リコーGXR VF-2

02 26, 2011
RICOH GXR + VF-2
Kazz拘りの道具の旅
VF2
アナログ世代の人間には、写真を撮影する過程において、その被写体をファインダーで確認する。ということはかなり重要なことではないのかと思う。
少なくとも自分には。

現代のデジタル全盛で普及する一般的なデジカメはその特性から撮影スタイルにも大きな変革をもたらせた。特にコンパクトデジタルカメラと呼ばれるカテゴリーのカメラの持ち合わせる特性の一端による、所謂

「覗かないで撮る。」


という撮影スタイル。
いや、正確には背面の液晶モニターで被写体の確認はしているから、一応「覗いて撮る」ということになるにはなるのだろうが、一昔前の、ファインダーを覗いて撮影する基本行為とは大きく異なる。

今回のKazz zzaK(+あい。)は、そんなカメラのファインダーに焦点を当ててみた。

RICOH GXR用 EVF(エレクトリック・ビュー・ファインダー)VF-2をエントリーしてみよう。

自分がGXRを購入した大きな理由として、オプションにEVFがあることが挙げられる。よって、もしGXRにEVFが無かったなら購入は見送っていたかもしれない。

「撮影する」と言う点においてはファインダーは必要不可欠な位置にあり、「撮影を楽しむ」と言う点ではさらに高い位置にある。それだけ、自分にとってこのファインダーが持ちうる様々な要素がカメラにおいて占める比重は高い。
GXR購入と同様に、このVF-2を購入したことにも大きな理由が2つある。
ひとつは、ビジュアル的に格好良いと思えるからだ。(笑)これは個人差によるところが大きいのであえて触れずに割愛するが、ふたつめはアナログ時代からの撮影に対する撮り方のスタンスだ。

「カメラは覗いて撮影するもの」

という長年のクセが身体に染みついている自分には、両腕を伸ばして液晶画面を見ながら撮影するということにどうにも違和感がある。好きになれない。単なる親父の懐古趣味かといわれればそれまでかも知れないが、液晶確認での撮影では、どうしても「写真を撮影している。」と言う感覚になれないからだ。
ゆえにGXRにおいても、自分は撮影するために液晶画面を使うことは殆ど無い。ファインダーで構図を確認し、撮影した画像の確認もあまりしない。大体2~3枚の撮りっぱなしだ。
これについては決して褒められたことではないが、この「確認しない」というのには大いなるいきさつがあり、以前使用していたシグマのDP1の液晶がそうした確認に耐えうる液晶のクオリティは持ち合わせていなかった、それから続く個人的なクセだ。(笑)

・・とまぁ、
こうした理由からも自分にとっては、ファインダーというのは写真を撮影するための非常に重要なアイテムなのである。当然ながら、EVFは必要な情報が写り、視野率は100%以上でなければならない。

で、VF-2だが、
VF-2はもともとはGX100系のEVF、VF-1の進化系であり、より高精細になった。大きな変更点はこの点と言えるが、残念ながらこの2つの機種に互換性はない。今のところVF-2はGXR専用だ。

VF-1を所有していなかった自分は具体的な進化について書きにくいが、以前GX200の購入を思案中にこのVF-1について詳しく調べたことがあった。当時EVFがあるデジカメ(GX100)は珍しかったので購入意欲を大きくそそられたが、このVF-1については良い印象は持っていない。液晶内表示は構図の確認や最低限の情報だけで精一杯だったと記憶している。市場ではEVFがあるだけで珍しいカメラだったので、画質などの点では例え劣っても存在自体に大きな魅力があった。ただ、結局購入するまでには至らなかった。

そして、GXRである。
現在、このGXRはやや趣は異なるが、GXの進化とGRの進化を併せ持った位置に居る。
GXR購入のいきさつについては以前のエントリーで記したので改めて書くことはしないが、このVF-2はGXRと同時購入し、現在まで特にトラブルもなく使用している。性能については概ね満足だ。

折角なので、ちょっとインプレを書いてみよう。
VF2-1
まず、個人的な感想なのでハッキリ言うが、ピントの山のピークは掴みづらい。
これは個人差かもしれないが、ピントが合っていると感じる幅が非常に広い。つまり、ピーク前後の差が感じにくく、合わせていてどこがピントの頂点だかわからない。慣れれば人によっては合わせやすいと思うかも知れないが、自分はまだそれが完全には出来ていない。誤解の無いように再度言っておくが、これは個人差によるところが大きい。では、ピントをマニュアルで合わせる場合に全く使えないか?といわれれば、答えはNOなのだが、根本的な問題として、もう少し画の立体感が欲しい。願わくばあと倍の解像度があれば、完璧に近くなるだろう。

マニュアル撮影時に有効なのは、フォーカスリングをじっくり回す際に一度背面のメニューを長押しすることだ。これにより中央部が拡大(キープ)」される。(もう一度長押しでキャンセル。2倍・4倍・8倍の設定値いずれか。これもピント確認時に変更可能。)背面液晶同様、EVF内にもこれは反映される。自分は2倍設定にしているが、かなり有効である。GXRの操作性は、こういうところも良く考えられていて、全てファインダーから目を離さないで操作ができる。
液晶内情報はファインダー内に背面液晶画面の全てを投影することが出来、文字もクリアで非常に見やすい。これについて文句を付けるところはない。

次に外観だ。これはやや声を大にして言いたいのだが、ボディとの色や質感が合っていない。マグネシウムにしろとは言わないが、もう少し高級感を出せなかったものか。多少値段は高くても良いのでトータルデザインとしてVF-2はボディやレンズとマッチングさせて欲しかった。デザインは悪くないので少し残念だ。
また、材質に起因するかもしれないが、塗装がやや弱い。剥げて下地が見えるようなことは無いが、バッグなどに入れておき乱雑に扱うとテカリが発生する。特に雑に扱ったつもりはないが、多分擦れてしまったのだろう。角がやや擦れてテカってきた。キズなどに神経質な人は注意が必要だ。自分は気にしないが。
視度調整用のダイヤルがあり凹凸も隠されていて外観の邪魔をしないよう配慮され、且つ、使用し易い位置にある。そういう意味では考えられているが、実に惜しい。あと、接眼部のゴムが固く、本来の意味を失っている。もう少しソフトなものが欲しい。全体的な大きさはデザインを含め良好だ。

そして、肝心の像の見え方・・。
本当は液晶内写真を載せたいところだが、これに関してはあまり意味がないので止めることにした。見え方や感じ方は人それぞれなので、購入予定の方には絶対に店頭での見え方のチェックをして欲しい。眼鏡を掛けていないのでケラレなどはよく分からない。

一部で言われている「液晶内が明るすぎるのではないか?」と言う点については、確かに明るいと感じるが、自分は良好に感じた。特に、暗所での確認には寧ろこの明るさが凄い有効だと言うことを再認識した。これについては、EVF内の明るさが段階調節できるようにファーム的にチューニング出来るのが一番の解決策だが、発売からかなり時間が経過しているのにそれを行わないと言うことは、それ程問題と捉えていないのか、出来ないのか、または個人の好みによるところの比率と考えるべきだろう。
GXR VF-2
ピントのピークの確認・検証して具体的にお勧めするのは、必ずマニュアルフォーカスにして、像が大ボケしているところから、ピントの山を掴めるかをフォーカス・リングをジリジリと合わせて確認して欲しい。とくにマクロ撮影時。背面のメニューの長押しで中央部拡大表示を忘れずに。
こうした点を踏まえることで、このVF-2がその人にとってピントを合わせるための道具として本当に使い物になるか、ならないか、分かるはずだ。

やや回りくどい言い方をしたが、なぜかと言うとこうしたファインダーの役割は決して「被写体を覗いて撮る。」と言う「だけ」ではないからだ。ファインダーを覗くと言うことは、副産物的に「ブレ防止」ということにも一役かっている。また、90度にチルトすることでかなりの普通の視点にはないローアングルからの撮影が有効になる。液晶が日中見にくいときなどに確認しやすい。など用途は単純に「覗いて撮る。」為だけのものではない。
人によりファインダーを求める理由は違う。それだけにここに書いたことがすべてではないが、VF-2は自分の中では及第点を与えられる「撮影を楽しくする」アイテムであるということで今回のエントリーを締めにしたい。

GXRに限らず、ファインダーを覗いて撮影するということは自分の世界に浸れる写真の醍醐味を感じます。

ユーザーとしてVF-3までとはいわずとも、少し解像度と外観素材のクオリティをアップしたVF-2.5ぐらいで良いので今後リリースして欲しい。

アクセサリーとしてはやや高い部類に入るものだが、特に「覗いて撮る。」ということに拘りをもっているGXRユーザーは使ってみてはいかがだろうか?

ところで、昨年の中国地方旅行前にA12 28mmの発売が一週間遅れた事件(笑)について。実はこのレンズに関してはまだ購入には至っていない。CP+においてのMマウントの発表などやや前進したGXRを取り巻く環境だが、何かキッカケがないと買わないだろうなぁ。
実は購入したら是非やってみたいことがある。

完全対決・徹底検証・手元の旧愛機「SIGMA DP-1」VS 新愛機「GXR A12 28mm」だ。

ベイヤーVSフォビオンの図式。ちょっと楽しそうだ。






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