意外な恐怖。谷瀬の吊橋

05 20, 2018
さて、
今回の旅は京都・奈良だったんですけど、京都の方は飛雲閣と平等院鳳凰堂メインで大体こんな感じでした。
で、問題は奈良の方です。
結論から言うと、こっちは想定外の空振りに終わりました。(笑)
どこに行ったかというと、奈良の奥地にある絶景ポイント、「ナメゴ谷」ですね。
ナメゴ谷紹介→http://奈良観光.jp/namegodani/
あまり聞いたこと無いかもしれませんが、「ナメゴ谷」、谷って言えば、単なる谷なんですけど、山肌が常緑の針葉樹、尾根筋だけに広葉樹が植生された風景で、その一筋の広葉樹のラインが「天に昇る龍」のようだと昨今のSNS絶景ブームも手伝って人気となっている場所です。数年前は知る人ぞ知るポイントだったんですけど、一気にメジャー絶景スポットの仲間入りです。春と秋、見た感じだと特に桜が満開の時期がいいようです。
自分もこのスポットを2年ぐらい前に初めて知り、どうしても行きたくてチャンスを狙っており、運良く今回の流れになりました。
ただ、この場所にはひとつ問題があるんです。
それが、撮影ポイントまでの道路の冬季閉鎖。
いや、通年であれば何ら問題は無いのですが、今年は大問題でした。
三月〜四月の記録的な気温上昇による桜の早咲き。ナメゴ谷に行くまでの道路の冬季閉鎖の解除が悪い意味で重なってしまったこと。
つまり、通年であれば冬季閉鎖の解除が行われてからナメゴ谷の桜が満開になるのですが、今年は逆。満開になって散り始めた頃に、解除になるかならないかの瀬戸際だったため、「散った」「いや、まだ散ってない」とWEB上では情報が錯綜しており、かなり混乱しました。
結局、一人の方が解禁日当日の朝(道路解禁は15時)徒歩でポイントまで上がり、その様子をリアルタイムで報告してくれたため、今年は「終わってました。」と出発前日に知ることができました。(ご苦労様でした・助かりました。ありがとうございます。)
ただ、そうはいっても折角なので今後のこともあり、ロケハンも兼ねて自分の目で確かめようとして行くつもりではあったのですが、カプのトラブルもあってモチベーションはかなりのダウン。でも、どこかには行きたいと思って調べたら、前から行きたかった場所が思いの外近かったので行ってみました。
それが、ここ。
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谷瀬の吊り橋(たにぜのつりばし)
川面からの高さが54m、長さは297m、歩道用の吊り橋としては長らく日本一だった。
架橋が昭和29年と古いため、例えば前に行った現在日本一といわれる箱根西麓・三島大吊橋(三島スカイウォーク・静岡県)などとは違い、根本的な建築技術力の差がモロに出ており、渡るには見た目以上の恐怖を感じる。
DSCF8275のコピー
ちなみにこちらが三島のスカイウォーク。全長は約400m、営業は2015年から。こちらも大人気スポット。
谷瀬の吊橋は、全長約300mで最大で20人しか同時に渡れないのだから、構造的にどんなものか大体想像できるのではないかと思う。三島のスカイウォークとはまるで違う。
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実際に渡ると、これが冗談抜きで怖い。(笑)特に風が強い場合(この日は風が強かった)中央部はかなり揺れる。
自分が多少の高所恐怖症というのもあるが、今までそれなりに高い展望台などから下を眺めたりしたが、恐怖の類いはそれ程感じたことがなかった。ところが、この橋はかなり異質。途中で引き返す人がいるのがよくわかる。
では、なんでこんなにも恐怖を感じるのか?
その要因は、風による重心の揺れ。高い位置で足下が不安定ということがここまで怖いとは思わなかった。加えて、心理的に恐怖を与えているのは、踏み板の部分。
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谷瀬の吊り橋は1mもない板幅に両側が網編みのスケスケ状態で、手すりは「無い」!
いや、厳密に言えばあるんだけど、距離が遠く、ワイヤー状のもので細く、支柱が無い。サイドもグニャグニャでかなり頼りない。しかもこれを伝って歩くには、身体がかなり傾く。
これが、想像以上に怖い。(笑)だから基本的に人は手すりに頼らないで歩こうとするんだけど、なんせ橋自体に揺れが結構あることと風にあおられて更に身体が揺れるため、横から転落しそうな錯覚を覚えるのである。
DSCF8314のコピー
対して、スカイウォークなんかは、中央部がグレーチングで透けてはいるものの手すりは頑丈で身体も傾かず、ほとんど揺れない。
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手すりに当たるワイヤーの部分が低くて、揺れると落ちそうな錯覚に陥る。
DSCF8318のコピー
よって、視覚効果的な恐怖は倍増し、高さに恐怖を少しでも感じ始めると揺れも伴って景色を楽しむ余裕はほとんど無い。
もちろん、恐怖心をあおるような造りをワザとしているわけではなく、結果的にこういう造りになっているとはいえ、「吊り橋=恐怖」という昔からの構図を考えると、谷瀬の吊橋は、日本一の称号にふさわしい適度なスリルを味わえる吊り橋といえるのではないだろうか。
渡る前は調子こいてナメてかかってたんだけど、正直怖かった。(笑)
SDIM4420.jpg
この谷瀬の吊り橋は生活道路も兼ねており、住民の方は自転車で渡るそうだ。もちろん押していくと思うのだけれど・・・。
ここは、観光地ではあるものの公共交通機関でのアクセスは決して良いとはいえないため、爆発的に混んでるわけでは無いようだ。滞在時間は一時間も見ておけば良いのではないか。展望台がある。(往復一時間ぐらいのようだ。今回は時間の関係で行けなかった。)
橋の歴史を色々調べると、この地で対岸に渡る手段があまりにも不便だったため、米が10キロで約800円にも満たなかった戦後復興時に住民一軒あたり20万から30万を費用を出し、村の協力を経て800万円の総工費で建設したという橋だそうです。
にもかかわらず、現在は駐車場も橋を渡る費用も無料!これは嬉しいけど・・ちょっと申し訳ない。

ナメゴ谷の桜撮影はかなわなかったけど、おかげでかなり楽しめました。車がないとちょっと不便かもしれませんが、橋好きや怖いもの見たさで行くにはかなりおすすめ度高いです。


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