投入堂の新事実。

05 29, 2014
投入堂111
さて、
久しぶりの投入堂なんですけれども、CG完全解剖編の方はちょっと(というか、かなり)停滞気味なんですけれども、あちらはこのブログのライフワーク的なものでして、終了すればこのブログも終わります。(笑)

ところで、先日「日本海新聞」なるものにかなり興味のそそられる記事を見つけました。
日付は5月11日付けで少し前なのですけれども、投入堂大正修理の際の棟梁が見つかったという記事です。
大正の修復は但馬の棟梁ら 三徳山投入堂
この記事には写真も記載されており、おそらく(ではありますが)棟梁と副棟梁らしき方々が投入堂のやばい崖の上に直立している、かなりな写真です。(笑)
記事によると、棟梁は兵庫県養父市の福垣定次郎という方で、副棟梁は同市の西村重太郎という方だそうです。
この棟梁と副棟梁にはそれぞれお孫さんがおり、早速関係者が聞き取り調査を行ったということです。

大正の大修理と言えば当ブログでも少し触れましたが、近年にその際の図面が突然現れ現在の投入堂とかなりの相違点がみられたことが記憶に新しいかと思います。学術的にもかなり興味深い修理であったので、お孫さんが御存命であればそこからの調査で色々と新発見があるかもしれません。
これは、楽しみです。

足利学校 宥座之器(ゆうざのき)の教え。

05 24, 2014
asikaga.jpg
さて、
「宥座之器」(ゆうざのき)というものを知っていますか。
栃木県足利市、日本最古と言われる足利学校を訪れたときのこと。
こんな機械を見つけました。
大体、見ればどういう仕組みかわかると思うのですが、下の水を柄杓ですくって鎖で二点が繋がれた金属製の容器にその水を入れていきます。

で、水を注ぐと、どうなるか?

水が少なければ容器は傾き、丁度良ければ真っ直ぐに立ち、入れ過ぎれば容器はひっくり返る。

この宥座之器は孔子の教え「中庸」(ちゅうよう)中庸とは調和がとれているということ。
つまり、何事も知らぬ存ぜぬでは自らが歪んだままになり、他人を思いやること無く私利私欲に走ると必ず転覆する。
というようなことでしょうか。

まさに人生の教えを具現化したような機械である。ちなみに宥座之器の「宥座」とは自らの傍に置いておくこと。
これを見て自らの慢心を戒めていたということだろう。

これを見た弟子の子路が孔子に「満を持すためにはどうすればいいんですか?」と質問をしました。

すると孔子は、

・「優れた才や知」をもつ者は「自信の愚」を自覚し
・「功績や手柄」のある者は「謙譲の心」を持ち
・「勇力」を持つ者は「恐れ」を忘れずに
・「富」を持つ者は「謙遜」すべきである


こう答えました。

世界一を見に。足利フラワーパークに。

05 13, 2014
screenshot_1341.jpg
screenshot_1340.jpg
screenshot_1343.jpg
screenshot_1338.jpg
screenshot_1344.jpg
screenshot_1339.jpg
screenshot_1342.jpg
(写真はいずれも2014年5月9日撮影)

さて、
当ブログではあまり扱わない「花」が扉に来ましたが、訳あって足利市にある花のテーマパーク『足利フラワーパーク』に足を運んだ。
足利フラワーパークと言えば、・・・・そう、日本一、いや、世界一を誇る藤棚 が有名だけれども、今回紫系の藤棚(大藤など)は予想以上に終わりかけで残念だった。まぁ、ある程度は覚悟していったんだけれど。(笑)
そのかわりといってはなんだけど、白藤やキバナフジが結構良い感じで咲いてくれていたので充分楽しめることができた。また、一見葡萄のような非常に珍しい八重咲きの藤(写真上から5枚目)なんていうのも見ることができた。
しかし、このパークは初めて訪れるのだけれども藤棚の見事さと言ったら、もう、天晴れというしかないぐらいの絶景です。
満開時を10とすると(終了レベルで)3か2ぐらいのものだったけど、それでも「もしこれが満開なら凄いことになる。」と久々にワクワクしながら見入っていました。600畳以上ある藤棚はホント、必見です。これを写真で伝えるのは無理でしょう。諦めました。(笑)
以前テレビで見た藤の移植についてのドキュメンタリーを思い出して感慨深く見ると、僅か一本の木からこれだけ大きく成長した生命力にも頭が下がります。
何か、色々考えさせられるなぁ。
screenshot_1345.jpg
このパークはこの手の施設にしては珍しい朝7時の開園です。自分たちは8時過ぎには着いていたのだけれど、駐車場はほぼ満車。園内もすでにかなりの人出でした。藤の満開時がGWと重なることも有り、それはそれは殺人的な混雑なのだろうけど、見たかったらやはりその時期に来るしかないな。
と、来年(?)の覚悟を決めた。(笑)

クラシックタイム  旧三笠ホテル  その、光と影

05 09, 2014
mikasa1.jpg
screenshot_1316.jpg
Mikasa3.jpg
mikasa44.jpg
mikasa31.jpg
screenshot_1317.jpg
screenshot_1321.jpg
screenshot_1324.jpg
mikasa55.jpg
mikasa54.jpg
screenshot_1331.jpg
mikasa21.jpg
mikasa11.jpg
screenshot_1326.jpg
建物記ファイル№0054
旧三笠ホテル
Mikasa Hotel

さて、
軽井沢にある旧三笠ホテル。
軽井沢のクラシックホテルといえば現在も営業を行っている万平ホテルが真っ先に思い浮かぶが、『三笠ホテル』という名前ぐらいは聞いたことがあるのではないか。創業は万平ホテルよりも少し新しい明治39年(1906年)。
軽井沢駅から結構走り、
「え〜っ、こんな奥にホテルがあるの?」というような環境に現在の旧三笠ホテルはあった。昔より70m程移動しているようだ。
外観は、なるほど、「THE 洋館」といった雰囲気だ。
三笠ホテル・・・『軽井沢の鹿鳴館』といわれる内装や調度品は当時最高級のものを使用しており、政財界からも多くの来客を迎えていたということだ。
その後、大正〜昭和に掛けて買収があったり、進駐軍に接収されるなど混沌とした時代を生き、昭和45年(1970年)にホテルとしては廃業する。
そして、またまた買収〜重要文化財の道程を経て現在に至る。
華やかな光とドタバタの影。ことの起こりを歴史認識として知った上でみてしまうと「そんな感じか」と思ってしまうのだが、リアルタイムで生まれるこうした「建物語(たてものがたり)」は図らずもドラマチック。三笠ホテルもそうした時代の波に揺られた建築のひとつなのだなぁ。

今回、機会を得てこの旧三笠ホテルを観ることができた。
館内はほとんど観光客がいなかったせいもあり、ひっそりとしている。周りの環境もあるだろう。建物自体の場所はやや移動しているのだが、駅から離れていることもあり、ここの夜は本当に静かで落ち着いた場所であったことだろう。

この旧三笠ホテルの設計は岡田時太郎。(茨城県 通称「牛久シャトー」などの名館を残す。)建物は全て日本人による設計、施工で、現存している日本の木造純西洋式ホテルとしては二番目に古い。(最も古いのは札幌の豊平館。)

別荘地である軽井沢の建築は独特で面白いものが多い。この旧三笠ホテルにたどり着くまでも様々なデザインのお宅を目にすることができる。
外観は平成元年に修理を終え今だ綺麗な状態を保っている。だが、部材などからオリジナル度はやや低く50%程度らしい。館内にあった模型を観ると正面後ろ1/3ぐらいと横の一部は何らかの理由によって解体され無くなっている。

やはり営業していないホテルというのは華やかさの対極にあり、別の意味での静けさが気になる。建物がもの凄く寂しげに感じるのは気のせいだろうか。二度と宿泊されることのない部屋も、そう。

壁、天井、床、柱。
窓から入り込む光とそれらに伴いできる影。
栄美極めたホテルの昔と今。変わらぬ光を与え続ける今日。
そのコントラストが妙に綺麗だった。
光と影。
mikasa64.jpg
mikasa65.jpg
mikaa67.jpg
screenshot_1337.jpg
screenshot_1336.jpg

プロフィール

Author:Kazz
Welcome to my blog

Kazz zzak(+あい。)へようこそ。
Kazz zzaK(+愛・逢・遇・合・・・ etc)
あい。は、人それぞれ。

英語で i は自分ということ。

Kazz zzak(+i)

色々な「あい。」と自分をプラスして
Kazz zzak+i=「Kazz zzaKi」

「カズ雑記」

身の回りの好きなこと。好きなモノ。
関心のある事。
写真と共に何でも書いていきます。

気に入ったらまた遊びに来てください。

尚、このブログ内全ての文章・写真には著作権があります。販売も行っておりますので
無断で使用・転載する行為を固く禁じます。

コメントは基本的に悪質で無いものは承認する方向です。
ただ、メールで個別に対応することは時間的にも余程のことが無い限りできませんので
コメント通してすることになります。宜しくお願いします。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター