気が持たない(笑)
ところで、
先週あたりからネットでも見かけるようになったんですけど、東京都庭園美術館にて並河 靖之七宝展が現在開催中。並河 靖之単独とは珍しい。
病み上がりなのであまり身体を動かしすぎるのも何だし、一応展覧会は4/9までやってるんですが、こういった場合のよくあるパターンとして、「まだまだやってるから大丈夫」なんて、先延ばしにしてるうちにいつの間にか忘れちゃって、結局いけなかった!
・・・なんてことのないよう、これは早めに見に行こうと思ってます。
下図なども含め、初めて目にする作品もあるので楽しみです。
ステキなのは、並河のモチーフのひとつでもある「蝶」のドレスコードで入場料100円引き!

・・くっ・・・無いなぁ・・・

で、並河 靖之=超絶技巧となると、写真下のこいつの出番。
これはミュージアムスコープとか、ギャラリースコープなどと呼ばれる、所謂「単眼鏡」小さくてポケットにも簡単に入るし、一つ持っておくと何かと重宝します。また、こうした作品鑑賞には必須とも言えるアイテムで、まずまず、見え方が違います。見えないところまで?見えるので、ちょっと得をした気になります。(笑)
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選び方はいろいろありますが、自分の用途・好みを考えた上で使って見てはいかがでしょうか。そんなに高価なものではないです。
単眼鏡選びの参考までに。→「ある」と「ない」とじゃ大違いだった。単眼鏡(ギャラリースコープ・ミュージアムスコープ)の選び方、そして、実戦投入。



迎賓館赤坂離宮 「天才・並河 靖之」VS「天才・ 濤川 惣助」ふたりのNAMIKAWA 2

07 31, 2016
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さて、
並河靖之VS 濤川惣助を柱とする「美の巨人たち」を観ました。30分という番組ではあのぐらいのほうが判りやすかったと思います。
有線七宝と無線七宝の違いも具体的な作品を使って解説していたのでさらに理解度が深まったと思います。
ただ、花鳥の間に飾られる作品については、「濤川惣助」が選ばれました。・・・みたいに、あたかもあっけなく決まったようにナレーションされていましたが、実際はかなり違うようです。
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まず、このプロジェクトに拘わったキーパーソンが以下の5人。
赤坂離宮室内装飾の総監督とも言うべき黒田 清輝。花鳥の間七宝製作の下図作成に、日本画家の渡辺 省亭荒木 寛畝、七宝作成を並河 靖之濤川 惣助が行った。
最終的に花鳥の間の七宝は、渡辺・ 濤川のふたり。
だけど、最初は違ったようだ。
結論から言うと、最初黒田はこの花鳥の間の七宝作成を荒木・並河に依頼していた。ところが、何枚か作成した時点で何らかの理由により室内装飾が変更になったためキャンセルされたのだ。
なぜ室内装飾が変更になったかは記されていないが、おそらく、荒木・並河コンビの「線がカチッとした」いかにも日本人的な作風と比較し、線に拘らないある意味枠にはまっていない渡辺・濤川コンビの方が、よりあの空間に合っていて新しかったのかもしれないと推測されている。もちろん技術的な問題により荒木・並河コンビの作品が却下されたわけでは無い。
そして、この花鳥の間の七宝作成については、長らく情報が混沌としていて、作者がハッキリしなかった時期もあったらしい。わからないというのは、この4人の組み合わせがどうだったのか、という謎。
赤坂離宮の造営を詳しく扱った書の一つに辞令の引用があるのだが、そこには濤川 惣助の名が無く、作成は荒木・渡辺を含めた3人だった。これが後に様々な憶測を呼んだようだ。「実は並河靖之が造ったものじゃないのか」とか、「下絵は共同製作じゃないのか」という類いの話しだ。
しかし、それ以後、公的な荒木・並河宛の領収書が見つかり、この話には終止符が打たれた。
そこには、「提出された作品については装飾上の変更により使用しなくなったが、お金は支払います。」とキャンセルされたことも正式に書かれていたようだ。
ちなみになんですが、領収書なんで、金額が記載されています。
並河靖之が作成した二枚のレリーフは明治39年で300円(のちにキャンセルされた)
濤川惣助が作成した三十二枚のレリーフ(現在花鳥の間に飾ってあるもの)は明治41年で10,500円(濤川 惣助は、その他「小宴の間」にも作品が二枚飾られており、その報酬は1,800円)

ということです。当時としてはかなりの金額だと思います。
現在の価値ではどのくらいでしょうか?(笑)

迎賓館赤坂離宮は、現在夏休み特別企画中らしく入場が料金制になっているようですね。整理券無く入場できることで、こうした素晴らしい作品が簡単に目にすることができます。暑くて大変ですが、この機会に是非。お勧めします。



参考資料・国宝迎賓館赤坂離宮 小玉正任 茜出版

写真素材 PIXTA
PIXTA Kazz zzaK(+あい。)
写真素材-フォトライブラリー
Photolibrary Kazz zzaK(+あい。)

迎賓館赤坂離宮 「天才・並河 靖之」VS「天才・ 濤川 惣助」ふたりのNAMIKAWA

07 24, 2016
さて、
当ブログでは頻繁に登場する大好きな番組、テレビ東京系「美の巨人たち」
この番組に、これまた当ブログでも頻繁に登場する七宝界の巨人
並河 靖之濤川 惣助のふたりが登場します。(7月30日・土放送予定)
奇しくも同じ性を持つ並河と濤川。現在の人間国宝にあたる帝室技芸員のこのふたりは、西と東のライバル同士。再現不可能と言われる明治工芸超絶技巧の代名詞ともいわれる芸術家です。
以前、同番組でも並河 靖之・ 濤川 惣助を取り上げたことがあったと思ったのですが、今回はふたり同時に取り上げるようです。
となると、やはり内容は「あれ」しかないでしょう。
「あれ」というのは、
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「これ」です。
迎賓館赤坂離宮 「花鳥の間」対決
東京オリンピック開催に向け、最近でこそ迎賓館赤坂離宮は「通年公開」という形で多くの方が観覧することができるようになりましたが、以前は確か年一度の抽選で、内部は中々見ることができないものでした。私も何年も抽選に外れまくり、その度にガックリしていましたが、今年ようやく見ることができました。花鳥図三十額は素晴らしい作品でした。が、惜しむらくは、通路が片側のみに接しているため、一方はよく見えるのですが、反対側の壁にある作品は遠すぎて細部がよく見えません。それが非常に残念でした。倍率の高い単眼鏡などで確認すると良いでしょう。

今回の番組は、迎賓館赤坂離宮の「花鳥の間」がキモになり、ここに飾る七宝作品を巡る対決が舞台です。
当時の迎賓館赤坂離宮といえば、東宮御所。一分妥協も許されない最高の建築空間です。押しかかるプレッシャーたるや相当のものであったと思いますが、同時にそこに飾られる作品ともなれば、それは芸術家にとっては最高の名誉です。
実はこの花鳥の間の七宝については、並河・涛川を含めた2チーム、4人の人物が複雑に拘わってきます。
そして、どういう経緯で、どちらのNAMIKAWA作品が採用されたか?(ネットで調べればすぐわかるんですが、ここではあえて書きません。・笑)
番組でその辺を詳しくやって頂けると、迎賓館を訪れる人の目も良い意味で違ってくるというものです。

というわけで、これは非常に楽しみです。でも、作品紹介だけだったら悲しいなぁ・・・。


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