休み再び。

10 30, 2010
秋休みスペシャル 予告編 akiyasumi-special


秋休み

ⓚAll Rights Reserved.photo by Kazz

この3県に今回行くメインの観光スポットがあります。方角がメチャクチャだと意外と県の形ってわからないものです。わかりますか?


今年も色々なニュースがあったが、あまり身近に明るいニュースはなかった。

自分的に今年一番のニュースは、職場での大量の人員削減であった。おおよそ半分程度に減らされ、長く一緒に仕事をしてきた人間が一気にクビを切られた形になった。幸いにも自分はそれまでの実績などが認められ残ることになったが、仕事量は減らず、人がいなくなった分むしろ一気に上がった。現在でも時間的に全然仕事量が減っていない時期が長く続いているが、何とか少しの連休を貰うことができた。例年なら、きちんとした夏休みとして何日間か休日を貰えたが、今年は気温と共に、仕事量が異常でそれさえままならなかった。今年に入ってからまともな休みは無かった。これは、夏休みの何日間かの為に働いている(笑)自分にとってなかなか辛かった。けど、辞めていかざるを得ない人間が居る中で、仕事があるだけ今の時代良いこと、と思って頑張った。

さて、今年は何処に行こうか、と言う話。

突然だが、北海道が大好きだ。このブログにも北海道のことを色々紹介している。実は2003年から6年間(1年抜けたので)北海道を愛車で走り回る夏休みを続けてきたが、一度に走る量が半端ではない。行くと大体一週近く回る。昔乗っていたバイク時代で北海道を回った距離や時間も合わせると、かなりの時間北海道に居たこととなる。そんな北海道なので、さすがに今年は行くのを辞め、些か距離をおいて、北海道の魅力を再認識したいと思っている。今年はここんとこ寒い日が続き、北海道は雪に見舞われている。車で訪れるには少し遅いか。

というわけで、今年は久しぶりに違うところに行こうと思っている。

期間は3泊5日の強行弾丸ツアー(地図の3県へ)11月2日深夜出発。

今から楽しみだが、出発を前にして一つ楽しみが減ってしまった。

愛用しているリコーGXRの広角28㎜ユニットが、当初10月29日発売であったのが、発売一週間前にして急遽11月5日に変更になった。
速攻で購入し、実戦投入となるところだったが、これで今回の旅行には間に合わない。非常に楽しみにしていただけにガッカリだ。

けど、仕方ないか。ただ良いキッカケだっただけに、このユニットの購入予定は大幅に遅れるだろう。(笑)

いつもKazz zzaK(+あい。)に遊びに来ていただいている皆様。ありがとうございます。
旅行から帰宅後にまたつまらないお話をさせていただきますので、是非遊びに来てください。





ぐるぐるな世界 ROLL3

10 28, 2010
シェ・アンディ・ラボ ロールケーキ Chez andy labo Roll cake
Kazz日本全国お菓子な旅


ぐるぐる3-1
ぐるぐる3

ⓚAll Rights Reserved.Photo by Kazz with GXR

ロールケーキは一本600円。少し小振りであるが3~4人分と言ったところか。


ぐるぐるな世界 ROLL3をエントリーしよう。

山寺から帰宅後のその疲れを癒すため(笑)甘いモノを食べようと出掛けた。

東京都府中市さくら通りに面した場所にあり、実にこぢんまりしたセンスを感じさせる外観を持つ。店構えが非常に良い。

「Chez andy labo」(シェ・アンディ・ラボ)

比較的新しいお店らしく、職場が近いにもかかわらずオープンしたことを知らなかったのだが、最近知人から聞いていたのでちょっと食べてみた。

いきなり話はそれるが、以前のエントリーで「最近のロールケーキは、生クリームを中央に寄せる傾向が強く、それは自分の好みではない。」と書いた。ロールケーキは、生クリームとスポンジの調和こそ全てであり、徒にそのどちらかに偏るのは、ロールケーキとは似て非なるモノである。と、いう偉そうな持論があるので、そのようなロールケーキはこれからも特別な例を除き、このブログには登場しないことを貫く。

そして、実はそれほど強くない拘りだが、もうひとつある。

それが「焼き目」だ。

焼き目があるかないか。これは自分にとってチョットした問題だ。確かに焼き目のないロールケーキはパッと見ちょっとエレガントな感じがする。高級そうな。ただ、「焼き目」は見た目や味のアクセントにもなり、付いているとちょっと得をした気分になる。好みの問題だろうが、自分は焼き目「あり」派だ。

このロールケーキには「焼き目」は無い・・。

・・まぁ、それは置いておく。

早速ではあるが、肝心の味の方はどうだろう。このお店はシンプルなケーキを売りとするお店らしい。シュークリームやプリン、ミルクレープなど。変に拘りすぎて本末転倒なお店と違いこういう店のスタイルは極めて自分好みだ。

さて、

「!?」

クリームの量は少なくスポンジとのバランスも良い。甘さはかなり控えめだ。自分は丁度良かったが、甘党の人は物足りないだろう。スポンジは個体差もあるかと思うが、今回買ったものは、シットリというよりも、やや巻きの圧縮が強かった。あと、スポンジにチーズを微妙に加えているのか?自分の味覚のスキルの無さを露呈するようだが、断定できずよく分からない。このスポンジは好みが分かれるかもしれない。全体的に美味しいのだが、前述した通り自分の好み的に残念な点がひとつだけ。

細心の注意を払ってケーキを切った断面の写真を見ても分かるように、一番外側のロール部分の空気の入り方と、2重目の空気の入り方にかなり違いがある。中心部分の巻きが物理作用で著しく強く、殆ど空気が入っていない部分があるのがわかる。これが微妙に食感に影響を与えている。このロールケーキは、もともとスポンジの部分がシットリとしたもので、少なからず固さを伴うため、口の中に入れた時クリームとスポンジがやや分離する傾向にあり、上手く調和しないように感じた。但し、これはシットリ系のロールケーキ全般に言えることで、そもそもがこの様なつくりであると考えられる。好みの問題だ。

甘さ控えめで味は悪くない。ビジュアルなどの総合力は高いだけに自分的に唯一その点だけが惜しまれる。

このお店は、パティシエの若い男性がひとりで全てのケーキを作っているようだ。シンプルなケーキが好きな自分だけにこの店のケーキのリストスタイルは大変好感が持てる。是非頑張っていただきたい。機会があれば全種類にトライしたい。


ぐるぐるな世界はやはり奥が深い。




※味はあくまで個人の感想です。

遅い夏休みスペシャル 其の後編

10 23, 2010
山寺(立石寺)3 Yamadera Ritsusyaku-ji 3
Kazz日本全国古の旅


※お越し頂きありがとうございます。続きモノのエントリーです。是非前々回分から御覧下さい。

山寺17

ⓚAll Rights Reserved.Photo by Kazz

紅葉には少し早かったが、モミジの間から麓を眼下に覗く。



仁王門を過ぎると、山寺で標高の最も高い奥の院まではもうひと頑張りだ。
この辺りから視界が開けて来る。途中おみやげ屋さんなどがあり、ベンチもあるので休憩には困らない。飲み物、トイレなどもあるので心配はありません。

山寺18


確かにこの時期だから良いだろうが、セミの鳴く時期はどうだろうか?(笑)普段から運動不足の方は少々堪えるかも知れない。
奥の院を目指しどんどん進んでいく。進行方向右手には性相院、金乗院、などが続々現れる。

山寺20


ここまでくると奥の院はもうすぐです。急な階段が葛折りになって行く手を阻みます。

山寺6



「おーっ、ついに着いたか。」

1時間もあれば着きます。

奥の院というのは通称で、正式名称は「如法堂」と言う。見た目やや特殊な屋根をしており、一見独立しているようだが、建物自体は繋がっているようだ。
中には、慈覚大師円仁が修業時代に国を回る際背負っていた釈迦牟尼仏と多宝如来座像が安置されている。

山寺22
山寺21



奥の院で神妙にお参りしていると、この旅一番のハプニングが!

「がさっ。」

と草が揺れる音がしたかと思うと、現れたのは何と2頭の「ニホンカモシカ」

かたやほぼ真っ白。日本全国を旅していて野生の動物は結構見ましたが、野生の「ニホンカモシカ」は初めて目にしました。こんなところで出逢えるなんて。

山寺に住む神の化身か。

奥の院から参拝者を殆ど動かずにジーッと見ていました。住職さんはあまり気にもとめない様子だったので、結構現れるのか。この2頭のカモシカを見られた方は良いことがあるという幸運のカモシカと、いうことに勝手にします。

山寺13

この後このカモシカたちはかなり長い時間ここにいました。人間に慣れているのかな。何か良いことがありそうです。


嬉しいカモシカ・ハプニングもあり、奥の院を離れるといよいよ山寺一の絶景ポイント五大堂に向かいます。

五大堂へは、奥の院からいったん引き返すような形で向かいます。登りはなく、平坦な道なので楽に行くことが出来ます。途中は視界が開けており絶景が続きます。

ここで右手に少し新しめな建物があります。麓からも見えるこの建物は、明治41年に当時皇太子であった大正天皇が山寺を参拝したときに休憩された場所であり、そのまま保存されているそうです。(建物全景は写真取り忘れました。)趣のある建物で痛みが目立ちますが桜の鉄の門のデザインが素晴らしいです。

山寺19

多少錆は気になるが、デザインが本当に素晴らしい。


そして、7~8分ぐらいゆっくりと歩き、ついに五大堂に着きました。
今の五大堂は1714年の再建です。

「おぉー、高い。」

さすがに素晴らしい眺めです。

しばらく、麓を眺めていました。何も考えず「無」になって心に平穏を保ちます。
五大堂では、現在危険防止(?)の為欄干が外側と内側の2重になっていますが、以前は内側の欄干はなかったようです。

山寺1

以前の欄干は外側の一重。欄干の高さもないのでふざけて身を乗り出したら只ではすまないだろう。


因みに麓から五大堂を撮影すると↓こうなります。凄い絶壁に建っているかがわかります。建てるのは大変だっただろうなぁ。

R0010224.jpg

麓からの高さは、約170mと思ったより低いのですが、見晴らしの良さのせいか非常に高く感じます。


五大堂に来られたのは良かったけれど、たったひとつだけ残念なことがありました。

以前のエントリーでも書いたのですが、観光客のマナーの悪さ、ここ五大堂に着いたとき、目に入ったのは麓の素晴らしい景色ではなく、五大堂のそこら中に書かれた「落書き」です。多くはここに来た証しを記したものですが、中には、ここを一体何処だと思っているのだろうという卑猥で下品な書き込みさえあります。全ての公共の場において落書きなどという下劣な行為は到底許されるものではありませんが、こうした極めて神聖な場所に落書きをしてしまうという神経が分かりません。

これが目に入ってしまって苦労して上がってきた気持ちが一気に萎えました。

こういうものは本当に勘弁して欲しい。

山寺7

山寺といえば皆さんここで写真を撮ることでしょう。遠くに見える麓の町と相まって素晴らしいコントラストです。


五大堂で眼下の風景を堪能したらいよいよ最後に向けての一連の下りが始まります。
すぐ開山堂納経堂が姿を見せます。こちらからの風景も山寺を代表する風景です。写真左朱の納経堂が慈覚大師円仁の遺骸が納められている場所です。

開山堂と納経堂を過ぎると後は下るだけです。上りに比べあっという間に下山です。

一歩一歩階段を踏みしめ、煩悩を無くすことが出来ただろうか。

時計の針は出発してから約1時間半を経過したところでした。

いかがでしたでしょうか。これから山寺を訪れる方の少しでも参考になれば嬉しいです。
今回紹介しきれなかった山寺の魅力はまだまだあり、本当に奥が深い場所です。
季節を変えてまた訪れてみたい場所でもあります。


朱印

ありがたい御朱印を頂きました。


右の深いグリーンの冊子は、山門をくぐったお土産などが売っているお店で販売している立石寺が発行している本で、解説的にもお薦めします。こうした冊子は、大概一般的な本屋さんで売っているわけではなく、現地でしか入手できないと思われるもので、良い記念になるかと思います。(300円)御朱印は根本中堂から殆どの院で行っており、全ての御朱印を頂くとかなりの数になります。

さて、前・中・後編3部に渡りお送りしましたKazz zzaK(+あい。)遅い夏休みスペシャル。山寺・立石寺編。長らくお付き合いいただきましてありがとうございます。

今回の山寺旅行は夏の仕事が忙しすぎて夏休みが取れなかったものでした。この旅行は謂わば夏休みの代休みたいなものです。仕事の調整をして、本当の夏休み(秋休み?)は11月に取れることになりました。

その休みには、どこにいこうか・・・。そう、以前から行きたかった、あの、

「日本一危険な国宝」

に行く予定です。その時はまたエントリーさせていただきます。






遅い夏休みスペシャル 其の中編

10 20, 2010
山寺(立石寺)2 (Yamadera Ritsusyakuji 2)
Kazz日本全国古の旅


※お越し頂きありがとうございます。続きものですので前回エントリーから是非ご覧下さい。



ⓚAll Rights Reserved.Photo by Kazz

これは道としては極端に狭い・・。成人男子でも一応通ることはできるが、巨漢の方だと一番くびれてる所に足がはさまってしまうのではないか。まあ、飛び越せば良いのだが、この道の意味を知るとどうしても踏みしめたくなる。


山門をくぐり一歩一歩踏みしめながら歩くと「狭っ。」と急激に道幅が狭くなる場所がある。

これが「四寸道」だ。

「なかなかイカす幅じゃないか。」

四寸。つまり12センチで見た目本当に狭い。決して通れないということはないが、この道しかなかったのであろうか、写真でもわかるように、二つの大きな岩がくびれを作り道幅を狭くしている。別名親子道。(子孫道とも言う。)親が踏みしめたであろうこの道をいつか子も踏みしめることになることからこの名が付いた。慈覚大師円仁の時代から、千百余年の時を刻み続けてきたこの道は、今日まで幾多の参拝者に踏みしめられたことであろうか。世代を超えて参拝は続き、まさに「親子道」の名に相応しい。

山寺9

ⓚAll Rights Reserved.Photo by Kazz

姥堂。一見何の変哲もないお堂のようだが・・・。



紅葉の時期直前の平日ということもあり、参拝客は予想よりもかなり少なく感じた。
すれ違う人はまばらでそれほど多くない。幅の狭い階段も渋滞無く快適に進むことができる。

「この小さいながらも気になるお堂はなんだろう・・。」

しばらく行くと「姥堂」(うばどう)というお堂がある。予備知識がない人は早々に過ぎてしまうような所であるが、この姥堂は大変な意味を持つ。

中に祭られているのは奪衣婆(だつえば)の像と地蔵尊である。
奪衣婆とは、三途の川のほとりで亡者の着物を奪い取る婆様の事です。
この聞くだけで恐ろしい像と地蔵様がなぜに2ショットで祭られているのか。

つまり、この姥堂は「極楽と地獄の境目」とされ、この姥堂より上は、極楽浄土へと続くものである、と説かれているのです。尚、立石寺は古くより青森の恐山などと同様の東北山岳信仰の代表的な霊山で、死者の魂の帰る場所でもある。

とりあえずお参りしとかなくっちゃ。

山寺12

ⓚAll Rights Reserved.Photo by Kazz

「せみ塚」山寺中のセミの死骸を集めて供養された塔・・じゃないよ。奥の細道・松尾芭蕉が詠んだ「閑かさ・・」の句の短冊をこの下に埋め、塚をたてたもの。なぜ芭蕉がこのような行動をとったか?この山寺を参拝した人にはその気持ちが理解できるはず、です。



すれ違いざまに挨拶などを交わしながらゆっくりと歩を進めていくと、次に出逢うのが

「蝉塚」(せみづか)

そう、あの

「閑かさや、岩にしみ入蝉の声」

で有名な松尾芭蕉が詠んだ句にまつわる塚です。

ところで、この「岩にしみ入・・」という表現。松尾芭蕉大先生にど素人がいうのもおこがましすぎて平伏するのですが、この山寺の岩肌は、見た目に特殊な岩肌をしており、所々自然に出来たとは思えない大きな穴や、細かく空いた穴が見られます。山寺の特徴である凝灰岩は、比較的柔らかい性質を持つまさに天然の防音・吸収機能。歩く音さえ「スーッ」と吸い込まれるように静寂が戻る感じがする。流石にこれほど的確な表現は無いように感じました。

蝉塚の名の通り松尾芭蕉はここに自分で詠んだこの「閑かさ・」の句を埋めて塚を立てたそうです。

なぜそんなことをしたのだろう?

と、はじめはそう思いました。調べたりしても自分の狭い世界の中では「ここに短冊を埋めた。」ということしか分かりませんでした。
ただ、自分なりの答えは、この地に来てわかった気がします。

おそらく、この山寺という場所が全てではないでしょうか。

もともと無機質なただの短冊を埋めるだなんていう行為は、俄に理解しがたいものですが、ここ山寺の素晴らしさに心打たれた芭蕉が、この霊山山寺だからこそ自分の魂の入った句の短冊を埋めたのかもしれないと思うと理解できました。ここは本当にそういう場所です。ただ綺麗なだけの風景を一方的に押しつける2次元的なテレビや雑誌などとは異なり、こうした精神背景を含めた良い意味でのライヴ感は、やはり現地に赴くことをしないと駄目なんだなと、この地に立って改めてそう感じました。例えば、一般的な参拝客ひとりひとりがここに勝手に自分で詠んだ句を短冊に認め埋めることなど許されないことでしょうが、この地に立つと何となくそうしたい衝動に駆られるのが不思議です。

ちなみに、このセミにまつわる面白い話としてはもうひとつあり、この松尾芭蕉が詠んだ句のセミが「一体どんな種類のセミであるか?」論争を呼んだことがあったそうです。

論争者は斎藤茂吉「アブラゼミ派」小宮豊隆「ニイニイゼミ派」で、実際に松尾芭蕉がこの句を詠んだ時期に山寺に入り、調査したそうです。かたや山形出身の斉藤と、松尾芭蕉研究者の小宮、どちらも一歩も引かぬ情景が目に浮かぶようです。

で、どうなったか?
結果的にこの時期の山寺ではアブラゼミは鳴かず、ニイニイゼミであることがわかり、一応このセミ論争には決着が着いたそうです。なんともはや面白い。

山寺11

ⓚAll Rights Reserved.Photo by Kazz

「考えるな、感じるんだ。」という某大先生の声が聞こえてきそうな弥陀洞の全景。精神を試される場所なのか。見ようと思って見えるものではない。(多分・・。)



登り行程の3分の1程度(ゆっくり約25分)を過ぎたあたりで少し広めの場所に出る。ここで少し興味深い岩肌に出ました。

弥陀洞(みだほら)です。

この弥陀洞は、降雨などの浸食により岩肌が削られ、見方によってその凹凸の光と影が阿弥陀如来に見えるというもの。そして見える人には幸せが訪れるという非常にありがたい岩なのです。・・・・が、日頃の何とかのせいか、かなり長い間頑張ったのですが・・、全然見えません。幸せは訪れないのかなぁ。こういうものは、
「見ようと思ってみるものではなく、特に意識しない無我の境地で見ないと駄目なもの」なのでしょうね。

是非訪れた方はチャレンジしてみてください。しかし、如来様が岩肌に現れるとは。山寺ならではですね。


山寺8

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仁王門。いきなり現れるこの素晴らしい造形。風雪に耐えた色が長い年月を感じさせます。(1853年再建)山寺の見所のひとつです。



一生懸命如来様を見ようとしている左手には、山寺の象徴的景色の一つとして数えられる
「仁王門」が見えてきます。運慶の流れを汲む平井源七郎の作品とも言われる。左右中には仁王像が納められ山寺を守っている。また、この仁王門には閻魔大王像も納められており、ここを通る参拝者の過去の行いを全てチェックしているとのこと。

過去の行いって・・・。大王様・・。
閻魔帳というやつですか・・。なるほど・・。(汗)

ここまでくると残りはもうそろそろです。辺りも高台に立っているという広けた感じがあり、眼下に麓の景色が見え始めます。







遅い夏休みスペシャル 其の前編

10 18, 2010
山寺(立石寺) Yamadera ( Ritsusyaku-ji )
Kazz日本全国古の旅


山寺2

ⓚAll Rights Reserved.photo by Kazz

崖にそびえ立つように鎮座する五大堂からの麓の眺め。苦労が報われる一時です。


2010.10.15。このブログを始めてほぼリアルタイムでお話しできる機会がやっと来ました。
予告通り夏場のひたすら忙しい時期を経て、ようやくの夏休み。1泊2日の短い旅行でしたが、無事に帰って来ましたので早速エントリーしたいと思います。

場所は東北・山形県。

メインはかねてから興味のあった山寺(立石寺)です。

今回は長いので、前・中・後編の3部構成にします。

まず、山寺って何よ?(立石寺。以下山寺と略。)

と、いうところから至極簡単に始めましょうか。

山寺(やまでら)というのは愛称みたいなもので、正式名称は、

「宝珠山立石寺(ほうじゅさん・りっしゃくじ)」

といいます。

山寺は、今から1150年前、時に西暦860年。清和天皇の勅命受け、慈覚大師 円仁(じかくたいし えんにん)により開山されたと伝えられます。円仁は、当時文化の遅れていた東北を「仏教により明るく平和な社会にしよう!」と、この地に多くの寺を建立したのです。これが山寺の歴史の始まりです。

また、俳聖松尾芭蕉が奥の細道を行脚の途、この山寺を訪れ「閑さや 岩にしみ入 蝉の聲」という後の名句を残したことから全国的に有名になりました。
実際、苔と木々が静寂を演出し、全ての音を吸収してしまうような無数の奇岩とその岩肌に、季節は違えど蝉の聲がしみ入る様が体感できる素晴らしい場所でした。

山寺には非常に多くの寺院があり、(神社もある。)総1015段の階段(山門から奥の院までは870段)が体力と思考を奪っていくのも手伝って、最終的には、「どれがどれやらあまり覚えていない。」という話が多く聞かれます。実は私もその口です。下山してから写真と名称を確認する始末。何とも情けない。

先に書いてしまいますが、最奥の「奥の院」では、年配の方々や若いカップルなどの「もう終わり?」という逞しい言葉が聞かれる一方で、「マジかよ。もう無理っ。」という、やっと上ってきたという必死感との感想があり、意見は真っ二つに分かれるようです。(笑)


当日のスケジュールは、東京を朝5時出発し、高速を乗り継ぎゆっくり行って昼頃着く。山寺付近の駐車場はお土産屋さんが経営しているところが多く、周辺ではお決まりのごとく係の人が手招きしている。1日駐車で500円程度、大概お土産や昼食をそこでとると無料になる。市・県営などの駐車場は確認できなかったが、500円ならいいかと言われるがままに車を止めた。この時期人は多くないようだった。

山寺4

ⓚAll Rights Reserved.photo by Kazz

麓から五大堂までの垂直標高は170m。数値は見た目より低く、実際はもっと高く感じる。見えるのは五大堂、開山堂、などで、奥の院はその名の通り一番奥にあり麓から見ることは出来ない。


駐車場から五大堂を見上げる。

「結構高けぇな・・。」

麓から見上げる山寺(見えるのは五大堂)は、所々岩肌が露出していて雰囲気がある。テンションはかなり上昇。この露出した凝灰岩は、特に加工された訳ではなく、長年の自然経過によりこのように変化したという。にわかには信じられないほど加工された感がある。途中「顔」に見える岩肌などがあり、つくづく自然の素晴らしさを感じることができる。

駐車場係のお姉さんが言っていたのだが、一見して間違いやすい階段の次に現れる階段を登ると、いきなり本堂が現れる。御朱印を頂き安全をお祈りし、足を先に進める。
山寺14

ⓚAll Rights Reserved.photo by Kazz

立石寺本堂 根本中堂(こんぽんちゅうどう)重要文化財。山寺で最初にみることができる。1356年建立。実は、立石寺に立石寺という建物はない。


ここで、足を進めると・・。何やら・・・。この美味しい匂いに我慢ならず、山寺名物の力こんにゃくを食べる。何の変哲もないこんにゃく玉なのだが、こういう場所ではシンプルな味のこういうものが妙に美味しい。

山寺3

ⓚAll Rights Reserved.photo by Kazz

その昔の団子三兄弟。なんの変哲もないこんにゃく玉は入山への腹ごしらえとしては最適だ。やわらかく煮込んであり、実に美味しい。一本100円。


さて、腹ごしらえも終わり、鎌倉時代に建立された立派な山門で300円を払いいよいよ入山。



この一歩からいよいよ本格的な約900段の登りが始まる。

すれ違いざま下山してきた子供がふと漏らした声。


「はぁ~、長い旅が終わったぁ~。(泣)」


マジですか?(笑)







北海道加工用




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