世界遺産になる前に、行っておこう。佐渡島に向かわせた、決定的な二つの風景。

07 01, 2017
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さて、
佐渡島から帰ってきて約二週間経ちますが、見所満載だったにも拘わらず見足りない消化不良と、観光地として非常に良かった印象が交錯して今尚複雑な日々を過ごしております。

時を遡ること一ヶ月ぐらい前ですか。
ネットで佐渡島在住のある方のブログを拝見しました。
個展も行うような写真の腕を持っている方で、フルサイズで撮影されたそのブログの写真は非常に綺麗です。
その中の一枚に感性を揺さぶられまして、俄然、佐渡島熱が上がってきました。
その一枚が、扉の「大野亀」(おおのかめ)という亀の甲羅のような巨石の回りをオレンジ色のトビシマカンゾウが染めている写真でした。
当ブログの写真はほとんどトビシマカンゾウは写っておりません・・・。
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よくよく聞いて見れば、大野亀は佐渡島の定番の観光地というところらしいのですが、それでも、旅行においての「島」という独特のハードルがその風景に付加価値を付けていたんでしょうね。かなり魅力的に写りこまれたその風景を「この目で見てみたい」そう思ってしまったんです。
タイミング良く、そのトビシマカンゾウの群生が花咲くのは5月下旬から6月中旬。まさにこれから、というところでした。
しかも、職場に佐渡島に毎年行っている非常に詳しい方が居て、その方から話しを聞いているうちに、熱は完全に沸騰。
でも、悲しいことに、最後の最後でスケジュール的にカンゾウは終わっているかな、という時期にしか休みが取れませんでした。
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左上に見えるのは、【名勝】「二つ亀」亀の甲羅が二つ並んでいるように見えることから名付けられたようです。
これは大野亀側の遊歩道から見た風景なのですが、二つ亀の展望台に行くと・・・
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このように見えます。
甲羅が重なって亀には見えない。どうしても半分海に浸かったイノシシにしかみえません。(笑)
でも、ここはミシュランの二つ星にもなっているだけあって、景色に関しては、絶景です。
遮るモノが全く無いので、視界がかなり広く、この日は多少雲が出ていましたが、快晴の場合は海の青さと透明度で驚嘆に値する景色になるかもしれません。
ちなみにここは海水浴場でもあります。こんな場所で泳げるなんて素晴らしすぎます。
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フムフム・・・
案内板を見ると、大野亀はマグマが地表近い地中に上昇して冷やされた「貫入岩」体(かんにゅうがんーたい)といわれるものらしい。岩肌を見ると地層的にそれを観察できるらしいのだが、ちょっと確認できなかった。
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形状は見る方向によって結構違う。エッジが効いた尖った山のような感じだが、反対側は亀の甲羅・・・。
うん、面白い。
また、ここ大野亀は遊歩道のあるエリアから頂上方面にに向かう入口に鳥居が有り、岩体全体が神体。そして、鳥居より先は神域になっている。モノを捨てたりすることはもちろん、登ることも注意が必要だ。現在は別の看板に「登山禁止」の案内が有り、ここから先は立ち入り禁止という柵が設けてあった。ただ、これを誰かが退かしてしまったのだろうか?
何人かの観光客が(多分)知らずに登ってしまっていた。柵自体は工事現場によくあるA張というやつで、移動可能の柵だったため、どかされちゃったのかもしれないなぁ・・・。
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話しを大野亀のカンゾウに戻すのですが、結局のところ、トビシマカンゾウの旬(大野亀付近)は完全に終了しており、ごらんのとおり。所々に半分枯れて花が落ちかかったものが咲いているだけでした。しかも、それを写真に入れようとするとビジュアル的にも良くないので、完全にボカシて雰囲気だけでもいれようか、とした写真が今回のエントリーを飾っています。(笑)
というわけで、大野亀に関しては、満開のカンゾウの写真・・・ってわけにはいかなかったんですけれども、ロケーションと天気のおかげでそれなりに満足です。

話しは変わって、
大自然を誇る佐渡は一方で外せない歴史的な一面を持っています。
それが「佐渡金山関連遺跡」です。
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金山というと、金脈を掘り進んだ鉱道のほうが、遺構としてはより具体的かつ直接的ですが、実はそれを取り巻く環境の方が面白かったりします。
ここは、そんな佐渡金山遺跡の遺構のひとつ。
「北沢浮遊選鉱場跡」(きたざわふゆうせんこうじょうあと)です。
この施設の写真を最初に見たとき、得体の知れない迫力を感じ、この目で見たいという衝動と、カメラに納めたいという衝動が同時にやってきました。
相川の北沢地区には発電所など鉱山の近代化に貢献した施設群(国の史跡)が密集しています。
もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を金銀の採取に応用し、世界で初めて実用化に成功したものです。
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北沢浮遊選鉱場跡全右の煉瓦の建物は発電室)

浮遊選鉱法というのを調べたところ、粉砕した鉱石を、油や起泡剤を加えた水に入れてかきまぜ、ぬれにくい鉱物粒子を気泡に付着させて分離・回収する方法。ということらしいです。
この北沢浮遊選鉱場は、戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、1ヶ月で50,000トン以上の鉱石を処理できることから「東洋一」とうたわれました。
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具体的にこの施設のどの部分がどう、というのがわからないのですが、そんじょそこらの施設でないことはだけはわかります。有無を言わさぬ圧倒的な迫力と不気味さが同居します。
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・・・なんだか戦艦の艦橋みたいです。
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円形のコロシアムの様な造型のこの建造物は、「シックナー」といいます。泥状の鉱石と水を分離する巨大な施設。直径は50mもあり、平たく言えば、高性能な漏斗(じょうご)のようなものか。
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「北沢浮遊選鉱場跡」の全景。シックナーの直径が50mなので施設の規模がわかるとおもいます。
もともとシックナーは三基あったようですね。

もっと紹介したいところですけど、容量の都合でこんなところですか。

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二枚の写真に誘われて、初めて佐渡島を訪れたんですけれども、どちらも期待を裏切らず、凄い風景を見せてくれました。東京から走ってきたかいがあったというものです。
また、未見ですが、佐渡島はそれだけでは無く、知れば知るほどディープな内容を秘めたる魅力ある島であることもわかりました。
結局、時間は二泊三日。かなり回れるだろうと思ってはいましたが、全然時間が足りないです。(笑)
カプチーノも良い機会なので持ち込みました。でなければ、佐渡島の移動はレンタカーが基本でしょうけれども、二泊三日として考えると持ち込んだ方が安かったです。
夏や春のキャンペーン期間(大体毎年行うみたいです。)を利用すれば結構安いです。佐渡汽船夏割キャンペーン
ガソリン価格は気持ち高めですので、必ず満タンでフェリーに乗せた方が良いでしょう。
新潟から佐渡島への航路は三通りありますが、それよりもフェリーの時間が重要です。
新潟〜両津港が約2時間半。朝一番のフェリーで行き、最終便の19時30分で帰路につけば結構回れます。
にしてもカンゾウ満開の写真を見ると少し悔しいというか、残念だったなぁ、とは思います。
どうなるかわからないけれども、来年リベンジしたいですね。
世界遺産になる前に。



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