さて、毎週のように台風が来てるんですが、ようやくここにきて晴れ間が戻ってきそうな気がしていたのに、また南の方で台風発生。ことしはどうなっているのでしょうか。ちょっとは晴れてくれないと、9月は日照時間が短か過ぎて色々影響が出てきそうです。
ところで、最近になって偶然知ったんですが、とある場所に日本唯一の寺院建築があるということで見に行きたい衝動に駆られています。自宅からもそうは遠くないので日帰りでいけるのですが、今月は月末に宿泊を伴う旅行を控えているので、ここはグッと我慢です。

と、いう始まりから無理矢理日本唯一の寺院建築という流れに持っていき・・・
突然ですが、
日本唯一の寺院建築として思い浮かぶ所ってどこでしょうか?
「日本唯一の寺院建築」なんていう感じでググると、まず出てくるのが
千葉県にある笠森寺(笠森観音)です。以前当ブログでも紹介しました。

この笠森観音もそうなんですが、山岳信仰の強い日本では山の岩窟や見晴らしの良い斜面などにお堂を建ててきた歴史があります。何度も取り上げてきた、鳥取県の投入堂や、京都の清水寺などに代表される建築。
中には「えっ、なんでワザワザ?平面に建てればいいじゃん。」というような殆ど段差などの無い場所に建てているものもありますが、それらを総称して
「懸造(かけづくり)」と呼んでいます。
その起源は、日本で生まれ、同時の進化で現在に至るといわれてもいますが定かではありません。
まっ、この懸造と呼ばれる建築様式で建てられた建築は、探してみると日本各地、結構身近なところにあったりもします。



独特の建築様式を持つ懸造ですが、そうした中には更に特異な建築があります。
懸造のビジュアルといえば、通常背面に山などを背負うものなのですが、千葉県の笠森観音は日本で唯一、
岩山の頂部にお堂を建てたんです。つまり、岩山の頂部を包み込むように四方を懸造で囲って造った極めて珍しい建築様式を持つお堂なのです。


これを
四方懸造(しほうかけづくり)というそうなのですが、さすがにこの様式の寺院建築は笠森観音以外見たことがありません。自分も初めて行ったときは、「ほぉ〜、これが四方懸造かぁ〜」と全方向からかなり時間を掛けてマジマジと眺めてしまいました。裏側に回り込める懸造は確かに新鮮です。
ただ…これをいっちゃうと興ざめかもしれないんですが、登ってみると以外と岩山が…低い…。
実際行ったときは木々がかなり視界を遮っており、見通しが悪く、360度パノラマの景色・・・というわけにはいかないのが非常に惜しかった。
でも、空撮映像などから推測すると、建立当時はかなりの絶景であったことが想像できます。

千葉県ということで自宅から比較的近いし、ここは写真があまり上手く撮影できなかったので詳しく見ることも含めて、またいってみたい建築のひとつです。

ちょっと、CGまで作って日本唯一の寺院建築から長い前振りになり、冒頭の話しに戻るのですが・・・。(笑)
日本唯一の寺院建築。そこは知る人ぞ知る結構にマイナーな場所らしいです。(笑)自分も聞いたことがありませんでした。ただ、笠森観音のように派手なビジュアルじゃ無く、写真で見ても「えっ、これが日本唯一なんだ・・・」みたいなところです。
↑ヒント・詳しい方ならすぐわかると思います。月末の旅行から帰宅し、10月中に行くことになりそうです。
仮に行った場合は、この当ブログで紹介することになると思いますので、ちょっと待ってて下さい。期待させておいてビジュアルが地味なので拍子抜けかもしれませんけど。(笑)
唯一ということで、とりあえず見に行ってきたいと思います。