建築は修理の歴史、でもある。

11 24, 2017
DSCF2830.jpg
さて、
上の扉写真、場所わかりますか?
正解は軽井沢にある碓氷峠鉄道施設の旧丸山変電所です。
別に鉄オタではないんですが、この日は何十年ぶりかに碓氷峠の第三橋梁がライトアップされると聞き、その撮影に行ったんですが、たまたま内部公開(以前は非公開。調べると、現在は一年に一度この時期に公開されているようです。)しており見学することができました。非常にラッキーでした。
明治45年(1912年)に碓井線の電化に伴い横川火力発電所と軽井沢の矢ヶ崎変電所とともに建築されたそうです。
以後、この丸山変電所以外は取り壊しになり、この丸山変電所も長らく放置状態になっていたそうです。
その放置状態から一転し、平成6年にその価値が認められ、現在は国の重要文化財として保存整備されています。
DSCF2916.jpg
とはいえ、外観こそまともですが、内部はご覧のように結構ひどい有様。屋根部は大きな補強・修理がされているので大丈夫ですが、この状態を見ると長くはここにとどまりたくないような(笑)そんな状況です。
・・・と、普通ならこの状態を見てそう思うところですが、古い丸山変電所の状態を見るとこんなもんじゃなく、ホントにすごい状況です。
ネットで調べてみたんですが、見れば見るほど・・よく取り壊されなかったと思うぐらいです。
2002年に修理自体は完了(結構前!)したらしいのですが、ここまで整備して公開までしていただけることに感謝するしかありません。
DSCF3692.jpg
ところで、碓井第三橋梁のライトアップはかんな感じです。以外にストレートに照らしてます。結構人がでてましたね。
DSCF3724.jpg
実は意外と知られていない事実として(もちろん私も知らなかった。)現在の第三橋梁は、完成した当時の姿では無いそうです。完成一年後に発生した明治東京地震により橋台、橋脚の補強工事が行われ、脚が太くなっているようです。
はじめは、道路側から見るデザインと反対側のデザインが大きく異なっている(中央部のでっぱり)ので、そこかな?と思ったんですが、違うようですね。
言われてみると全体的なデザインバランスが下方で若干狂っているように思えますが、ぱっと見それ感じさせない美しさはさすがです。

こうした建築がノーメンテのまま現在に至るということはあり得ない。我々が楽しむことができるのも関係者の苦労あってのこと。
でも、写真を撮りながら細部を見ると思うことがある。
こうした貴重な文化財にあいもかわらず落書きしているやつがいる。しかも、この建造物は煉瓦なので結構削れてしまうのだ。よって、これは落書ではなく明らかな破壊行為。
言っても無駄だろうが、こうした行為は世間的には分別ある(と思われている)世代の人間がやっていたりする。
声を大にして「やめろ」というより、呆れを通り越してただただ悲しいだけだ。
ただ、そうした注意・警告をやめるわけにはいかない。

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