高山寺・石水院の鳥獣戯画・・・と、あまり歓迎されない小さな拝観者?

10 31, 2014
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さて、
結構前からちょっとマスコミに取り上げられているのが四年ぶりに修復が完了した高山寺の宝物「鳥獣戯画」
まずは京都国立博物館から公開になり、その後東京に来るようだ。
実は昨年に高山寺を訪れたのだが修復中のためこの鳥獣戯画は見ることはできなかった。写真は高山寺にある複製。(写真撮影は可)ユーモラスなカエルや兎などキャラクター性が強い絵巻なので当然ながらグッズ展開も有り、御朱印帳やTシャツなどが売られていた。(笑)
先週あたりから特にテレビ(日曜美術館や美の巨人)などで放送されたのでご覧になって興味を持たれた方も多いのではないだろうか。
かくいう自分も録画しただけでまだ見てはいないので、とても楽しみだ。
ところで、鳥獣戯画は国宝だが高山寺の国宝はこの鳥獣戯画だけではない。
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高山寺にある石水院は貴重な国宝建築の一棟。この南縁は有名なので写真などで見た方も多いだろう。秋にここを訪れたことはないのだが開放感と紅葉が相まって素晴らしい空間になるだろう。人も凄いらしいけど。ただ、確かに素晴らしかったのだが、自分が訪れた時は「カメムシ」が凄くて(ちょっと引くぐらいいた。)あまり落ち着けなかった。(笑)近くにいた虫嫌い(おそらく)の女性も雰囲気の素晴らしさとカメムシ接近とのジレンマにとても落ち着かない様子で「キャーキャー」声を上げていた。
手で払っても良いのだが、いかんせんカメムシなので・・・匂いが・・・。とんでもないことになりそうで。
結局あまり落ち着けず退散しました。(笑)

高山寺もこの小さな拝観者はご遠慮願いたいかもしれない。

伝説の空気に触れて。橘寺と飛鳥寺

10 24, 2014
橘寺4
建物記ファイル№0057-0058
橘寺・飛鳥寺
Tachibanadera / Asukadera

さて、
秋風が心地よく吹く橘寺と飛鳥寺にやってまいりました。
橘寺・飛鳥寺ともに国宝建築ではないのですが、雰囲気が良かったのでサクッとエントリーしてみます。
この二つの寺はそれぞれに目玉があり、橘寺は「聖徳太子」飛鳥寺は「飛鳥大仏」皆さんそれを目当てに訪れるお寺ではないでしょうか。
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全然関係ないんですけど、この日京都から南下してきたのですが、それほどの観光地でないということもあることを加味しても、やっぱり空気というか、色というか、奈良は何となく違いますね。
現在のロケーションは見ての通り。稲穂とお寺のコントラストが美しい。何か都会にはない素朴な美しさがあります。ここから見る橘寺の風景がステキです。
とはいえ、現在の建物はすべて近世以降に再建されたものであり、残念ながら創建当時の面影は全くといって良いほど残っていないのです。もちろん、こうした田んぼがあったわけでは無いのでしょうが。
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現在の橘寺の本堂。
建築的にあまり見るような場所は特に無いように感じるのですが、・・・そんなこと言ってたら見逃しましたよ。
ここ橘寺の創建当時は巨大伽藍だったのであり五重塔もあったのです。高さは推定38mにも及ぶそうで結構な大きさです。今でこそスカイツリーにも建築的な影響をを与えたりする五重塔の構造ですが、こうした形状の柱は珍しいような気がします。
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聖徳太子が建立したとされる七寺のうちのひとつである橘寺。聖徳太子出生の謎については既に皆さんご存じの通りなので詳しくは記しません。長くなる・・・。(笑)
謎と言われる多くの歴史についてその真実は誰もが知りたいところなのですが、深く考えず、わからないままの歴史自体がロマンである事を踏まえそのままにしておきましょう。
聖徳太子が存在したのかどうかという問題は横に置いておいて、今はこのまま時に身を委ねたい気分です。
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さて、
飛鳥寺(本堂)の方にやってきました。この飛鳥寺と橘寺の距離はそれ程離れておらず是非セットで訪れることをお勧めします。自転車でも余裕です。
この飛鳥寺といえばまず最初に思い浮かぶのが「飛鳥大仏」日本最古の仏像です。
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飛鳥大仏は写真撮影が許可されています。珍しいのではないでしょうか。しかも、「えっ、撮影してよかったの?」みたいな曖昧さはなく、「ドンドン撮影して下さい」というある意味太っ腹さ。
これには、理由があるようです。
元々大伽藍だった飛鳥寺は二度の火災により惜しくもその伽藍を焼失してしまいます。その後飛鳥寺は廃寺同然の状態になったのですが、大仏だけは雨ざらしに近い状態になりながらも辛うじて残ったそうです。そんな大仏を見かねたのが助けたのが名も無き村人達。寺の再建にも拘わったこの人達の意識があったからこそ人々はこの大仏をより身近に感じ一層大事に今日まで守ってきたのです。この大仏は皆の大仏。そういう意識があるということでしょうか。
大仏にカメラを向けるなど神々しくて気が引ける感じがしますが、そういう話しを聞くと意識が変わってきます。調査によるとこの大仏は火災に遭いながらもこの場所から動かず、ずっと我々を見守ってくれているそうです。お顔は修理の後が痛々しいのですが、優しく感じるのはなぜでしょうか。
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橘寺と飛鳥寺。聖徳太子と飛鳥大仏。ほとんど伝説みたいな場所に身を置き歴史ロマンを感じる旅。吹く風さえ有り難く感じます。
日本人に生まれてよかった。(笑)

まいったな・・・。

10 21, 2014
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さて、
先週の金曜日から車検に出している我がカプチーノなんですが、17万キロを突破してまだまだ元気いっぱい・・・。何て思っていたのですが、いつもお世話になっているスズキのディーラーさんから何やら神妙な電話が・・・。
かなり細かく下回りを確認したところ前後輪のショック・ブーツ関係やら、オイル関係やら、結構やられてるところがあるらしくかなりの額になってしまうとのこと・・・。結構前だけど、こういった関係、やったんだけどなぁ。(泣)
うぁおー、前回の車検で何でもなかっただけに、ここに来てのコレかっ!
「なんといってもカプチーノですから・・・」電話の向こうの冷静な声。
一応毎月のカプチーノ貯金額からそれなりの金額はあるのだが、たかをくくっていただけにこれは痛い。
車検を通すだけならそれなりの額で収まるようですが、今後不安なく走ることを考えると、やっぱりやっておいた方がいいという結論に・・・。走行に違和感を感じてなかっただけにホント、ショックです。
それほどハードな走りをしていない自分でさえこれなんだから、世間様のカプチーノって一体どうなのよ。(笑)
まっ、これでまた何年も走れれば安いもんか。・・・と思うようにしよう。
20年も経ってるし・・・。クスン。

詳しい金額はまだ出ていないのですが、多分ここで報告になると思います。
日頃から購入者予備軍の方々にも「カプチーノって適切に乗ってれば金はかからないよ」ってな話しをしていますが、やはり一筋縄ではいかないようです。

やっぱ、カプって金かかる・・・。かもしれない・・。(笑)



日本の八角美 栄山寺八角堂へ

10 14, 2014
栄山寺コピー4

建物記ファイル№0056
栄山寺 八角堂
Eizanji hatsukakudou

さて、
日本の国宝建築を語る上で八角堂はある種特別な存在では無いでしょうか。
突然ですが、日本の国宝建築のうち「八角堂」っていくつあるか知ってますか?
意外と難しいのではないでしょうか。
正解は5棟です。
まずは、

法隆寺夢殿
興福寺北円堂
法隆寺西円堂
広隆寺桂宮院本堂


そして、今回エントリーの栄山寺八角堂。これが日本5大八角堂。(勝手に)
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最も古いのは法隆寺夢殿で栄山寺八角堂はその次で2番目。それ以上に珍しいのは平城京や斑鳩以外に奈良時代の建築が残存していること。これは極めて貴重な存在です。故に国宝なのですよ。
ただ、栄山寺って聞いてもあまりピンと来ないと思うし、奈良県五條市っていうとすぐ和歌山県。アクセスも決して良いとは言えないんだけど是非訪れて欲しい場所なんですよね。吉野川の辺に建ち、とても落ち着いた環境にあります。
栄山寺と言えば八角堂の他にもうひとつ有名な国宝があって、それがこの↓梵鐘です。ちなみに国宝の梵鐘は全国で僅か13口。そのうちのひとつです。
ただ、残念なのが・・・これを吊るのは完全なコンクリート製の建物で少し興ざめです。
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栄山寺の駐車場は道路沿いに2〜3台も止めれば一杯になってしまうような小さい場所がひとつ。あと、少し上に上がったところに駐車できるスペースが(5〜6台ぐらい?)あるのだけどこれは関係者用かもしれないなぁ。
いずれにしてもそんなに置けないです。
そして、拝観料を払って栄山寺の中に入ったんだけど、結構荒れてる・・・。(笑)
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本堂。お世辞にも綺麗とは言えない。床の傾きも酷いし、所々抜けそうな感じ。
この本堂の前の石灯籠に注目。重要文化財です。
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それほど歩くことも無く栄山寺八角堂に到着。周りの剪定などが甘い感じがするが、流石に国宝だけあって防犯カメラなどしっかりとしてます。裏手が小高い山の斜面になっていますがどうやら立ち入りは禁止な様。ただ木が邪魔になって写真を撮影するのは不向き。屋根を高い角度から観察したいのですが、これは残念。
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栄山寺八角堂のシンプルな美しさとでも言いましょうか、古代の建築らしい美しさがあります。
建てられたのは西暦760-764年頃のいずれかの年。確定的なことは詳しくは分かっていないようですが、ほぼ建立年代が判明しているのでそれだけでも貴重な建築です。
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こちらは法隆寺夢殿。日本で存在する最も古い八角堂です。大きさも違いますが細部も結構違いますね。
八角堂の歴史はもともと中国らしいのですが、「なぜ八角なのか?」という理由については諸説あるようです。
方位や「円」という自体が縁起が良いモノとされるとか。
そもそも六角があるぐらいですから、もしかしたら「これだ」という深い意味はないのかもしれません。
ただ、構造上八角ともなれば限りなく円に近いので非情に高度な建築技術が必要とされたはずです。
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八角堂(栄山寺)の内部確認するとこんな感じでしょうか。簡単に作ってみました。
寺のパンフレットには
外観は平面八角形であるが、内陣の身舎(もや)は四角形。内陣周囲には八角柱が4本四方板扉。連子窓・・・
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通常、八角堂というと外観上柱を八角に形成し、それを縮小するように内陣の柱も八角形とするのですが・・・
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ここ栄山寺は珍しい四角の内陣を持ちます。
こういった感じですかね。内部空間を広く取れるのですが構造上柱一本にかかる力は当然ながら強くなります。なので重い屋根には絶対的に向かない構造。栄山寺の八角堂は近年まで草葺きだったらしいのですが、解体修理の際に本来の瓦葺き(推定)に改められたそうです。
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波が寄せては返す踊るようなリズミカルな軒の美しさが八角堂の真骨頂。
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天辺に見える宝珠はレプリカで、本物は別に保管されているようです。
内陣の装飾画も建物同様大変貴重なもので重要文化財に指定されています。
今回訪れた際、八角堂の扉は開いていましたが中には入れませんでした。春などに開帳時期があるらしいのですが詳しいことはわかりませんでした。

栄山寺はアクセスの方も決して良いとは言えずとも、国宝の八角堂を始め、国宝の梵鐘、多数の重要文化財など見所も多く国宝建築ファンなら外せない場所です。栄山寺単独も良いのですが、近辺にある国宝建築群を主体とした旅のスケジュールを組みたいところです。

貴重な古代の八角美。栄山寺を是非訪れてみて下さい。


見たぞ!孤篷庵忘筌

10 07, 2014
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さて、
無事に京都から戻ってまいりました。
孤篷庵・忘筌を予定通り拝観してきました。混雑の具合は金曜の午後(10/3)だったせいもあってか、それ程ではありませんでしたが、それでも拝観自体は25人前後を一群として順に拝観するという形でした。聞くところによると土日は相当の列ができたそうです。
おそらくボランティアだと思われる方の説明があり、それが終わると移動というパターンで思ったよりゆっくり拝観というわけにはいきませんでした。(その場に留まっても大丈夫なのかもしれないが、そこは次の方も控えているので常識的にできない。)もちろん、写真撮影は全面禁止です。
CG作成のために詳しくメモなどを取ろうとしましたが、残念ながらそんな余裕はありませんでした。ですので、忘筌単独でエントリーするかどうかは考え中。(笑)
ただ、やっぱり忘筌・庭共に素晴らしく、東京からきた甲斐があったというものです。10/9まで公開中なので時間のある方は是非行くことをお勧めします。

閑話休題。
今回台風18号の影響などを考慮し、予定よりも少し早めに拝観を切り上げたりしたのでスケジュールは変わりましたが9カ所の国宝建築を見ることができました。面白い場所もあって、これについては追々エントリーしていくことと思います。
また、体調が思わしくない状態で旅立ったため(笑)集中しきれなかったせいか写真などの出来がかなり悪く帰ってきてガッカリです。
あとですね、帰路この台風の大雨中、カプチーノのワイパー(運転席側)が夜の中央高速で全く動かなくなる(おそらくはモーターが逝った)というとんでもないハプニングに見舞われまして、ザンザン雨は降ってくるし、前は見えない、ガラスは曇るで、かなり怖い思いをしました。そして、・・・疲れました。

無事で何よりです。

プロフィール

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Kazz zzaK(+愛・逢・遇・合・・・ etc)
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英語で i は自分ということ。

Kazz zzak(+i)

色々な「あい。」と自分をプラスして
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「カズ雑記」

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