悲願成就。天は我を見捨てず。

10 26, 2013
鳳凰扉2
建物記ファイル№0021
平等院鳳凰堂 Phoenix Hall of Byoudoin Temple

さて、
前回と同じような内容のエントリーになりますが、申し込みしておいた11/1の平等院鳳凰堂の修理見学の通知が先日届きました。
現在、この平等院鳳凰堂は、傷んだ瓦屋根やくたびれた柱や軒の修理・再塗装を行い、新生「平等院鳳凰堂」として2014年3月に公開するため非公開となっています。
11月に入ろうとする今日。完成・公開まであと約5ヶ月。
その披露に先駆け、現在真っ最中の修理行程の貴重な見学会が、来たる11/1に一日限定で行われます。
(※事前のハガキ申し込みによる抽選。既に締め切られています。)
自分の知る限りではありますが、こうした大々的な修理見学会は2012年に一度だけ行われており、(調べると旅行代理店の特別なプランなどで見学会が催されたようだ。)その際自分も申し込んだのですが、見事落選となり、悲しくその通知のハガキを握りしめた記憶があります。(笑)

2012年平等院鳳凰堂落選のエントリー

そして、おそらくではありますが、最後になるだろうこの修理見学会の結果は・・・。
・・見事に落選いたしました・・・・。
ハハハハ・・・。

京都府教育庁文化財保護課のHPによると、この修理見学会は平等院鳳凰堂の他、
●清水寺・奥院、
●旧三井家下鴨別邸、
●仁和寺観音堂・御影堂

の合計4カ所、一日4回の開催で、定員は360名のところに381通(延べ675名)の応募があったようです。
・・つまり、・・
各場所の一回あたりの定員は20名前後。平等院鳳凰堂の人気からすると競争率は数値以上に上がっていただろうが、それでも目が飛び出るほどの競争率ではないだけに、落選はやっぱり悲しい・・・。
・・しかも、2年連続で。よっぽど縁がないんだなぁ・・。
byoudouinn2.jpg
・・と、普通なら思いっきり落ち込むところなのですが、
今回は自分も微力ながら手を打っておきました。(笑)
旅行に同行する相方にも申し込みのハガキを別の時間に出すようお願いしておいたのです。
結果、そのハガキが見事、当選しました。
もっとも、こちらのハガキが当選したことで、同行者であった自分の出したハガキが弾かれたのかもしれませんが。
いずれにせよ、何事も無ければ修理見学ができることになりました。
これは掛け値無しに嬉しいですね。じっくりと時間の許す限り見て来たいと思います。

というわけで、
当ブログの鳳凰堂も修理見学エントリーに向けて本物と同じように足場を掛けていきます。実際の足場とは少し違うけど。まぁ雰囲気。
求められているかいないかは別として、平等院鳳凰堂のCGは数多く造られているでしょうが、こうしたCGはWEB広しといえど、当ブログならでは。(笑)何とかエントリーの際挿図的に使いたいなぁ。
現在、鳳凰堂自体のクオリティは低すぎて笑っちゃうレベルなのですが、あまり時間を掛け詳細に造るよりも、こういったエントリーはスピードが命なので、モデル自体は簡単にして、本編は実写・テキスト主体になるとおもいます。あまり期待しないで(笑)お待ち下さい。
hououdou7.jpg
そういえば、平等院鳳凰堂が修理に入る際、足場の丸太が組まれ大々的に報道されましたが、ご覧になりましたか?
空撮映像で見たのですが、これが素晴らしく、芸術的に組んでありますね。現在はシートで覆われているので見られないのですが、非常に勿体ない。ニュースで見たときは思わず見惚れてしまいました。何十年に一回という逆の意味で貴重な機会。あれはあれで、お金払ってでも実際に見たいです。(笑)
screenshot_968.jpg
平等院鳳凰堂は自分が建築好きになるきっかけを作ってくれた偉大なる日本の国宝建築。
これから何十年、何百年という途方も無い時間の経過を踏み出す前のこの貴重な時間に立ち会えるとは。
幸せなことです。

ふたつのラスト・チャンス?

10 19, 2013
screenshot_944.jpg
【平等院鳳凰堂 翼廊】

さて、
あと10日程度で2013年の秋旅行に出掛けます。(夏休みが無かったのので。)
それで、この間から何処に行こうか色々思案していたのですが、ここにきて行く場所がようやく決まりました。
まぁ、それは追々当ブログで話すこととして・・・ここ最近のドタバタで伝えきれていなかったのですが、11月の1〜3日の間に京都の色々な場所で修理見学会が開かれるようです。
特に11月1日は一日限定で行われる場所が結構あり、その中には来年の3月に公開を控えた平等院鳳凰堂の見学会もリストに載っております。(事前ハガキによる抽選)
前回、残念ながら落選したとき「チャンスはもう無いか・・。」とガッカリしていたのですが、ここに来ておそらくのラストチャンス。
で、どうなることやら・・・。(当選発表はハガキが来ないのでまだのようです。)
screenshot_954.jpg
【お蔵入りから復活か!?(笑)平等院修理見学用エントリー試作】

ところで、
以前、宇治上神社の建物記エントリーの際、「宇治観光のドル箱である平等院と宇治上神社が紅葉のシーズンに修理で見られないとなると、かなりの痛手であるということを記した。
(※宇治上神社は本殿と拝殿が時間差で行われるようですが、どちらかが見られるのかは情報不足で不明。すいません。)

ところが、今年はそうした宇治観光のピンチに立ち上がったのか、通常非公開・・というか、初公開の寺院が宇治で三カ所あることがわかりました。
それが、・放生院(橋寺)・恵心院・興聖院の三カ所です。
初公開ということもあって情報はかなり少ないので、初物好きな方は要注目です。しかも、こういう場所は、機会を逃すと次はいつの公開か全くもってわからないので、暫く公開しないということで考えると、ある意味ラストチャンスになるかもしれません。期間はいずれも11/1(金)〜11/10(日)です。

Antiqueの甘い罠。

10 13, 2013
ロレックス扉2
ROLEX OYSTER

さて、
先日約11年振りに腕時計を変えた。
ROLEX OYSTERの1954年手巻きモデル。Antique ROLEXの部類に入るだろう。
本当はTUDORの小薔薇(通称)が欲しくてずっと探していたのだが、たまたまこいつを目にして一瞬にしてやられてしまった。

40〜50年代のROLEXといえば現行モデルと違い「一体どのくらいあるんだろう」といえるほどの種類がある。その中から自分の気に入った時計を選ぶのはまさに至福とも言える時間で、時計好きの醍醐味であるとも言える。
そんな中で選んだこの時計は、オリジナル文字盤の焼け具合、ドルフィンハンド(針の形がイルカの手に似ている)やブルースチール(秒針が青焼きされたもの)リベットブレスなど・・気に入った点が多かった。手巻きなのでケースが薄く、軽い。それも気に入った。そして、手巻きは初めてだ。

AntiqueのROLEXを選ぶにあたり条件がひとつあった。
それは、コレクターでは無いのでAntiqueといえど日常での使用に耐えうる時計でなければならない。
と、いうことだ。
Antiqueといえば、ザッと計算しても半世紀以上経つ古い時計なので、すぐ壊れそうなイメージがあるがそうでは無い。
むしろ逆。この頃の時計はパーツ構成もシンプルかつ頑丈なので壊れにくい。例え壊れたとしても修理が比較的容易だ。しかも手巻モデルは自動巻より部品点数やローターなどの駆動関係が無いのでさらにシンプル。もちろんバブルバックやもう少し古いモデルだと場合によってはパーツを造ったりする必要があり、完全にコレクターズアイテムのディープな世界に入るが、この頃のものであれば現役でガンガン使える。Antiqueだからといってそれほど気を遣う必要は無い。
そして、コレクターではなく、実用としてAntique時計を使うならば完全オリジナルに拘らない方が良い。
なぜなら、こうした時期の時計の消耗品は殆ど交換されていると思った方が良いからだ。
例えば、風防、リューズなどは消耗品と考えた方が良い。革ベルトはもちろん、ステンレスのブレスレットも場合によっては変更されている。さらに、文字盤についても良心的な店だとリダン(オリジナルからの変更)の場合は明記されたり、教えてくれたりするが、・・個人的には、ここは拘った方が良いと思う。(笑)

ところで、
今回購入した時計の精度を試してみた。
手巻きのパワーリザーブ(ゼンマイをMAXに巻いた状態からの駆動時間)は約51時間!と非常に良い印象です。
2日に一度巻けば大丈夫な計算だ。日差は±10とこの頃のモノとしては優秀な部類だと思います。
screenshot_934.jpg
機械式時計は『一生モノ』だと言われる。
但し、それは定期的なオーバーホールがあってこその話で、全くのノーメンテで何十年も保つはずが無い。
よって、どんな時計であろうがオーバーホールは必要となる。
問題はそのタイミングだ。
5年に一回という人もいれば、10年していないという人も居るし、壊れてから出せば良いと言う人も居る。
個人的にもそんなに頻繁に出す必要はないと思うし、数字を決めず、少し調子が悪くなったら出すぐらいのスタンスで良いのではないかと思う、とくに日差に神経質になる人がいるが、機械式時計なんてそんなものです。

時計好きの方は、何個も所有してその日の気分で使い分けたりするのだろうが、自分の場合、性格故か、そうしたことができず所有時計はこの年になるまで常に一個であった。飽きっぽい性格なのでどのくらいの付き合いになるか解らないが、気に入ったモノとはとことん付き合う性格なので長い付き合いになると思う。

実はこの時計を購入する直前までは同じ店にある別の候補があった。(TUDOR)
が、店内を見渡している内にこの時計が目にとまり、熟考した上でこちらに決めた。
こうした出逢いも一期一会。
59年間という時間を経て、自分の腕に巻いたこのROLEX。
手巻きモデル故、ケースは小さくて薄く軽いが、新品には無い小さな傷に歴史の重みと大きさを感じる。
今度はちゃんとオーバーホールに出そう。(笑)
その時はまたブログのネタにします。

TUDORの頑強な盾でも、さすがにCROWNの誘惑は防ぎきれなかったようだ。

あるべきものが見えない・・ふたつの誤算。国宝 松本城

10 06, 2013
松本城2扉
建物記ファイル№0050
松本城 Matsumoto jo
Kazz日本全国古(いにしえ)の旅

さて、
ちょっとバタバタしておりまして、先週ではありますが、長野県の松本市にいってまいりました。
当ブログで松本市を取り上げたとなると・・・もう、これ、これしかありません。
国宝・松本城です。
今回、この松本城を見たことにより、未エントリーを含め『現存天守12の旅』は残り一城、青森県の弘前城を残すのみとなりました。

・・ですが・・・ですが、ですよ・・。
事前の情報不足か、まぁ、自分が悪いんですけど、この松本城、写真を見てすぐにわかるんですが、「あるべきもの」がないんですよ・・。
あるべきもの・・そう、月見櫓。つきみやぐら
正確には「無い」ではなく、「見えない」なんですけど。(笑)
まさか修理中とは・・。
上写真の写真左側の白い幕が掛かっているところが、その月見櫓です。・・・完全に見えません。
screenshot_925.jpg
この松本城がバリバリの戦城・せんじょう(当ブログで考えた「戦うための城」の意)として築城されたのは有名たるもの。
月見櫓とは、その名の通り月を見ながら酒宴などを行う赤い高欄を持つ松本城独特の屋根付きバルコニーのようなもの。
写真では白い幕が掛かっていて見ることが出来ませんが、戸を開け放つとこうした建築においては実に開放的な空間が広がります。
この月見櫓については改めて説明の必要もないとは思いますが、これは当時の城主であった松平直正善光寺参りの為、松本城に宿泊予定だった徳川家光を迎え入れるために増築したもの。(但し何らかの理由により家光は松本城には来ていません。)
screenshot_922.jpg
【月見櫓が見えないと何か締まらない・・。】
そうした経緯もあり、時は天下太平の世で優雅に月見と洒落込んむ場所だったのだ。
こうした戦闘と静寂の二極化された具体例を城に兼ね備えた松本城にとって、この月見櫓がある意味は大きく、これが見えなかったりすると、我々見る側にとっても「何かが足りない・・。」と思ってしまうのです。
また、こうした城は国内でも類を見ない。
月見の歴史は諸説あれ、遠く夜空に浮かぶ月を眺めての宴は無条件で楽しいもの。争い事の無い象徴として、あえてこの場所にその象徴を造ることの意味が昔の人にはよくわかっていたのかもしれない。
screenshot_924.jpg
松本城の構造は5重6階。天守の高さは29.4mあり、かなり大きい。・・・はずなのだが、全体が黒い城のためか
数値より何となく小さく(締まって)見える。または、平城故か。
しかし、バックのアルプスを含め実に美しい城だ。日本の城の中でも人気は相当なものだろう。
松本城本丸
【天守付近から。本丸の位置が記されている。】
下からだと大きすぎて規模が解りずらかった本丸御殿も天守付近のこの位置だとよく見えます。
この本丸御殿は天守が完成した後に築城されましたが、亨保12年(1727年)惜しくも焼失してしまいます。
松本城天井裏
【松本城の大天守天井裏】
松本城の内部には色々な展示がしており特に鉄砲関係の充実度はかなりのものだ。好きな人にはたまらないだろう。また、内部で珍しいと言えば天守最上階の天井裏を見ることができる。これは現存天守の中では松本城と彦根城だけだ。(・・・確か。)ちょっと暗すぎて写真がブレてしまったが、天井裏の構造がよくわかる。
真ん中に祀られているのは、『二十六夜神』という松本城を守る神様。
screenshot_921.jpg
天守から下り、階段を経てコースの最終付近である『月見櫓』へ。
ある意味レアと言えばレアなのですが・・。(笑)中はこんな状況でした。
この月見櫓の外装?の修理は地震などの影響なんですかね。ちょっと解らないのですが・・。
それにしても、こうしたものを後付けすると大体デザインバランスが崩れてしまうのですが、松本城の場合辰巳櫓を含め妙にマッチしていて全体のバランスは決して悪くない。

・・と、ここで更に発見。悪いことは重なるもので・・。
現在石垣の修理で埋橋(うずみのはし)が通行止めされており、通れません。(泣)
月見櫓のみならず・・・。
そういえば、
marugame.jpg
screenshot_923.jpg
修理で思い出したのですが、以前見に行った中ではここ丸亀城(香川県・未エントリー)も修理中でした。2011年です。
完全に覆われて天守が見えなくなったわけでは無いので助かりましたが、状況としてはこんな状況でしたね。
こうして、現存天守12の旅のうち11城を見て回ってきたのですが、修理中が2城。
資料的にも完全な写真が欲しいので、おそらくこの2城については再訪することになると思います。
あと、あれですね。昔、「学校に近い人は良く遅刻する。」という暗黙の事実みたいなものがありましたが、現存天守12の旅と言いつつも、自宅から一番近い天守を訪れるのが一番ではないにせよ、こんなに遅いとは。本来なら真っ先に行かねばならないぐらいなのに。やっぱり、「いつでもいける」何て思ってちゃダメですね。(笑)
ふと、そんなことを思い出してしまいました。
screenshot_926.jpg
城に白と黒のカラーがあることは承知の事実ですが、松本城はバリバリの戦城なので、やはり黒が似合います。
これが仮に白い城だったら背景のアルプスと共に極めて優美な城になったことでしょう。
そして、月見櫓の高欄の赤は、ここ松本城ならではの色。
修理が終わったらすぐ行こう。(笑)
戦と天下太平の黒と赤。時代を感じさせる素晴らしい城です。

プロフィール

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Kazz zzak(+i)

色々な「あい。」と自分をプラスして
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「カズ雑記」

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関心のある事。
写真と共に何でも書いていきます。

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