バットマン・タンブラー?

06 30, 2012
MAD CATSZ cyborg R.A.T 5
Kazz日本全国拘りの道具旅
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さて、
どうみてもバットマン・タンブラーのようなこの物体・・・。
さて、何でしょうか。

正解はマウス。
今回はそんなバットマン・タンブラー・・ではなく、パソコンにおけるマウスの話。
とは言ってもマウスの歴史からうんちゃらかんちゃら説明することはないのです。

自分もそうなんですけど、キーボードやマウスに拘りのある人は相当に多い。
確かに、パソコン本体は時代の流れで買い替えを余儀なくされるが、マウスとかキーボードに限っては、性能に左右される比重がパソコンに比べれば軽く、許す限り使い慣れたものを使い続けたいのが個人的な拘りである。

直接手に触れ、なおかつ長時間作業しなければならない効率を考えると、パソコン作業とはいわばキーボード作業やマウス作業ともいえるでしょう。
特に自分にとってマウスは、CG作業などにおいても繊細な作業を要求されるため、手に合わないと途端に疲れてくる。
よって、マウスへの拘りは・・かなりある。

クリック感や高さ、幅、重さ。また、持ち方一つにしても、世間では「被せ型」や「つまみ型」など独特の定義があるようだ。それに基づくと自分はどちらかといえば「被せ型」で、かつ、サイドをつまんで軽く持つ。したがって、背の高いマウスや幅が極端に広いマウスは絶対に合わない。性能やデザインなどでもロジクールが好きなのだが、今まで買ったやつはどうしても合わなかった。MSのマウスは基本的に背も高いが幅も広いのでこれまた合わない。
ボタンの数も重要で、最低5つ必要だ。
この条件を満たす自分に合う気に入ったマウスというのは非常に少ない。
よって、買っては眠る・・を繰り返した使われないマウスが結構眠っている。(笑)皆さんの中にも経験がある人がいるかもしれない。
現在は、その少ない条件を満たしたRazer 社の PRO SOLUTIONS PRO V1.6というマウスをかなり長い間使っている。マウスとしては当時高価だったが、非常に使いやすく、新品も一台ストックしている。
それぐらい気に入っているマウスなのだ。

が、・・。
MacのOSがLIONに進化してこのマウスのドライバーが機能しなくなり、ボタンの割当が出来なくなった。

これにはかなり困った。
古いマウスなので今更アップデートもないだろうし、一部の機能を捨てて単純なUSBマウスとして使うか・・。
そんなことを考えているうちに、たまたま見つけたのがこの写真のマウスだ。
MAD CATZ2

Mad Catz cyborg R.A.T 5

その名もずばり、「サイボーグ・ネズミ。」

一見バットマン・タンブラーに見間違うばかりのド派手なルックスだ。
「何これ、マウス?」
まずはそのビジュアルに関心を持ち、ちょっと持ってみた。
「おぉ、結構好みだ。」
背が低く、幅はややあるが悪くない。
むしろかなり良い。
もともとはゲーミングマウスとして作られたもののようだが、特に操作性の癖は無いようで、もちろん一般的に使用することに何の問題も無い。
ただ、このデザインは好みが分かれるだろう。(笑)
もともとシンプル好きな自分としては、やけにケバケバしいデザインに惹かれたものだと苦笑いしている。
そういう意味ではやはり、マウスは持った感じが重要で、このマウスは見た目と違い持った感じが非常に良かった。
MAD CAZ
デザインには賛否両論ありそうだが、ハード面・機能面ではかなりの充実度だ。
まず気に入ったのは各ボタンのクリック感が非常にしっかりしていることだ。
特にセンターホイールは所謂「ヌルヌル型」ではなく、適度に抵抗があり使っていて気持ちがいい。
また、特にweb上で活躍しそうなサイドの二つのボタンは剛性が高く、押してもフレーム自体が歪まない。このボタンの感じは他のマウスではなかなか無かった。これだけでもいいんじゃないかと思う。
デザイン上のアクセントともなっている横方向のローラーだが、これがありそうでなかった。使い勝手はすこぶる良い。金属製で質感も良く、なかなかのものだ。横方向の画面移動が多いエクセルなど重宝しそうだ。
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まぁ、一連の詳しいことはMad Catz のHPを見ていただければわかるのであえて省略するが、このマウスをMacで使用するには少々問題があるようだ。
これはもしかしたら自分のパソコンだけなのかもしれないが、このマウスをネットで検索しても販売個数が少ないせいかあまりこの問題の件についての情報はでてこない。
ちょっと書いてみよう。

まず、このドライバーが現在BETA版で、6月28日現在・LION10.7.4の自分のバージョンでは、何度やっても上手くインストールできない。(マウスのドライバーバージョンは1.1.30 BETA)
実はこの前のドライバーのバージョンはちゃんとした正規版で、これは確かにインストールできたのだが、カーソルの動きが非常に不安定で、立ち上げごとに何にもしていないのにジワジワと動き続け、あっという間に画面の端まで動いて制御不能になり、結局まともに使えなかった。
あとひとつはドライバー自体の問題で、これが非常にめんどくさい。
このマウスのドライバーは「プロファイル」と名のつくファイルに個人が設定したボタンなどの割当設定を記憶させておく必要がある。まぁ、これだけなら他のマウスにもあるのだが、問題はこの設定自体を有効にするために起動時に手動で呼び出す必要があることだ。常駐するドライバーをクリックし、自分のプロファイルを選択して初めて機能が割り当てられる。起動毎にこれをやるのはさすがに面倒だ。
これには閉口した。今時、「そんなの自動でやってくれよ。」と思うのだが、どこをどう見てもそういう機能は無いようだ。
故に一連の高機能も宝の持ち腐れで、現在は単なるUSBマウスとしか機能していない。

自分もまだ試行錯誤の状態であるのだが、Macでこのマウスを使う人はそういうことも含めちょっと注意が必要だ。

とはいえ、この cyborgシリーズは、最も安価のRAT3から5・7・9とグレードに合わせて4種類があり、上位グレードはウエイトの増減やサイドカバーの取り付けなどハード的にも細かくモデファイできるようになっている。

見た目によらず持ちやすく、全体的な印象が非常に好みなだけにドライバーの件は早めの対応をお願いしたい。



投入堂のメディア露出

06 25, 2012
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さて、
久しぶりじゃないでしょうか。大々的にテレビで扱われるのって。
去る6月23日(土)にテレビ東京系の番組で、投入堂がかなりの時間にわたって取り上げられていました。
とはいっても、投入堂自体のお話ではなく、投入堂までの道のりをタレントさんが体験するという類いのものです。
そのせいか、当ブログのアクセス数も凄いことになっていました。(笑)

内容的には、いかに投入堂が大変な場所に建立されているか、という画造りに終始しており(当たり前ですけれども。)自分も客観的に見て、改めて「一筋縄ではいかないんだなぁ。」と、自分が登ったときとオーバーラップさせ、その道のりを再確認しました。

もちろん、投入堂なんて全く知らなく、このテレビで初めてその存在を知った。という方もいると思います。
投入堂への道のりは確かにハードですが、その分たどり着いたときの感動も大きいものです。
投入堂への入山の問題点と言えば、その行程のハードさもさることながら、最低でも二人以上で登らなければならないと言う点でしょう。「きままな一人旅」というスタンスで行けないのが辛いところですが・・・。
それでも、ひとり組が来るまで入山口で待機して待つ方もいらっしゃいますし、ブログやツイッターなどで同じ境遇の方を探す方もいらっしゃいます。勿論ひとりで登ることができればかなりの間口が広がる訳ですが、決まりなので仕方ありません。それでも、個人的にもそこまでして登る価値のあるものだと思いますし、是非体験していただきたいと思っています。

ところで、最新の画像を公開すると次回のネタバレ(笑)になりますので、以前の没カットをさらしますが、当ブログの完全解剖編も地味に進歩しています。
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細かいブラッシュアップを除けば外観は完成に近いのです。目立つのは愛染堂の未完部ですが、この愛染堂に関してはかなりの時間をかけたいのでそういう意味ではまだまだ完成は遠いかもしれません。(すいません・泣)

知る人ぞ知る投入堂ですが、もともと、こういったものに興味の無い方だとまったく知らない筈なのでどんな形にせよ知名度が上がることは基本的には良いことではないでしょうか。
基本的にとは・・・例えば東京スカイツリーなんかでも人気故の弊害が色々とあるようです。周辺住民への騒音やゴミ問題など。まぁ、投入堂がそこまでの人気になるとはなかなか考えづらいですが、人気故の弊害というのはいつの時代でもついて回るものです。

多くの方に投入堂を好きになってもらいたいと思いますが、あまり人気になりすぎるのもイメージ湧かないです。(笑)

日頃のアクセス感謝。

06 21, 2012
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さて・・・。
昨日の台風、雨風共に凄かったですね。日本各地で結構な被害だったらしいんですけど、自分の地元もすぐ裏を電車が通っているのですが、現在山の一部を切り崩して宅地にしているため地盤の体力が削られ、大木がバンバン倒れています。昨日の強風で、その倒木の一部が線路にかかり完全に線路が塞がれてしまいました。雨風のノイズとともにチェーン・ソーの音が深夜響き渡っていました。
ご苦労様です。

まぁ、雨で喜ぶのは紫陽花ぐらいですか。(笑)

ところで、特に節目のヒット数というわけではないんですが・・・。
一昨年の9月から書き始めている当ブログなんですが、ふとカウンターを見ると書き始めた当初からは考えられないぐらいのお客さんが今日まで見にきてくれています。ありがたいことに結構な常連さんもいるようで、書き手としては嬉しい限りです。
つまらないブログにお付き合い下さり、ありがとうございます。

筆力がまったくアップしてませんが、よろしければ今後もお付き合い下さい。
個人的にも面白そうなネタを仕込み中です。(笑)
お楽しみに。



鳳凰の羽休め。

06 16, 2012
平等院鳳凰堂  
Kazz日本全国古(いにしえ)の旅
平等院鳳凰堂12
さて・・・。

先日のエントリーで福島の白水阿弥陀堂の屋根葺き替えリポートをお届けしたばかりだったのですが、気にしているだけなのか、何となく自分の見に行きたい国宝建築が修理に入っているような・・。
まぁ、そうした修理つながりではないのですが、ついに京都・平等院鳳凰堂も修理に入るようです。
期間は平成24年9月3日から平成26年3月31日(予定)まで。
約1年半ぐらいですね。思ったより短いです。
実は、この情報はかなり前から一部に流れており、自分も知っておりました。
最近正式発表になったようです。

それにしても、こうした建築、特に古建築の類いは非常に難しいんですよね。

「何が?」

って・・。

例えば、平等院鳳凰堂を最近見た人ならわかると思うのですが、殆どの箇所、相当痛んでますよ。
朱の鮮やかさも無いし、ボロボロのレベルです。
こりゃ即刻修理に入りピカピカにすべき・・・。

・・と、普通はそう思うのですが、何となく、どこもかしこも真新しい(新しすぎる)平等院鳳凰堂は似つかわしくない。

「あの枯れた感じがいいんだ!」

と思うのは自分だけでしょうか。(笑)
平等院17
まぁ勝手なことを言っておりますが、写真で改めて見てもやっぱり限界でしょう。
修理後の公開は約1年半後になりますが、あと約3ヶ月見る時間はありますので「枯れた」感じの平等院鳳凰堂をその目に焼き付けたい方は急いだ方がいいです。
修理に入る前にはライトアップなど特別な公開がありそうですね。

かくいう自分も、あと1回は見に行こうと思ってます。

鳳凰が再び羽ばたくのは平成26年4月。
新しくなっても勿論見に行こうと思います。


3センチの力。国宝 白水阿弥陀堂屋根葺き替えリポート2

06 12, 2012
白水阿弥陀堂2 Shiramizu amidadou2
Kazz日本全国古(いにしえ)の旅
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さて、前回に引き続き白水阿弥陀堂の屋根葺き替えリポートを簡単にエントリーしよう。
前回は覆屋に入る前までだったので、今回は入ってから。
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・・・とその前に、今回の白水阿弥陀堂に使われた栩葺の板材なんですが、どのくらいの枚数が使われていると思いますか?(答えは最後まで読んでください。)
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本線に戻りましょう。(笑)
今回の修理は屋根の葺き替えと同時に縁板の修理も行う。見たら殆どの縁板が外され新しい板に付け替えられている。垂木などはそのままで見た目も痛みは無い。
入り口から指示に従いヘルメットを付けてやや急な階段を上がると入ると阿弥陀堂の屋根へ出る。
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上へ出ると屋根を取り囲むように通路がグルリと一周していて、そこを歩けるようになっている。もちろんこれだけ近いので細部まで見渡すことができる。ただし、この通路の高さはちょうど軒の上。見ることができるのは屋根材の部分だけで垂木群を見ることはできない。ちょっと残念だ。
白水阿弥陀堂10
「おおっ」
入って大きさに圧倒。
大きすぎて全体的なイメージが伝わるかわからないが、その姿はまさに「小型のピラミッド」という感じだ。
四面の状態は最も葺きが進んでいるところで80%ぐらいで、反りの稜線部分を残すのみ、というところと、殆ど葺かれていない部分とまちまちで、見学する分には両方の状態がよくわかる。
ただ、葺き替え作業は10月頃の完成ということで、真夏の時期を経てということを考えると大変だ。貴重な国宝の葺き直しということで最後まで頑張っていただきたい。ご苦労様です。

さぁて、では、せっかくもらった貴重な機会。早速細部を確認してみよう。
白水栩葺1
白水阿弥陀堂の葺き材は国産の椹(サワラ)で長さは約24センチ前後、手前側と奥側の厚みは異なっており、重ねられる奥側は4.5ミリ前後、表面にさらされる部分は約6ミリで、幅は12センチから15センチのものが使用されます。
説明書きにはそうあるのだが、見た目の幅が15センチ以上のものもありそうだ。
ところで、「板葺き」の国宝は数々あれど、杮葺きなどの建物は結構ありますが、白水阿弥陀堂の様な「栩葺」の国宝建築は日本ではここ以外ありません。(確か。笑)僅かに仁王門としては京都の光明寺にあるようですが、それをあわせても僅かに2例。それだけ珍しい屋根の葺き方なのです。違いは葺き材の厚み。材自体が結構しっかりとしており、曲がりが効かず当然出来上がりも硬質でカッチリした印象があります。
白水 屋根構造3
というわけで、kazz zzak(+あい。)恒例のたいしたことないCGの出番で、白水阿弥陀堂の屋根構造を見てみることにしよう。でも、実はCGにするまでもなく、それほど難しい構造ではないのかもしれない。結構シンプルだ。
横材とする地板の上に直接葺いていく。ただ、いくら重ねているとは言え、細かくて吸収の良さそうな杮葺きとは違いこれだけ厚みのある椹を使っているので隙間から雨水などが浸入しないのだろうか。
白水233
実際の葺き方はこのような感じである。10列に一枚の銅板が葺かれるようだ。
白水阿弥陀堂基本屋根構造
さらに角度を変え、梁などを入れると実際にはこんな感じだと思われる。
今回の葺き替えに関しては、単純に葺き替えだけの作業の様で、その下の野地板?(横材)部分に関しては痛みの激しいものだけが取り替えられているようで、殆どの場合そのまま使用されている。
ただ、部分的に取り替えが必要な痛みの激しい部分があり、真新しい部材が入っている。
白水阿弥陀堂12
驚いたのは、この横材のサイズが思いの外バラバラで最低限の加工しかされていないことだ。「角材」という意識が当たり前の自分にとってこれは意外だった。
白水阿弥陀堂は明治時代に廃堂寸前まで追い込まれるほど痛みが激しかったが、関係者の尽力によりそれを免れ、大幅に修理が施され現在の姿を保っている。
つまり、屋根の主要な部分に関しては、殆どの部材が明治の修理の際に直された部材と思われ、地材に関しては思ったより痛みは激しくない印象だ。まだまだ全然イケる。
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ただ、この栩葺板の下の横材について驚いた点がひとつあった。
それは、おそらく現在では考えられないほど整形の精度が悪く、各スパンがバラバラで、なおかつ部材によっては、通常捨ててしまうような形状が歪(いびつ)な木材で構成されている。
「おおっ、こんな材まで使うのか・・。」
ちょっとビックリした。
白水屋根構造13
気になる軒先。特に四隅はこういう感じで葺かれている。もちろん材の寸法を見極めその場で調整される。当たり前だが、事前に機械的に計算された材を当てはめるだけのモノとは違いその都度微調整が必要だ。
全体的な葺き方の順番としては、軒先を全周にわたり葺き、真ん中部分を上側に葺き、最後に四隅の稜線を調整しながら葺いていく。
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既に葺き済みの面とこれからの面。非常にわかりやすい。
白水234
職人さんは一枚一枚の高さ調整とともに黙々と竹釘を打ち込む。忙しい中、ありがとうございました。
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嬉しいことに一部横材を外して(取り替えるため)いる面があり、僅かだが白水阿弥陀堂の屋根裏構造が確認できる。こんな感じになっているのか・・。
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さて、内部が見える部分で気になったのだが、ちょっとこれを見ていただこう。
白水阿弥陀堂は東日本大震災の影響をもろに受けダメージを負っている。
ちょっと確信は持てないが、この柱や垂木のズレはその影響だろうか?
見た目でも結構動いており、地震の強さを如実に物語っているように見える。
もしこれが地震による影響で、建物に起きた致命的なズレだとすると大変である。
仮にこれを修正していくと、全体の材の一部一部を動かすことになり、相当な作業となる。
元々こういうものは接合部に遊びみたいなものがあり、地震などでは多少動くことにより建物の崩壊を防ぐように出来ている筈であるが、これは許容範囲を超えているのか、素人目ではわからない。
竹釘
ところで、
今回の葺き直しにどのぐらいの椹が(枚数)が使われたと思いますか?
という冒頭のクイズの答なんですが、
答えは、約「80,000枚」(!)
だということです。
単純計算で一面20,000枚かぁ・・・・。えらい数だ・・。
当たり前だけれども、これらの材は機械で整形しているのではなく、全て職人さんの手作業により一枚一枚作られているのだ。本当に気が遠くなるような作業だ。
国宝の歴史は同時に修理の歴史でもある。
どんなに構造的に優れようが、強固な材を使用して構築されようが、何百年とその姿を維持するのは不可能であることは言うまでもない。
文化財を直接的に守る人に感謝したい。優れた職人さん無しに現存する文化財は語れない。
そう思い、ありがたく見学させていただきました。

そして、写真上の竹釘。お土産で頂きました。前回のリポートにもあるように、この竹釘を参加者が試し打ちするブースがありました。自分も試しましたがなかなか慣れないと難しいものです。
説明によると、この竹釘は現在の日本では京都の丹波地方の「たった一業者のみ」が生産しているとのことです。驚きです。
この竹釘。おそらく白水阿弥陀堂を構築する中で最も小さな部材であると思います。
思えば凄いものです。
僅か3センチのこの小さな部材で葺き替えの屋根材80,000枚を固定し、しいてはその部材で構築された屋根を持って50年間この建物を支え続けている。
僅か3センチではあるが、この部材無くして建物は50年は持たず、なければ、剥がれ落ちた屋根の一部から雨水などが浸入し、早々に建物を崩壊させるでしょう。
そういう意味では「最も小さくして、最も大きな力を持つ部材」なのかもしれない。

僅か3センチの強大な力。
人生にも応用できそうな・・今回最も勉強したのはそこかもしれない。
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今回は初めてこうした屋根の葺き替え作業の見学会に参加しました。
日頃から当ブログに遊びにきていただいている常連さんからは、「やけにアッサリじゃん。」と言われそうですが。やりだすとキリないんですよ。(笑)でも、これからもこうした見学会に参加していきたいと思ってます。

白水阿弥陀堂の艶姿を再び目に出来るのは今年の10月頃。
今度は浄土庭園に浮かぶその全景を目の当たりにしたい。


今回の見学会におきましては、お忙しい中、貴重な機会を作っていただき、白水阿弥陀堂はじめ、関係各位の皆様にお礼申し上げます。



プロフィール

Author:Kazz
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Kazz zzak(+あい。)へようこそ。
Kazz zzaK(+愛・逢・遇・合・・・ etc)
あい。は、人それぞれ。

英語で i は自分ということ。

Kazz zzak(+i)

色々な「あい。」と自分をプラスして
Kazz zzak+i=「Kazz zzaKi」

「カズ雑記」

身の回りの好きなこと。好きなモノ。
関心のある事。
写真と共に何でも書いていきます。

気に入ったらまた遊びに来てください。

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