SIGMA SD15+17-50mm F2.8 EX DC OS HSM シェイクダウン in 近所

12 09, 2011
銀杏
SIGMA SD15 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM (17mm f7.1)

特定カテゴリーの連続エントリーはやめようと思ったのですが・・。SD15関係が一気に爆発しました。(笑)
本人単純ですので、カテゴリーアクセスの多いものはそれなりにすすめたいと思っています。

ここ数日SD15を使用してきて感じたんですが、これほど写欲をそそられるカメラも自分の中で中々無かったような気がするんです。以前のエントリーで
「持ち運びに苦痛が伴わなく、小型で画質が優れたファインダーがついたカメラが自分の好みである。」
というような事を書いた。
さらに、
「大きくて重い一眼レフは自分には合わない。」
というようなことに話が終始し、結論として自分はRICOHのGXRを購入し、レンズもA12シリーズを2本揃えた。
ところが、ここにきて変な浮気心が鎌首を持ち上げた。

それ程遠くない昔、まだ銀塩カメラ全盛の頃。写真を撮ることは勿論ですが、出来上がったフィルムを現像する時

「どんな風に写っているのだろう。」

とワクワクしたことはないでしょうか?

自分は確かにありました。
それが思ったより良く写っていて嬉しかったことや、絶対に写っていると思っていたのに全く写っていなくて呆然としたことや、全ての写真がトラブルによりピンぼけだったこと。確かにそこにあったのは、自分だけの写真を取り巻く小さな「ドラマ」であり、写真の楽しみのひとつでもありました。
ススキ
SIGMA SD15 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM(30mm f4.5)

ところが、デジタル全盛になり、そうした環境は大きく変わりました。
便利になったといえばそれまでですが、そこにある「ドラマ」にも変化が見られ、高精細な液晶のお陰で、多くのトラブルは未然に防ぐこと、また撮影画像を確認した上で取り直しすることもできるようになりました。撮影枚数は事実上無制限となり、ランニングコストも撮影すればするだけ下がっていきます。

こうした要項の多くは、人によっては手放しで喜べるようなことばかりかもしれませんが、個人的には大きな楽しみのひとつを間違いなく失うこととなりました。

SIGMAのカメラは一般的にクセが強く、初心者には向かないと良く言われます。確かに万能ではなく、暗所に弱く、絞りとシャッタースピード、ピントリングを場面に合わせて駆使しないと画質を得ることすら難しい状況とか、初心者には難しいところも無くはないです。
画質にしても、「当たれば・・」「ハマれば・・」という条件付きではありますが、その褒美にとんでもないほど良質な画像が得られる・・・ともよく言われます。
確かに他のカメラが生み出す画質とは一線を画すところはあり、非凡ではある。しかし、だからといって凄まじくビックリするぐらいの画質が生まれるかと言えば、個人的にそれほどとは感じません。
多くの場合、画像の良質さというのはある意味抽象的なところもあり、それが良い画質かどうかというのは最終的に個人の好みに分かれます。しかも、現像によりある程度二次的に加工された部分の考慮を加えると、一概に「シャープな画質」「コントラストの高い画質」といってもそれが=良好かどうかというのは、場合によっては疑問符がうたれることがあります。ですので、ここではあえてそれらを論じないこととしますが、こうしたことを無視しても個人的に気に入っているのは、SIGMA(FOVEON)が個性の没しやすいデジタルカメラの世界の中で、独特の色や空気感を持ち合わせていること。また、それを感じるからこそ、です。

SD15の大きなアドバンテージとは何だろうか。
落葉
SIGMA SD15 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM(17mm f4.0)

あえてネガティヴに考えると、それが大きな魅力になる場合があること。が、ある。
デジタルカメラの大きな特徴といえば、撮影した画像をその場で直ぐ確認できることでしょう。ブレやピント、構図の確認。今日、そうしたものを出来るだけ迅速・的確に行うため、カメラの背面液晶は可能な限り大きく、そして高精細になっていきます。
ところが、現在発売されているSIGMAの殆どのカメラに備え付けられた液晶というのは、おおよそ現行のカメラとは思えない一昔も二昔も前の性能しか備えていません。発売当初、市場価格で70万に迫るSD1が付け焼き刃的な46万ドットの液晶しか備えていないことが全てを物語っています。

DP1のユーザーである自分は、はじめてその背面の液晶を見たとき「これは構図の確認ぐらいにしか使えないな。」と思ったものです。寧ろこういう割り切った感が心地よく感じられました。・・いや、これは負け惜しみで、謂わばあきらめの境地です。(笑)
でも、こうしたいきさつから、実際のところも必要最低限である液晶に性能依存する部分は無く、ブレやピントなど拡大してもよくわからないし、ただでさえカメラの動作が遅く面倒だし、いつの日から「何枚か撮影すればいいか。」というスタイルが身に付き、今日までそれを貫いてきました。

そうしたスタイルが変わってきたのはGXRを入手してからで、今度は逆にその液晶の綺麗さが煩わしくなっていきました。
綺麗すぎる液晶に映された自分が撮影した写真というのはいずれも綺麗過ぎるくらいであり、実際の画像とはかなり異なる。それらの写真をパソコンに取り込み、モニターに映し出されたときは多くの場合落胆こそあれ、高揚感などとてもじゃないが生み出すものではない。・・と思ったのです。SIGMAとは全く逆です。
綺麗すぎる液晶画面というのも色々な意味で考えものだな。と、思うようになった。

ここ数日SD15を使用してきて楽しくてしょうがないです。
これは、とくに背面液晶云々の問題とは別に、SIGMAのカメラって(そのセンサーに起因する部分も多いが)ある意味デジタルでありながらアナログに近く、その楽しさ(苦しさとも言うが)は、

「現像するまで、その画がどうなっているかわからない。」

ということになるのではないかと思っている。良くも悪くも。

「おおっ、撮れてる。」「畜生っ、ピント外れてる・・。」一喜一憂が何となくダイレクトに感じられる。かつ、一枚の中の色・空気感が素晴らしい。

・・いや、そう思うだけで他人に言わせると、錯覚だよ。というかも知れないので個人の好みによるところとする。(笑)
何となくフィルム現像の「上がり」を待つ昔感じたあの高揚感にも似た懐かしさもある。結果はどうあれ、無条件であの時間は楽しめた。
それに近い感じ。
紅葉1
SIGMA SD15 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM(40mm f4.5)

上手く言えないですけど、SD15は自分にとってそんなカメラです。

紅葉シーズンも終わり、いよいよ本格的な冬がやってきます。


ⓚAll Rights Reserved. Photo by Kazz with SIGMA SD15 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
2 CommentsPosted in  SD15
2 Comments
By ハゲおっさん01 22, 2013 - URL [ edit ]

今更ながらSD15を手に入れたんですが
見事なほど使いにくいですね
ペンタやニコンと比べるとあらゆるところが使いにくいですw

DPシリーズでとりこになってしまったんで、使うしか無いですけどね。

By Kazz01 22, 2013 - URL [ edit ]

ハゲおっさん さんこんばんは。
SD15・・確かにニコンやキャノンと比較すると使いづらいですね。(笑)
ただ自分は初代DP1からSIGMAを使っているので、DPと比較するとそれこそ雲泥の差に感じました。
現在の愛機はSD1 Merrillです。解像度こそ大伸ばしの際に多少差が出るぐらいで基本SD15と変わらないです。
カメラは撮ってナンボですのでバシバシ撮影しちゃってください!そのうち慣れますよ。

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