日本一危険な国宝16

02 24, 2011
三徳山 三佛寺 投入堂(完全解剖 製作編)8
Mitokusan Sanbutsuji Nageiredou (kanzenkaibou-seisakuhen) 8
Kazz日本全国古の旅


投入堂完全解剖CG8

さて、前回は3回に渡り「投入堂の建築方法」(三徳山クレーン計画)について自分なりに掘り下げたつもりでしたが、反響の方はあったような無いような。(笑)
けれど、拍手の方をいただきありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。ありがたいです。拍手をもらうことは書くパワーになります。

もうお馴染み、何となく投入堂に興味がある人のための人気縦軸「投入堂完全解剖編8」が今回のエントリーです。はや8回目になりました。

早速ですが、扉の写真は役小角が投入堂を投げ入れて空中を飛んでいる際、組み付けが悪くてバラバラとパーツが落下しているところではありません。(笑)
いつものモデリング画面と変わり、今回はまだ粗組(あらぐみ)且つ、テクスチャなどない全く「素」の状態ですが、GI(グローバル・イルミネーション)を使って少しレンダリングしてみました。身舎自体は各部材の詰めと扉、屋根などを付けていけば大体の形は整いますが、実際まだまだです。柱を「朱(あか)」くしようかなとも思いましたが、色付けは最後の最後まで楽しみにとっておくことにしました。

一応Kazz zzaK(+あい。)では実際の投入堂の建築方法を強襲して(ある程度想像・考察しながら)CG作成やデータの整理をしていこうと考えている。ですので、CG作成のスピードは非常に遅いです。自分も楽しみ、勉強しながら造っていきますので、その点長い目で見てください。第一、まだ下手なので手探りで造っている状態です。この完全解剖編ではその名の通り、随所に投入堂に関するデータや最新情報なども入れていきます。

投入堂の建築方法や内部紹介の時にも書いてはみましたが、建築方法と同時に、まだまだ投入堂は多くの謎を残しています。
そのひとつ、次に来るのが具体的にどのような順番で建てていったのか。とくに身舎と庇(北・西側デッキ部)の建て回し。一気に建てたのか、ある程度身舎を完成させて(天井より下)から庇部分を建てたのか。
あるいは、その他か。

あまり興味の無い方には「そんなのどっちが先でもいい。」
と言われそうですが、このブログでは避けて通れない問題になります。

素人なのであまり深くは入り込めませんが、仮に投入堂が平地で建築された場合を考えてみると、よほど特殊なデザインでない限り定石なる建築手順というものはある程度確立されていることと思います。また、いかに投入堂とはいえ、平地での建築となればその建築ハードルは一気に下がり定石も通用することと思われます。
「これがこうで、次はこう・・」
まあ、それがどういう建築手順を踏んだ定石か、というお話はこの際後回しにして、当面の問題はやはりあの崖の中にある定石の全く通用しない建物のことです。やっぱり平地と全く同様というわけにはいかない。

昨年11月。自分が何の先入観もなく投入堂を最初に見た際は、本当に自分は何をやっていたのかと思うぐらいただ見ることだけに集中していて、細部の観察たるや情けないぐらいに何も出来なかった。
今考えると勿体ない話だが、そのぐらいに舞い上がっていた。感動していたのだ。
建築手順など全く頭になく、僅かに思ったことといえば、愛染堂はデザイン的にやや一体感に欠けるので後から付けたかも知れない。ということぐらいだ。
身舎と庇部分については、基礎部分込みで時間差は殆ど無く、全く同時期に建てたのではないか
と考えていた。いや、考えていたといえるかわからないが、見る方に一生懸命で、考え方たるやその程度だった。
つまり、今考えると、その時は身舎も庇部も身舎部分の床や幕板が完成する前に造られたという考え方だったのだと思う。

ところが、投入堂を詳しく知れば知るほど少し考え方は変化してきた。
投入堂の庇部下は非常に谷が深い。ちょっと強固な足場無しには建てられない感じだ。普通に考えれば一気に建てた方が圧倒的に楽だが、前回の建築方法考察時に思ったように、資材の問題や安全面を考慮したとき、前の考え方とは逆に、ある程度身舎を建築した後に、先に身舎の床を張り、邪魔にならない程度に幕板を張った後、庇部に足場を延長していき、組んだのではないかという結論に達した。

この建築手順については自信はないが、安全策を加味した場合これが最良という感じがする。

これから色々変化するかもしれないが、現在はこの考え方だ。

庇骨組

投入堂は現在では言わずと知れた「完全非公開。」只でさえ謎が多いのに、こうしたことが神秘のベールに包まれた投入堂を一層際立たせています。それはそれで良いとは思うのですが、やはり、見たい、知りたい。と、隠されれば隠されるほど欲求は高まるばかり。平成の大修理の際ごく限られた人だけ見ることはできましたが、これから先、例えチャンスはあってもそれはほんの僅かだと考えられます。見ることのできる方向も西側からだけ。ちょっと嬉しくもあり、悲しくもありです。

少しでも具体的に知ろうとした手段。CG製作。そんなことが発端です。

Kazz zzaK(+あい。)でもできるだけ実際の建築手順を考察しつつ製作を進めていきたい。

現在は、庇柱主体の骨組みから梁と桁を通していく。(今回は見栄えの為に扉写真共に柱を先に建ててみました。)


う~ん、色々な意味を含めやはり今年もう一度行かないと駄目か・・。(ポツリ・・。)





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