西本願寺 飛雲閣 Nishihonganji-Hiun-kaku
Kazz日本全国古の旅
メインに使われている建物が「飛雲閣」3層の建物でこの時代の建物としては珍しくシンメトリーがズレており、左右対称ではありません。また、同一階層の破風「唐破風」と「入母屋破風」が混在していることも珍しく、他に類を見ません。
※昨日誤ってこの飛雲閣のエントリーを削除してしまったので、改めてバックアップから内容を起こしています。この記事は元々12日にエントリーしたもので、皆さんに、残すところ土日の2日間を残すのみとなった2010特別公開飛雲閣の紹介だったものです。既に公開は14日をもって終了しておりますのでご注意下さい。記録として自分が残したいので、再エントリーさせていただきます。突然ですが、京都三閣というものを知っていますでしょうか?
いえいえ、「三閣」という建物があるのではありません。京都に興味がない人でも良くご存じな「
金閣(鹿苑寺)」「銀閣(慈照寺)」に続きあるのが、この西本願寺にある
「飛雲閣(ひうんかく)」です。この3つの建物を合わせて、通称
「京都三閣」といいます。(因みに、大徳寺 芳春院の
呑湖閣を加えると
京都四閣。)
この「閣」とは重層の楼閣建築のことで、この飛雲閣は通常非公開であり、滅多にみることの出来ない建物です。
秀吉時代の聚楽第遺構とも謂われ、なぞの多いこの「飛雲閣」ですが、この秋の特別公開にて、実に4年振り(?)に一般公開されることになりました。この飛雲閣を今回の旅行で訪れることができました。非常に思い入れのある建物ですので、色々書きたいのですが、モタモタしてる間に公開が終わってしまうので、とりあえず今回はご紹介だけ。この機会にまだ御覧になっていない方は是非御覧下さい。素晴らしい建物です。
自分が訪れたのは11月6日(土)の朝10時頃でしたが、人出はなく、並ぶのを覚悟しておりましたが、すんなり入れて拍子抜けでした。飛雲閣は特別公開とはいえ、残念ながら見られるのは外観だけで、内部は非公開です。学生による簡単な案内が3カ所ぐらいあります。頑張っています。午前中は飛雲閣は逆光になり、天気が最高だった今回は皆さん手を目の上に翳しての鑑賞でした。もう少しじっくり鑑賞したかったのですが、建物との距離が思いの外あったので、少し残念でした。滴翠園(てきすいえん)を回れるのですが、飛雲閣に近づく龍背橋を渡ることはできず、滄渡池の畔からの鑑賞です。でも、大満足です。
写真撮影は全面禁止で入り口でカメラをバッグなどにしまうように注意があります。平然と写真を撮影してるひともおりましたが、禁止と言われているのに撮影するのはマナー違反です。
取り急ぎあと2日になりましたが、最終日の土日は相当の人出が予想されます。早めの出発が良いと思います。
貴重な公開となった西本願寺 飛雲閣。是非御覧下さい。
※飛雲閣特別公開は既に終了しています。ご注意下さい。