富士山が見えなくて良かった!?烏帽子山 雲見浅間神社の悲しき伝説。

06 09, 2018
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さて、
約束通り先週、西伊豆にある烏帽子山に登ってきました。
まず、何はなくとも頂上からの眺望をご覧下さい!
後でまたゆっくりとご覧致しますが、どうですか、この青さ!天気も晴天に恵まれ突き刺すような日差しです。
それにしても、伊豆の隠れダイビングスポットナンバーワンと言われるだけはあります。
久しくこれだけの綺麗な海を見ていなかったので、感動しました。
ただ、惜しむらくは・・・北側の天気。
富士山が見えてない!!しかも、やや雲が多い・・・。これだけが残念です。
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とはいえ、早速詳しいレポートをしてみましょうか。
・・・と、思ったんですが、この烏帽子山、正直結構キツいかと思ってたんですが、それほどじゃございません。(笑)
時間にして45分も歩けば、この絶景に出会えます。
まずは入口にある鳥居。すでにここからは神域です。
専用駐車場はちょっと変形ですが10台近く止められます。この鳥居の左側にあり、すぐ登れます。トイレは写真上の鳥居のすぐ横の建物。そばにあり万全です。ただし、道中トイレは一カ所もありません。鳥居のすぐ脇には杖がおいてあり、自由に使えます。(必ず返却を)
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とりあえずこんな感じの少しばかり急な階段が5分ほど続きます。
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程なく拝殿が見えてきます。お賽銭を納め、お参りしていきましょう。
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まず、最初にして最大の難所があります。それが写真の急な階段です。手摺りがあるので何とか行けそうです。
段数は数えてませんが、ゆっくり登っても15分程度じゃないでしょうか。
この階段を登り終えたらほとんど終わったも同然です。(笑)
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若干つづら折りになっている上りの道を木の根っこに気をつけながら登っていきます。途中、岩場がありますが、それ程急ではないです。ただ、サンダルなどでの登山はやめたほうがいいでしょう。ところどころ尖った木が露出しています。
最低でもスニーカーは必要ですね。
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一カ所だけ危険な場所があり、それがここです。岩場が露出しており、通る幅が少し狭い。しかも谷側に傾斜してます。
右手は岩場で掴むところも無く、左手側は谷になっており滑って落ちたら大けがは間違いないです。
ただ、横歩きまでは必要ないです。
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幅はこんなものなんですが、岩場なので落ち葉があったりすると滑ります。雨の日などは特に注意が必要です。
左手側は草に隠れてますが、滑ったらアウトです。
ここさえクリアすれば頂上は見えたも同然です。
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最後の階段を上ると雲見浅間神社が見えてきます。大体、30分から45分もあれば到着します。
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神社は扉が閉まっていますが、開け閉めすることができます。
お参りをし、展望スペースに上がってみましょう。
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遮るものが何もないっていうのは爽快です。
前々回のエントリーで見えていた展望台らしき場所、それがここです。
広さは畳2畳ぐらいのスペースで大人五人も立てばいっぱいでしょう。
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断崖絶壁、360度パノラマの景色は素晴らしいですね。
加えて、町や海などがすぐ下にあるので高度感満点です。
6月の空でここまでだと、真夏はもっと凄いことになりそうです。
この景色を独り占めってのがいいですね。
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北東側はこうなってます。神社も凄いところに建ってます。(笑)
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階段を振り返るとこんな感じ。ギリギリ感がありますね。
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そして、身を乗り出して千貫門側を見下ろします。断崖絶壁で落ちたら間違いなく死にます。高所恐怖症の自分にはキツい撮影です。(笑)
海中の反射がここだけエメラルドグリーンになってます。よく見ると、シーカヤックやってます!多分、そういうアクティビティのスポットなんだろうね。これは羨ましい。
それにしても、海が綺麗。
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雲見温泉郷の町並みが小さく・・・。
景色はかなり綺麗です。ただ、・・・ただ、一つ問題があります。
それは、です。
この日は風が弱く大丈夫でしたが、ここ、風が強い日はかなりの注意が必要だと感じます。
海風が山裾を伝ってモロに来ますから。遮るものが何も無い!多分、帽子なんかはあっという間に飛ばされます。
天気が良くても、できれば風が弱い日を選んで登った方がいいですね。
強風日は相当怖いですよ。
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千貫門ビーチも綺麗だなぁ・・。千貫門がこれだけ小さく見えるのでかなり高いところに居ることがわかります。
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上から見ると、結構遊覧船の出入りがあります。堂ヶ島付近から何コースか千貫門クルーズがでているようですが、これは是非行きたいと思いました。

それにしても、残念なのは、富士山が見えなかったこと。
表題を見て「なんで?」って思った方が居ると思います。
いや、実はですね・・・。
富士山が見えなかった方が良かったのかもしれません。

烏帽子山の神が祀られる雲見浅間神社。
一般的に全国にある浅間神社(せんげんじんじゃ)と呼ばれる神社のほとんどは富士山・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を信仰の対象としています。
ところが、この雲見浅間神社は浅間神社でありながら、その信仰の対象は違います。
そこには、こんな伝説がありました。

祭神の磐長姫尊は、富士山および富士山本宮浅間大社の祭神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の姉であり、大祗命(おおやまつみのみこと)の娘である。
姉の磐長姫尊は醜だが妃に娶ればその子は岩のような長命を授かり、一方妹の木花開耶姫命は絶世の美女だがその子の命は花のように短い、とされていた。天孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)は、葦原中国(あしはらのなかつくに、日本のこと)に降臨して木花開耶姫命に一目惚れし、大山祗命は姉の磐長姫尊も共に妃として差し出したが、瓊瓊杵命は磐長姫尊を疎んじて大山祗命の許へ返してしまった。この神話は古事記や日本書紀などにも見られるが、これを悲しんだ磐長姫尊は雲見に隠れ住み、仲良しだった姉妹も互いに憎み合うようになってしまったという。
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烏帽子山と富士山
本居宣長の『古事記伝』には、「美人の妹(富士山)に嫉妬した醜女の姉(烏帽子山)が雲見に逃れて小さな岩山に祀られ、優しい妹は姉を心配して背伸びをして捜したのでますます背が高く美しくなった」との伝説が記されている。また地元には「烏帽子山が晴れる時には富士山が雲に隠れ、逆に富士山が晴れる時には烏帽子山付近の天候が悪くなる」とか、「烏帽子山に登って富士山を誉め賛えると海中に振り落とされる」といった伝説があるため、地元の人は富士登山を忌み、また「富士」という言葉は永く禁句であったという。
 Wikipediaより

ジオパークの案内にもこんないわれが・・
「烏帽子山で富士山を褒めると怪我をするなどの言い伝えがあります・・・」と。
ですので、例え富士山がここから見えたとしても、そして、間違ってもこの展望台で富士山を眺め「綺麗だね」などとポソッっとも言ってはなりません。
大変なことになります・・・。

富士山と烏帽子山は姉妹。そして、この地に隠れ住むようになったという伝説。
妹は姉を探すため背が高くなり、富士山となった。姉は烏帽子山となり、いまここで雲見を見守っている。
こんな悲しき伝説があったとは知りませんでした。
確かに富士山は美しく、万人に愛される山ですが、烏帽子山も決して酷いわけではないです。
気高く、誇り高く、こんなにも素晴らしい景色を見せてくれる崇高な山だと感じます。
まだまだ、伊豆には色々な魅力が隠されてます。

これからもこの場に立つ参拝者を感動させて下さい。
欲を言えば、富士山が見え、それを褒めても、怪我だけはさせないであげて下さい。
ありがとうございました。
また、来ます。


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