ジョリ・クレール 純生ロール Joli Creer jyun-nama-roll
Kazz日本全国お菓子な旅
早くも2エントリー目の「ぐるぐるな世界。」
今回登場するこのロールケーキは実は頂きもので、直接お店に出向いて購入したものではない。
近年活発に行われる、デパートの物産展などに出店されるお店ものをたまたま目にとまり
購入してきたのだという。
そう、北海道物産展というやつだ。
こいつは、遠い北海道からやってきたのだ。
もとい、やって来てくれたのだ。
味の印象が薄れないうちに、少し掘り下げてみよう。
いや、その前に、この「ぐるぐるな世界。」に登場するロールケーキの定義付けを
自分なりに行おう。
このブログは、それこそ星の数ほどあるロールケーキの中で、片っ端から口にして
「星っ、みっつですっ!☆☆☆」
と、評論じみた解説をするつもりはない。そういうのは、ロールケーキ.com(無いけど。)に任せておけばよい。
つまり、
ここに、例外を除き自分で「美味しくない」と思った、または、「自分の好みの味ではない」と思ったロールケーキは
登場しない。
また、季節のフルーツなどが入ったものや、チョコやコーヒーなど、ある種派生的なロールケーキは除外する。
結論としては、
「うちは、これ1本でやってます」
とプレーンタイプのロールケーキを出し、熱く語る店が最も好ましい。
そこまで言うんだから、相当なモノを出してくるんだろうなと、
無駄にハードルが上がったところで今回の一品である。(切り方大失敗は愛嬌。)

ⓚAll Rights Reserved.photo by
Kazz with
GXR
Joli Creer(ジョリ・クレール)北海道北斗市のお店である。
何を置いても、見た目。
味というものは、それこそ食べてみなければ判断のしようがないが、
食べたいと思わせる「見た目」は言わずもがなそれ以上に重要な要素である。
順番から言えば、「見た目」の方が先である。
このロールケーキは違うが、
最近のロールケーキの傾向としては、ぐるぐるの中央に生クリームを集める傾向にある。
つまり、
「巻き」が絶対的に足りてない。
割合ってモノがあるだろう。
1回転で、センターに生クリーム置きにいってるタイプは、口に入れたときの食感が著しく悪い。
どう考えたって、生クリームの方が直接舌に感じる油分が強いんで、結局生クリームを食ってる感じに
なってしまう。ロールケーキの構造上の問題で、必要以上に生クリームを入れれば、両側に穴が開いてるんだから
飛び出していくだろう。それが口の中でまわってしまって、もう生クリームの味しか感じなくなるのは・・
オレだけか?
・・いや失礼、個人的にそう思うだけで、実際は違うかもしれないが。いずれにしても、ロールケーキを司るのは
生クリームとスポンジの
調和(ハーモニー)だ。さて、このロールケーキはどうであろうか。
見た目は好印象だ。さすがに、選ばれて北海道からワザワザ遠い東京まで出てきてくれただけのことはある。
卵の黄色が鮮やか。
口に入れる。
おおっ。
・・ほんの僅かだが、甘さが強い傾向にあるか・・。でも、嫌いじゃない。口に入れたときのスポンジのキメが細かいのを感じる。生クリークが少なく、お互いの調和はとれて非常に美味しい。バランスの良いロールケーキ。もう少し甘さが抑えられていれば、個人的にはかなりのレベル。
うん。良いんじゃないでしょうか。是非作りたてを食べてみたい。
ちなみに、このロールケーキの入っているパッケージが洒落ている。こういうところにも作り手の拘りを感じる。
北海道のお店なので、なかなか購入することはできないと思うが、個人的に北海道と縁があるので、行ったときに寄らせて頂こうと思う。
ぐるぐるな世界は、まだまだ奥が深い。