ツールのルーツ。

01 20, 2014
screenshot_1124.jpg
さて、
いきなり物騒なものを取り出しましたが・・・。あんまり危ない話じゃないですよ。
ご覧のように扉は「包丁」です。
まぁ、自炊基本で包丁を持っていない方はいないと思いますが、自分も外食は滅多にしないので毎日作っています。
で、冒頭の包丁なんですが、訳あって最近日本刀を調べているうちに、ふと自宅の刃物が気になり出しました。
昔からキャンプをよくしていたので日本やアメリカなどのナイフなんかには興味があって、実際に購入もしていたのですが、・・・いざ家の中を調べてみると100均で売っていそうなカッターナイフがあるだけ。
「あっれ、どこいったっけな・・・。」
などと引き出しの中をガサゴソ探していたのですが、結局キャンプで使っていたナイフなどは見つかりませんでした。
家の中にある刃物って・・・。あとは・・・。

しばらくして夕食を作ろうと肉を取り出して切ろうとしたとき、
「そうだ、家で使っている包丁ってどこのメーカーかずっと気になってたんだったっけ。」
そう、調べものをするときなど、「いつでも調べられるからいいや」なんて思って後回しにしていたのですが、思いひらめいたように夕食作り中断してちょっと調べてみました。

この包丁は相方から15年以上前に貰ったもの。
握ったときからホームセンターなんかに売っている包丁とは一線を画す切れ味だったけど、本人も詳しいことはよくわからなかったし、調べようともしなかった。
今見るともう少し早く調べれば調べられたのだろうけど、そのまま。
磨ぎも磨いだり15年以上。かなりくたびれてきたけど、多分良い物なんだろうな。

はて、・・・。
包丁の胴部分にある「蚊焼」という文字と、○に+文字が入ったマーク。
これは、何なんだろう・・・。何かの印か。・・どこかで見たことがあるような・・・。

刃物と言えば岐阜県関市。そんな浅い知識しか持ち合わせていない自分だったが、一体どんなものなんだろうか。それとも何でも無い無名良品なのだろうか。
包丁
世の中にはインターネットという便利なモノがある。15年前にはまだ一家に一回線なんていう時代じゃ無かったはずだけど、今の時代は便利だ。調べると、すぐに分かりました。
「蚊焼」これは、「かやき」と読むそうです。

かやき・・知らなかった。
この「蚊焼」があるのは、九州は長崎県、その名もずばり蚊焼町。
この蚊焼町には刃物の焼き入れに必要な良質な水と良質な土があったそうで、蚊焼鍛冶の歴史は古く、江戸時代まで遡ると言うことです。
長崎開港と同時に南蛮刀の切れ味などを進化させ、その切れ味に「ねばり」を加え良質な刃物を現在も造り続けている。切れ味は鋭く、軽い。蚊焼町はかなり有名(知る人ぞ知る)な刃物生産地だったようです。
「自分が毎日使っている道具のことも知らなかったとは・・。」
あと、気になるのは、蚊焼の文字の下にある○に+のマーク。これは何なのか。
調べたところ、これは、この包丁を造っている工房のマーク(屋号)であり、この包丁は、この蚊焼町にある「桑原鍛冶工房」製であることがわかりました。
この工房の歴史は古く、屋号であるこのマークも薩摩藩(島津)の家紋である十字紋からきているそうです。
「おおっ、あの十字紋だったのか・・・。」
この蚊焼で造られた刀を隣町にある深掘町の城に献上したところ、たいそう気に入られ、それ以降薩摩の刀匠から十字紋を屋号として使用することを許可されたそうです。

・・・う〜ん、お前はそういうところで生まれたんだ。・・・恥ずかしながら全然知らなかった・・すまない。

家に来てからほぼ毎日使い続けてきた包丁、武士の刀とまではいかないけど、使って何もしなければ小一時間でうっすらと錆が発生するほど。良い包丁だなぁ。些細な道具かもしれないが、ちょっとした好奇心から色々な事がわかり勉強になった。

今回はブログのネタということを意識したつもりは特になかった。
興味が無いので調べないと言う前提より、こうしたものを何となく調べられる良い意味での時間的ゆとりがあったのがよかったのかな。
知らないより知っていた方がよっぽど良い。

今日はたまたまそんな日だった。

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